友札は、自陣でくっつけるべきか、分けるべきか
友札の定義は人それぞれかもしれないが、僕は『2文字目までが同じ3字決まり以上の札』と『空札が存在せずに1字目が同じ札』を友札だと認識している。つまり、『かぜを、かぜそ』『うか、うら』は友札であるが、『たち、たれ』は通常友札ではなく、他の『た』札が全て読まれた場合に友札になるという具合だ。これはデファクトスタンダードではなく、僕の勝手な考えですので悪しからず。
で、この友札を自陣に置いておくときに、くっつけた方が良いのか分けたほうが良いのかというのが今回のテーマなのだが、結論から言うとお好きにどうぞ!ということになる。自分がやりたいようにやるのが一番です。だけど、それだと面白くないので、今回はくっつける場合と分ける場合のメリットデメリットを考えていってみようかと思います。
まず、それぞれの場合を考えていく前に僕の場合はどうしているかというと、友札はくっつけています。まぁ、定位置を全てさらしてしまっているので、興味がある方は勝手にご覧ください(2008-05-26 改めて定位置について考えてみる 参照)。ちなみに、普段はくっつけていますが、「くっつけていたら、相手に取られちゃいそうな気がするなぁ…」と弱気な場合は分けておいています(笑)
では、友札をくっつける場合と分ける場合の違いについて、色々と考えていこうと思います。
【1.くっつける場合】
くっつける場合の一番の利点は、「自陣の暗記が減る」ということだと思います。例えば、友札が5組あって全てくっつける場合は、自陣の暗記が札を20枚覚えるくらいの暗記量で済むことになる。ここでのポイントは、「自陣の暗記が楽になった分、相手陣の暗記に時間を割くことができる」ということです。「暗記が楽だー」で終わっちゃ無意味ですからね。
次に、これはメリットにもデメリットにもなり得るのだが、「くっつけることで狙いやすくなる」という事がある。得意な札や守り切る自信がある札の場合は、確実に取ることができる札となるのだが、相手に狙われやすくなり思いっきり攻められる可能性も出てくる。まぁ、狙われているのが分かっていて、それをさらに速いスピードで払うのは楽しいですけどね(笑)
【2.分ける場合】
分ける場合のメリットは、まず「相手が覚えづらくなる」ということが挙げられる。自分は定位置だから覚えづらさはさほどないかもしれないが、相手にとってはくっつけている場合よりも覚えづらくなる。
次に、友札を分けるような定位置にしておくことにより、決まり字の暗記がしやすいというメリットがあるように思える。例えば、友札をくっつける定位置の場合は「いまは」の札を自陣に置いたときに暗記が薄いと、「あれっ!?ここにある札は『いまは』だったかな?それとも『いまこ』だったかな?」という事が起こり得るが、友札を分けている場合は「ここにある札は『いま…』、あ!右側にあるから『いまは』の方だ!」というように、場所と決まり字をリンクさせてしっかりとした暗記が可能となる。
しかし、これにはデメリットもあり、決まり字変化した場合は『いま』決まりの札の定位置が2ヵ所に存在することになるので、『いま』決まりの札の定位置が1ヵ所で済む友札をくっつける方法よりも多少ややこしくなる。ただ、柔軟性という面から考えると、定位置が2ヵ所に存在することの方が有利だという考え方も出来ますね。
あ、友札を分ける場合の大きなメリットを忘れていた。分けている場合は、相手がメチャクチャ早く(本来の)決まり字前に札を取りに来ても、取られた側の逆側を払えば5割の確率で出札をキープできます。渡り手をするという考え方も浮かぶかもしれないが、それは相手の反応が遅いときに咄嗟にやることであって、必死に狙うものじゃないと思います。必死にやるくらいなら、友札をくっつけて払い飛ばした方が現実的な気がします。
【3.定位置は共札が同じ場所だが、2枚揃った場合は分ける場合】
これは、前述の2つの方法のデメリットをなくしたようなやり方ですね。ただ、メリットがなくなっている面があるので、この方法が最高だというわけではありません。
この方法の例を挙げると、普段は『いまは、いまこ』の札の定位置は右上段だけど、2枚とも自陣にあるような状態であれば、どちらか一方の札を低位置から離れた場所(逆側、もしくは上段中央あたりに浮かせる)に置くというやり方である。このとき、「相手に送ってやろう」と思っている札を本来の定位置に置いておくのが吉です。そして、相手陣にその札を送ってやったら、普段と違う場所に避難させておいた友札を、本来の定位置に戻してあげましょう。そうすると、ちょっとしたことだけれども、相手が混乱しやすくなります(笑)
以上、『友札は、自陣でくっつけるべきか分けるべきか』を書いていってみました。もちろん、ここに書いた以外の定位置、戦術、メリット、デメリットはまだまだたくさんあるでしょう。だけど、今回は思いついた代表的なものだけを書いてみました。
定位置や戦術を決めるときに、このようなことも考えてみると楽しいですよー。考えるときには単純に頭の中で考えるよりも、実際に札を並べてみて、一枚一枚ランダムに札が読まれるという状態(読みのテープを流したり、裏返しにした読み札を一枚ずつ表にしていく等)で相手の動きや自分の動きを想定しながらやってみると、さらに戦術の幅が広がるんじゃないかと思います。
かるたの練習をするときに、ただ単に試合をしているばかりじゃ飽きちゃったりするからね。たまにはこんなことを考えてみるのも面白いんじゃないかと思います。ちなみに、ここに書いたことは全部僕の主観的意見なので、正しいかどうかはしっかりと自分で考えて咀嚼してくださいね(笑)
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