競技かるたは男性と女性のどちらが強いのか?
競技かるたは、男性と女性が同じ土俵で戦える競技だ。クイーン戦や女流選手権は性別制限が設けられているが、基本的には男女一緒に大会が行われている。
では、男性と女性とではどちらが強いのでしょうか?
ということで、2008年に全日本かるた協会主催で行われた大会データ(名人戦、クイーン戦、選抜順位戦、女流を除く)から、男性と女性のデータを比較してみることにした。譲りによる勝敗は集計していません。
性別は名前の雰囲気から僕が勝手に判断しているので、正しい統計データではありません。また、なんとなく気になって調べただけで、集計方法に誤りがある可能性も大いに考えられるので、あくまでも参考程度にご覧ください。
条件に該当するデータを集計してみると、2008年の公認大会は43回行われ、延べ参加人数は2107人。異性対決は995試合行われていた。男性女性で比較してみるとこのようになった。
| 男性 | 女性 | |
|---|---|---|
| 優勝回数 | 26回(60.5%) | 17回(39.5%) |
| 参加人数 | 1289人(61.2%) | 818人(38.9%) |
| 異性対決 | 543勝(54.6%) | 452勝(45.4%) |
A級の公認大会の優勝回数は男性の方が多いが、述べ参加人数自体も男性の方が多く、その割合は比例しているようだ。異性対決を見ると、若干男性の方が勝率が高いが、思ったほどの開きは見られなかった。
今回は2008年のデータのみを使用したので、多くのデータを使用すれば違う結果が出るのかもしれません。ただ、思っていた以上に男女の差が少なく、改めて競技かるたが男女問わず一緒に行える競技なのだなと再認識しました。
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7 Comments
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面白いことを調べましたね、私も以前から興味があったことですが、とても調べてみる気にはなりませんでした。1年間だけとはいえ、貴重なデータだと思います。お疲れ様でした。
ただ、九州の大会に限れば、逆ではないかと思ったりもしています。
2008年の九州の公認大会(太宰府、宇佐、鹿児島、熊本、宗像、長崎、宮崎)で絞って調べてみると、
【優勝回数】
男4回(57.1%)、女3回(42.9%)
【参加人数】
男133人(60.7%)、女86人(39.3%)
【異性対決】
男55勝(53.4%)、女48勝(46.6%)
調査対象の大会数が少ないので、統計学的には信用できる数字ではないと思いますが、全国の統計とあまり変わりませんでした。
クイーンが高校生だった時代の九州の大会を調べたら、女性の勝率がもっと高くなっているかもしれませんね。
すごい、早い
九州の大会も同じなんですね
[...] 7.08 ID:pQ5hsAjA ちなみに百人一首に関してのソース http://www.karuta.org/wp/2009/07/31/post_2046/#related_posts [...]
これは実はさらに偏りがあります。下っ端も含めると競技人口は女子の方がかなり多いので、才能ある男子は将棋や囲碁にとられているし男性に不人気なことを考慮すると実はかなり有利だと思います。
>あ
つまり、男のほうが競技かるたに向いてないってことか
女性は何かと遠慮することが美徳と育てられるので、そういうマインドコントロールのハンデも背負った状態で、同じ土俵に立っているのだと思います。