Category:意見

第36回宗像大会CD級の部

というわけで、引率で行って来ました。ここ数年でかなり参加人数が増えている宗像大会。今年は3日間に分けて行われるということで、運営に携わる方々は大変だなと感じました。どうもお世話になりました。特に今回の大会では、うちの生徒がやらかしてしまい、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

さて、僕は今回は主にD級会場で試合を観戦していたのですが、かるたを始めたばかりであろう選手と、1年以上かるたをやっているであろう選手とが、見ていてすぐに判別できちゃいますね。まだかるたを始めたばかりの選手の構えは、『早く(速く)取るために構える』ではなく『構えるために構える』という人が多かったように思えました。特にうちの生徒ですが(笑)教えられた構えをなんとなくやっているだけで、何のためにそうやって構えているのかが分かっていないから、結局は肩から先の動きだけを使っての押さえ手頻発なんですよね。

あと、相変わらず見苦しい主張が見受けられますね。特定少数の選手ではありますが、明らかに事実と違うことを言ったり、反論された後の言い分が変わっていたりと、主張に対する考え方自体がおかしいのではと思うシーンを何度か見かけました。

個人的な見解ではありますが、『主張』という競技かるた用語を別の言葉に変えた方が良いのかもしれませんね。自分の言い分を押し通すのではなく、相手の言い分もしっかりと受け入れることが大事ですから、例えば『審議』という用語に変えてしまうと良いかなと。そうすれば、少しは選手たちの意識も変わるかなと……そんなことを妄想してしまいました(笑)

来年の名人位戦・クイーン位戦のテレビ放送はどうなるのか

大桃美代子が生放送で絶叫! 続きはtwitterで実況!? - サイゾーウーマン

というわけで、今年の名人位戦・クイーン位戦に大桃美代子さんが出演していたことについての記事です。

うちは衛星放送が見られないので観戦していないのですが、色々と最近話題になっている大桃美代子さんがゲストだと知ったときは、一瞬「えっ!?」と思ってしまいましたね。

大桃さんの話はさておき、『ちはやふる(作:末次由紀)』で競技かるたに興味を持って放送をご覧になった方は多かったのではないかと思います。ネット上での反応を見ると、「こんなに激しい競技だったのか」というような声が多く見られたのが面白かったです。

来年も多くの方に試合を観てもらいたいのですが、今年の4月からのNHK衛星放送は、「BS1」「BSプレミアム」に統合されることになっています。

NHK BSは4月から「BS1」と「BSプレミアム」の2つに -AV Watch

来年はどちらで放送されることになるのか、もしくはどちらでも放送されないのかが非常に気になるところです。どうなることやら……

個人的には、Ustreamなどで名人位戦・クイーン位戦の全試合をネット配信して欲しなと思います。せっかくの頂上決戦なのだから、最初から最後まで見届けたい人は多いはずですからね。

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競技かるたを『畳の上の格闘技』というのはどうなんだろう?

競技かるたがメディアなどに取り上げられるとき、よく『畳の上の格闘技』という言葉が用いられている。おそらく、一般的には優雅なものだと思われがちな『かるた』を、スポーツ性の高い競技だという事を強調するために使われている言葉なのだろうが、僕にはどうも合点がいかない。

そもそも、『格闘技』とはどのような意味なのだろうか?手持ちの辞書で調べてみたのだが項目がなかったので、Wikipedia先生に頼ってみることにした。以下、Wikipediaより『格闘技』の項目を抜粋。

格闘技(かくとうぎ)とは、主に自分の体での攻撃・防御を行う技術、もしくはスポーツ競技、あるいはそれを基にした興行のことである。格闘技を行う人のことを格闘家と呼ぶ。また、体技、格技、マーシャルアーツ (Martial arts) などとも呼ばれる。

狭義では、素手で組み合ったり、手足で打ち合ったりする形式の競技 (en:Hand to hand combat) のことである。

広義では戦場などにおける白兵戦や、弓道や剣道などの武術と同様の意味で使われる。また、プロレスを筆頭に競技としての格闘技をベースとした興行も格闘技に含まれる。

「格闘技」の語源は明らかではないが、「格技」から変化した、プロレスラーのアントニオ猪木が使い始めたなどの説がある。

確かに、『攻撃・防御』や『手で打ち合う』ということを行っているが、あくまでもそれは早く札を取るための結果であって目的ではない。『畳の上の格闘技』は柔道にこそ相応しい言葉ではないだろうか。

そこで、『畳の上の格闘技』に変わる新しい言葉がないかを考えてみることにした。

  • 畳の上のマインドスポーツ
  • カードスポーツ
  • 時をかけるスポーツ

すみません、良い対案が全然浮かびませんでした(涙)『格闘技』という言葉の代わりに『スポーツ』を使ってみようと思ったのですが……難しいですね。良いアイデアを募集してまーす(笑)

第31回高校選手権観戦記3【団体戦組み合わせ編】

家に帰ってきたので、ゆっくりと感想記事を書いていこうと思います。まずは、34校でのリーグ戦のやり方を紹介します。

  • 抽選は、前年度1~4位となったシード校(県)及び、同一都道府県校が同じブロックにならないことを原則とし、シード校(県)つぎに2校出場県よりクジを引き、その後、北より予選抽選を行った後、本抽選を行います。
  • リーグ戦A~Iブロックは、1回戦は(1)と(2)および(3)と(4)、2回戦は(1)と(3)および(2)と(4)、3回戦は(1)と(4)および(2)と(3)の各校により競技を行います。H・Iブロックは、1回戦は(1)と(2)、2回戦は(1)と(3)、3回戦は(2)と(3)の組み合わせで競技を行います。
  • 決勝トーナメントに進出できるのは、各ブロックの1位校です。

そして、予選リーグが終わった後の再抽選は行われず、トーナメントの左から順にA~Iが順番に並び、H・Iブロックのみが決勝トーナメント1回戦を行う形になります。

ブログにコメントをいただいて初めて気が付いたのですが……今回のシード校は、全てトーナメントの右半分に偏るという形になっていました。以前は決勝トーナメント開始前に再抽選が行われていたので問題なかったのですが、シード校がトーナメントの片方に偏るというのはおかしな話ですね。例えば、シード校は(ACEG)の4つのブロックのいずれかに振り分けるなど、再抽選を行わない場合のシード校のあり方についても決めておくべきでしたね。

また、再抽選を行わないことで、予選のブロック分けを終えた瞬間に、運の善し悪しが目に見えて分かりやすくなっていたと思います。今回は、E~Iまでの右半分のブロックに、高段位者を複数擁する高校が偏るような形となり、予選リーグでのつぶし合いが行われました。

だけど、今回の大会で配布されていた『全国高等学校小倉百人一首かるた選手権30年の歩み』で今までの大会を見ると、激戦ブロックに入ったチーム同士がまた決勝リーグで戦うようなことは過去にもあるわけで、今回の組み合わせが前例がないほど偏りすぎているわけではなさそうだった。

何はともあれ、うちの高校の立場としてみれば、去年の『暁星高校』『静岡東高校』と3校のブロックに入ることになった去年と比べると、くじ運は良かったなと思いながら団体戦に臨むのでありました。

<つづく>

『ありあけ』が突然リセットされたりしていませんか?

先日、競技かるた読み上げ機『ありあけ』が練習中にリセットされてしまったので(2009-03-01 『ありあけ』の扱いには気を付けろっ!)、製造元である(株)マウビックにメールで問い合わせをしてみました。メール内容を簡単にまとめると、

  • リセットされても、続きから読み上げる機能は出来ないのか?
  • ボタンを押したら何故かリセットされる現象がまれに発生する
  • コードに軽く触れただけでリセットされる現象が発生した
  • これらに対応する良い方法はないか?

すると、さっそく1営業日以内にメールの返信をいただきました。メールの内容は、

  • HaRD様のお名前は、顧客リストから漏れています
  • 直前までの歌を記憶する等々のリセットされてしまう事例への対応は難しい
  • ボタン操作時のリセット及び、ACアダプターの接触不良からくるリセットは改善可能
  • 送り返していただければ修理させて頂きます

との事でした。なるほど……顧客リストが存在するんですね。あ、もちろんメールをしたときには『HaRD』ではなく、自分の本名でメールをしました。

ということで、僕は直接的な顧客ではありませんので、後のことは本来の購入者に連絡をとってもらうことになりました。

もし、『ありあけ』のリセットや不具合でお困りの方がいらっしゃったら、一度連絡してみてはいかがでしょうか?ただ、どれくらいの費用がかかるのかは聞いていないので、そのあたりは各自お問い合わせください。

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和装義務の公認大会が増加中……

一瞬の勝負に漂う緊張感 京で全国かるた女流選手権(京都新聞)

女性のみが出場可能な大会である、第40回女流選手権大会の記事です。数年前までは、『和装着用をお願いする』という形で大会が行われていたと思うのだが、いつの間にか『全員が和装の着用義務』というように変更されているみたいですね。やれやれだぜ……

そして、来年2月に行われる奈良大会でも、A級は和装を義務付けるようになるようだ。相変わらず、競技かるたを和装で行わなければならないという理由には触れず、『名人戦やクイーン戦が和装だから』や『和装の大会が増えてきた』という理由で公認大会を和装義務化にしていくのは、どうにも納得がいかない。大きな発言力を持つ一部の理想によって変更されているように感じてしまう。

競技かるたが制定されて、今年で104周年ということになると思うが、確かに制定当時は和装で競技かるたが行うのが一般的であったようだ。しかし、当時は和装がポピュラーな服装だったと思うし、他に競技中に適当である服装が見つからなかったからであろう。100年前に日本で行われていたスポーツの服装を調べると、今と違って動きづらそうな格好のものが多いことが分かると思う。

他の様々なスポーツが、『自分の力を最大限に発揮するために、また快適に行うため』に機能的な服装が考え出され、進化しているにもかかわらず、何故競技かるただけが和装に固執するのかが理解できない。

大会で和装で当たり前のように出場していた明治や昭和初期は、今の競技かるたと若干ルールが違ったようだ。一番大きな点は『払い手が禁止されていたこと』。だから、当時の競技かるたの技術書を読むと、『札を取りに行くときに、畳に付いた手を一度眼前に上げ……』といった、今では考えられないような取り方が書かれている。また、和装だと生地が薄くひざを痛める危険性が高いので、多くの選手がざぶとんを下に敷いて大会に出場していたという点も今とは違う。

今では、札を早く取るために生まれた『払い手』が主流となっているので、それに伴い服装が和装から機能性に富んだ服装に変わっていくのは当然なことだと思う。そんなに和装で試合をすべきだと思っているのであれば、全日本かるた協会ではなく日本かるた院本院で活動をすれば良いのでは……?

まぁ、僕はもう公認大会に出ることはないと思うので、和装を義務化しようがしまいが直接的に関係ありませんが、和装が義務化されたことで大会に出ないという人がいないことを願う……無理な話だけど(笑)

第1回長崎大会

「第1回全国かるた長崎大会」に190人(毎日新聞)

というわけで、僕も見学に行ってきた、第1回長崎大会の記事です。掲載されている写真は、おそらく準決勝暗記時間の様子でしょうね。

結果としては、うちの生徒が7人の入賞を果たすことが出来ました。そう言えば、本人ひとりひとりに「おめでとう」という言葉はあまりかけていないような気が……まぁ、僕はツンデレだから許してください(笑)

試合内容の感想等はここでは言及しませんが、審判長から生徒たちが度々指摘を受けていた。それは、「礼が長すぎる」ということでだった。実は、礼が長すぎるという状態は、うちの高校だけでなく熊本県の高校生全体に言えることであり、それにつられてかどうかは分からないが、他県の高校でも同じような長さで礼を行っている選手が見受けられた。ちなみに、礼の長さは4,5秒くらいでしょうかね。

指摘されている様子を見た僕は、すぐに審判長のもとへ行き話を伺ってみると、「既に礼を終えている敗者に対して、勝った相手が深々と礼を下げ続けている様子は慇懃無礼。ただただ、礼が長いことが、マナーが良いということにはつながらない」という旨の説明を受けた。

その後、勝ち残っている選手たちにはすぐにこの事を告げて、礼を長くしすぎないことと、その理由や審判長の考えを説明し、次の試合から変える様に指導した。だけど……もう体に染み付いてしまっているんでしょうね。一部の生徒は、その後も今まで通り長々と礼をしていました(笑)

選手たちが礼を長々とし始めたとき、僕自身もこの例の長さに戸惑っていたのだが、周りの選手たち全員が同じように長い礼をするようになっていたので、いつの間にか違和感を感じなくなっていた。そして、礼の長さの不均衡による慇懃無礼な様に気が付いていませんでした。

現在の競技かるた界は、競技規程の改正が行われるなど、ひとつの変革の時を迎えていると思います。そんな中、競技規程や競技会規程ではっきりと明文化されていない事象に関しては、地域や人によって「何が正しいのか」という解釈が違ってくるのは仕方のないことでしょう。

今回の件に関して言えば、「礼節」についての捉え方の違いによる問題でしたが、みんなが「礼を重んじよう」という意識を持って競技に取り組めば、「競技かるたにとっての、最高の礼の形」というものが段々と出来上がってくるのではないだろうか。

それが、いつになるのかは分からない。だけど、そんな日がきっと来ると思う。

あ、最後にひとつ。B級決勝戦の終盤に、審判に付くように依頼されましたが、お引き受けすることが出来ずに申し訳ありませんでした。僕は、全日協に登録していませんからね(汗)

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2008年9月から適用の競技会規程について

さて……お次は競技会規程についてです。競技会規程では、練習ではあまり関係ないけど大会で必要になってくる知識が書かれてあります。

では、今回は競技会規程について、僕が気になった点や大事だと思った点を羅列していこうと思います。
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2008年9月から適用の競技規程細則について

2008年9月以降の公認大会で適用される新しい競技規程……ようやく見ることが出来たので、競技規程について書いていこうと思います。

まず……何で公式サイトの会員用ページじゃないと見られないの?おかしいよね。だって、DE級の公認大会でも適用されるのに、会員でない選手たちは新しい競技規程の詳細を知ることなく大会に参加しなければいけないのです。さっさと全体に公開して欲しいです。なんか気に食わない。

そんな中、『競技規程』『競技規程細則』『競技会規程』を見てみましたが、競技者たちが目を通しておくべきは、内容の薄い競技規程ではなく、解説をベースに記述された競技規程細則と競技会規程です。では、今回は競技規程細則について、僕が気になった点や大事だと思った点を羅列していこうと思います。
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県外にわざわざ練習に行くのは面倒だって!

タイトルは、数年前までの僕の考えです。今では、『県外に練習に行くのは楽しいよね』という考えに変わっています。実は、このように考えが変わったのは2年半前に宮崎に練習に行ったときでした(2006-01-15 宮崎大宮高校で練習)。結果は高校1年生に4連敗したわけですが、すごく楽しかったんですよね。

そして、とあるA級選手とお話しているときに、「『かるたの練習をしにわざわざ県外に行く』んじゃなくて『旅行に行った先で好きなかるたが出来る』って考えなきゃ」と言われて、考え方が変わりました。そうだ!なんで『かるた』だけを楽しもうとしていたんだろう!どうせなら、それ以外のことも全部楽しまなきゃ!

それから、僕が遠い場所への練習や大会に行くときには、『旅行に行くぞ、楽しみだなー。あ、旅行先でかるたの試合をやっているみたいだ。わーい、僕もやってみよー!』という意識に変わりました。だから、考えが変わった翌月にはさっそく筑女へと練習に行っています(2006-02-05 福岡で練習)。実行に移すの早っ(笑)

そろそろ高校総合文化祭の時期ですね。色んな選手たちが群馬に集結します。小倉百人一首かるた部門の代表選手として選ばれた皆さんは、ただかるたの試合をしに行くだけではなく、仲間たちと一緒に過ごす旅行を思いっきり楽しんできてください。そうすれば、そこではみんなが大好きなかるたの大会が行われているはずだから、旅行のついでに参加してきちゃいましょー!笑

高校選手権での不満8【すべては高校生のために!】

さてと……高校選手権での不満が冗長になってきたので、そろそろ終わりにしましょうかね。

今回、色々と不満を書き綴っていきましたが、実は高校生たちに対する不満はほとんどありませんでした。試合会場でうるさかったり、畳を叩きすぎて注意されるというシーンはありましたが、大学生や社会人も同様ですしね。今までに比べると、試合中のマナーや礼儀作法など、僕の目から見れば全体的に向上しているように感じました。また、会場の後片付けなどを積極的に手伝う姿などは見ていて清々しかったです。僕は団体戦で1試合ずっと見ていたのは、うちの高校を除けば、暁星、静岡東、鶴丸くらいのものでしたが、どの高校も素晴らしい試合をしていました。

高校選手権の主役は、やはり高校生たち自身だと思います。しかし、いつの間にか周りの大人たちが自分勝手な理想を押し付るようなことにはなっていませんか?高校生がかるたを楽しくやるために、周りの大人たちがしっかりとサポートしてあげ、間違ったところがあれば叱ってあげる……それで良いじゃないですか。間違っているかどうかも分からないことを、いきなり頭ごなしに怒らないでください。

審判が権力を盾にあまりにも好き勝手やっているので、これに対する抑止力が欲しいなと思いました。例えば、高校選手権終了後に各校に1部ずつアンケート用紙を配布し、そこに特定の審判に対する一定数以上のクレームがあれば、次回以降は高校選手権開催時の近江神宮立ち入り禁止……とかね。最高裁判所裁判官の国民審査の要領なんだけど、これはちょっとやりすぎかな(笑)しかし、未だに色んなことが発展途上のかるた界であるから、大会終了時(もしくは開催前)にアンケート用紙を配るのは良いことだと思うんですけどね。団体戦前日にちょっと会議を行うだけだと、それぞれの意見が集約されにくいですって。

あとは、『近江神宮じゃなくて違う場所で開催すれば?』という持論もあるんですが……これは現実的ではないから今回は詳しくは書きません。試合場所の限界と、会場によってルールが変わってしまう不平等さをなくすために、もっと大きな会場で同時に試合をして欲しいんですが……

まとめ

  • 問題は高校生たちではなく大人たち
  • 高校生たちの良いところもしっかりと見てあげましょう
  • ルールで明文化されていないことで怒るな!注意したけりゃ明文化しとけ!
  • 審判のやりたい放題状態をどうにかしなければ!
  • アンケートを実施してみてはどうだろうか?

では、8回に渡って書いてきた『高校選手権での不満』を終わらせたいと思います。また何か思いついたら続きを書きますけどね(笑)この記事が、高校選手権が抱える問題を考えてもらえるきっかけとなることを祈ります。

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高校選手権での不満7【個人戦は無言でやれだってさ】

個人戦の開会式のとき、競技場の注意として競技委員長の方から次のようなことがあった。

「味方に対する声かけはしてはいけません。ただし、自分を盛り上げるために、自分に対して声を出すのは良いです」

この言葉を聞いてホッとした。自分への声出しは禁止!とか言われたらどうしようかと思っていたから。で、いざ試合が始まってみると、試合中に声出しをしていた生徒が審判から注意を受けていた。

「周りの迷惑になるから、声は出さないでください」

えーーーーーっ!?審判!競技委員長のお言葉は完璧に無視ですか?開会式で認められ、また禁止事項とされていない行為に対して怒ってくる……もういい加減にしろよな。ただ、このようなアホな審判がいるであろう事は想定済みであったので、「どんなに納得いかないことがあっても、素直に言うことを聞いて謝っておくように」と指導しておいたので、生徒は反論せずに素直に謝って注意を聞いていたようです。競技規程に反するような悪いことは全然していないのにね!声出しがダメならダメと明記しておかなければいけないし、声が大きすぎるという理由で注意を受けてしまうのであれば、どのレベルまでが許されるのかを事前にはっきりさせておくべきだろう。

注意を受けた生徒は、束勝ちしそうな試合を負けそうになっていました。で、試合が終わって話しかけると、開口一番「あの審判め……」とつぶやいて怒っていた。審判からの声出し禁止の注意と、審判から何度も札を投げ渡される行為によって、さすがに冷静のままではいられなかったんでしょうね。すぐに次の試合が始まったので、僕は彼の気持ちを落ち着かせるような言葉をかけてあげることが出来なかった。勝ったから良かったものの、もし逆転負けしていたら、彼はあの試合をずっと悔やみ続けることになっていたかもしれない。

ちなみに、2008年7月現在の競技会規程には、『審判』の項目に次のような条項がある。

第22条 審判員は、競技者に不快の念を与える行為、進行の妨げとなる行為について注意を与える事ができる。

じゃあさ、審判が競技者に不快の念を与えるのはどうなの?周りで観戦している僕たちが審判を注意しちゃダメですかね(笑)

多分、声出しすることを咎めた審判は、高校生で自分より年下だからという理由で安易に注意できるのだろう。きっと、同じ行為を大人のA級選手がやっていたとしても注意しなかったに違いない。審判たちは、高校生たちを『ひとりの選手』として認識し、敬意を持って対応して欲しいです。

日本には、色んな競技やスポーツの高校生全国大会が存在するけれども、明文化されていないことについていきなり怒って怒鳴りつける審判なんて他にはないでしょう。高校生たちが尊敬できるような、まともな大人でいてくださいよ……

まとめ

  • 声出し禁止?そんなの聞いたことねーよ!
  • 競技委員長が認めたことを、たかが一審判が否定して良いのだろうか?
  • 競技者に不快の念を与える審判を注意する権利が欲しい……
  • 審判は、選手たちを下に見すぎている

高校選手権での不満6【審判によって違いすぎ】

団体戦決勝リーグが始まる前、他の高校の生徒たちと話しているときに、生徒同士の会話でこのようなものがあった。

*「去年、選評に『声かけが少ない』って書かれたから、今年はたくさん声かけしてるんですよ!」
*「ホント、横で聞いててうるさかったよ」
*「みんなで、『取ったよー!』って連発してたよね」
*「次も、頑張ろうねー」

その会話を聞きながら、「君たちの試合会場では、『うるさい!』と言って怒って注意する奴なんていなかったんだね」と思った。楽しそうに会話をする子たちを見ながら、うらやましいと感じてしまう自分がいた。

審判によって、また試合によって判断が違いすぎです。特に、競技規程や競技会規程に明記されていないことについての扱いが違いすぎます。ある審判はメチャクチャ激怒するのに、他の審判には何も言ってこない。ある試合では全く注意されなかったのに、次の試合では怒られる。いい加減統一しろよ!

特に、競技規程や競技会規程に明記されていないことで怒られるのが納得いかない。競技かるたが盛んに行われている地域では別に良いのかもしれないが、周りに指導者があまりいない地域の高校生たちは、先輩たちからの指導や明文化された資料を信じて練習するしかないわけです。そうやって頑張ってきた高校生たちが、大会本番まで信じてやってきたことを全否定されてしまう気持ちを考えてください!明文化されていない主観的な自分ルールを高校生たちに課すんじゃねーよ!

もちろん、高校選手権での審判の方がみんなそうだとは言いません。選手たちが自分の試合に集中できるよう、会場で騒がないように何度も注意したり、素晴らしい心遣いで対応してくれる審判たちがいらっしゃる事を知っています。だからこそ、みんながそのような素晴らしい審判でいてくれたらどんなに良いことかと思ってしまうわけです。

まとめ

  • 競技規程や競技会規程に明記されていないことを、いきなり怒って注意してくるな!
  • 注意したければ、競技規程やルールとしてしっかりと明記させること
  • 審判たちの意思を統一して欲しい
  • 会場や試合ごとに判定が違うので、選手たちが混乱してしまう恐れがある
  • だけど、素晴らしい審判たちがいることも忘れてはいけない
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高校選手権での不満5【審判が横に付くタイミング】

競技かるたをある程度やっている人であれば、大会の終盤になると横に審判が付くことがあるのは知っているだろう。しかし、どのタイミングで審判が付くべきなのか、どの位置に座って審判をすべきなのかは曖昧だと思う。もしかしたら、審判講習会などで説明はあっているのかもしれないが、競技者たちには全く情報が入っていない。

ある団体戦でのことだった。2番目と5番目で試合が続いている中、その2箇所に審判が付くことになった。「あれ?ちょっとタイミングが早くないか?」と疑問に思った。それに、同じ会場で試合をしている違うブロックの選手たちもまだ試合が続いているのに、そちらに審判が付く様子はなかった。もしかしたら、既に3勝してチームの勝利が決まっていた状態だったのかもしれないが、何か腑に落ちなかった。

2番目の試合に付いた審判は、読手に向くような形で3番目の選手の場所に座った。で、問題は次。5番目の試合に付いた審判は、読手に背を向ける形で4番目の場所に座った。いやいや……何でそこに座っちゃうの!?5番目の奥には座るスペースがちゃんと空いてるじゃん!わざわざ早いタイミングで、読手に背を向けて、他の選手たちが観戦しづらいように座る意味は全くないように思える。どう考えても、会場全体を見渡せるように読手に向くような形で座るのが正解だろう。

わざわざ4番目の位置に邪魔するような形で座った理由として考えられるのは、「声かけをさせないようにわざとやった」「遠くの方まで歩くのが面倒だった」のどちらかだろう。主観的意見だが、僕は前者のようにしか思えなかった。幾度も選手たちを罵倒してきた審判が、団体戦の列に入り込むような形で審判に付くのは、無言のプレッシャーになっていたのではないだろうか。もし、それを意識してやっていたのであれば末恐ろしいですね。

まとめ

  • 審判がどちらの方向に座るべきかをはっきりして欲しい
  • 終盤になったという理由で審判が横に付くときには、同時に会場で試合をしている全員に対して付いて欲しい
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高校選手権での不満4【声かけ禁止の団体戦】

団体戦を見ていて、本当に訳が分からなかった。審判の言うことを全て真に受けるのであれば、『団体戦では声かけ禁止』といっても過言ではないくらい厳しいものだった。

うちの高校の1回戦。声かけに関する注意は1度もなかった。ただ、その会場で試合をしていた4チームの中では1番声かけが多かったのは客観的事実として理解している。他の高校からは、相手がミスをしたときに「ラッキー!」や「ダブったぁ!」などの声出しがされていたが、特に注意されることもなく1回戦が終わった。

しかし、2回戦になるといきなり様相が変わった。序盤でいきなり審判から高校名を名指しで注意された。相手の誹謗中傷など、禁止事項に抵触して注意されたのであれば納得できるのだが、理由は「うるさい」という、競技規程や競技会規程に明記されていない主観極まりないものであり、そのまま矢継ぎ早に怒られた。「さっきから酷いよ!」「味方を見ている暇があったら自分の試合に集中しろ!」「団体戦はね、個人戦なんだよ!」だとさ。アホくせぇ!競技規程に明記されていない自分勝手な理想を、勝手に怒って押し付けるんじゃねーよ!

さらによく分からないのが、注意をするタイミング。何故1回戦の途中や2回戦が始まる前の空き時間に注意しなかったのだろうか?これは邪推になってしまうのだが、「審判ではない第3者が、審判に対して注意するように注文をつけた」「特定の高校をひいきする、もしくはつぶすためにやった」のどちらかではないかと思ってしまう。もしくは、単に性格が悪くて空気が読めない人なのか……

とにかく、その注意のあとは、うちの選手たちは明らかにしゅんとした様子であり、雰囲気が悪くて取り自体も悪くなっているのがはっきりと分かった。それを見ながら、「あー、審判の好き嫌いで特定のチームをつぶすことってできちゃうんだな」と思った。高校選手権団体戦では『威圧は禁止』と明記されているが、審判による威圧も禁止して欲しいものだ。あと、審判たちも選手宣誓で「競技規程、協議会規定に則り、正々堂々と審判の任務を遂行することを誓います」とか行って欲しいですね。好き勝手やりすぎだから。

本当はすぐさま立ち上がって抗議をしに行きたかった。しかし、そのことによって会場で試合をしている高校生たちの集中力を乱すということにはなって欲しくなかったので、じっと我慢し続けた。そして、しゅんとした状態から、少しずつ自分たちの団体戦を取り戻して戦っていく生徒たちを一生懸命応援するしかなかった。

すると、今度はまた審判が注意してきた。ある生徒が隣の生徒に対して「チャンス!」と言った。相手チームの選手がお手付きをしたのだろう。すると、すかさず審判が近くまでやってきた、「あのさぁ、『チャンス!』って味方に教えることになるから言っちゃダメでしょ!」

これはまた……初めて聞く理論ですね。つまり、隣の選手は相手がお手つきしたことに気が付いていないかもしれないから、『チャンス!』と言うことによって気付かせる可能性を排除したい……そういうことなのだろう。しかし、それを言い始めるとキリがないのではないだろうか?だって、その理論なら際どい取りのときの『ナイス!』という声かけすら、味方が札を取ったことを教える行為につながるから禁止になっちゃうんでしょ?でも、それに関しては全然注意しない……ほんと主観的な意見を押し付ける自分勝手な審判だこと。

もちろん、「審判のせいで負けてしまった」などとは言いたくないし、絶対に言うつもりはない。負けたのは、そのときの力が相手チームの方が上回っていたから……ただそれだけだ。

だけど……あんなに酷いと言いたくなっちゃうよね……だってさ……全チームに同じように厳しく注意しているのであれば分かるんだけど、うちのチームが負けた後の団体戦を見てみると、やたらと注意していた審判は全然試合を見ずにずっと居眠りしているんだよね!はぁ!?なにそれ!?あ、なるほど、そういうことですか。つまり、「うるさい」という訳の分からない理由で怒って注意してきた理由は、自分が居眠りしたいのに声かけがうるさくて眠れなかったからですね!試合中に審判が居眠りし続けるという、貴重な時間の邪魔をしてどうもすみませんでした。

まとめ

  • 何を根拠に「うるさい!」と言って怒鳴りつけたの?あんたの方がうるさいよ!
  • 審判は、自分の主観的意見を押し付けないで欲しい
  • 「団体戦は個人戦」?意味が分からないんだけど
  • 審判からの威圧も禁止にしましょう!
  • 「チャンス!」って周りから声かけするのは禁止なの?違うよね?はっきりしろよ!
  • 審判が試合中にずっと居眠りしてるんじゃねーーーー!

高校選手権での不満3【選手と外部の係わり合い】

これは、別に高校選手権に対する不満ではないのだがついでに書いておきます。あるチームの団体戦を見ているときのことだった。5番目の選手が、4番目の選手に何かを手渡していた。よく見てみると、それはいくつかの濡れタオルだった。4番目の選手は自分の分をひとつ確保すると残りを3番目の選手へと渡した。

僕はそれを見て、「なるほど……そういう手もあるのか!」と感心した。確かに、このような行為を禁止するような規定は全く明記されていませんからね。暑い中、選手たちにしっかりと集中してやってもらうために考え出された良い作戦だなと思いました。

しかし、気になったのがその濡れタオルの出所だ。次の試合で濡れタオルをチェックしてみると、試合の初めには競技場所のどこにも置かれていなかった。しかし、中盤に差し掛かった頃、そのチームと同じ高校の生徒が濡れタオルをそっと5番目に座っている選手の近くへと置いた。なるほど……そういうことだったのか!試合中に外部から渡されていたのか!

ちなみに、この行為に関しては審判から何もお咎めがありませんでした。まぁ、競技規程に何もかかれていないんだから、注意する方がおかしいと思うんだけどね。だけど、ふと思ったのが、「外部と競技者の間で物の受け渡すことは、どこまで許されるのだろう?」ということだった。

今回、濡れタオルについては審判からの注意はなかった(もしくは見て見ぬフリをした)のだが、例えば「試合のアドバイスや、札合わせについてのメモ紙」が渡された場合はどうでしょうか?多分、注意を受けちゃうよね。同じように競技規程に明記されていない行為だというのに、その場にいる審判の主観的判断で処理されちゃうわけです。競技規程が曖昧すぎるって、やっぱり嫌だなー。以前、試合中に周り置いて良いものを考えてみたのだが(2008-05-03 競技かるたの試合中に周りに置いて良いもの)、これと同じように選手と外部で受け渡しについてもルールで決めておいた方が良いのかもね。

まとめ

  • やはり、競技規程が曖昧で少なすぎるのが問題だ
  • 競技規程の不足分は、高校選手権独自のルールとして補って欲しい
  • 競技規程に明記されていないことが行われた場合、いきなり審判が注意すべきではないと思う
  • 試合中に濡れタオルを渡すってナイス作戦だよね。だけど、同じ事を他の大会でやって許されるかどうかは不明

高校選手権での不満2【みんな同時に札を並べ始めようよ】

先日の観戦記にちょこっと書いた(2008-07-26 第30回高校選手権観戦記2【団体戦編】)のだが、九州で開かれる大会の場合は、「お互いに札を25枚の札を分け合った後は、審判の号令があるまで札を表にしてはいけない」というルール(慣習)がある。大会だけではなく、普段の練習でも号令があるまでは札を並べるということをしないので、九州内でしかかるたをやったことがない人は、これが正しいかるたのルールなんだと信じているのではないだろうか。

しかし、現実は違う。むしろ、このようなことをしているのは九州だけではないだろうか?他の地域では、お互いに25枚を分け合うと各々がすぐに札を並べ始める。さて、どちらが良いのだろうか?

号令があるまで札を並べるのを待つ場合のメリットとしては、『札の組み間違い等のアクシデントがあった場合も、暗記時間に不平等が生じにくい』『選手全員が同じ暗記時間を得ることが出来る』などが挙げられる。デメリットは、ちょっとだけ時間がかかってしまうということくらいだろう。これに対し、すぐに札を並べ始める場合は……さっきの逆ですかね。時間短縮は出来るけど、公平性が失われやすい。

僕は完璧に九州の人間であるので、前者の『号令があるまで札を並べるのを待つ』というルールでやってきたし、これが良い方法だと思っているので、出来れば高校選手権でもこの慣習を取り入れて欲しいと思う。

だってさ……これを言うと色んな人から怒られそうな気がするけどさ……高校選手権では、札を100枚読むのではなくて読む札を80枚とかに意図的に減らして読んでるんでしょ?札組みが間違っているときに審判がこっそり確認しに行ったり、読手が何かの紙をチェックしながら読んでいる様子を見ると、読み札を操作しているとしか思えないんだけどね。そして、あれだけの大量の札だから、毎年変わらずに同じ札組みで試合を運営しているのだろう。だからこそ、札がちゃんと50枚あるかどうかをチェックするための時間は必要だと思う。

それに、あれだけ色んなA級選手がいるんだから、九州での『号令があるまで札を並べるのを待つ』という慣習を知っている人はたくさんいるでしょう。個人的には九州の慣習を取り入れてくれるのが一番だと思うのだが、現行のままで試合を行う場合であっても、「お互いに札を分け終わってからは、号令を待たずにすぐに並べて良いです」と大々的にアナウンスするなど、九州の高校生たちへの配慮する姿勢が欲しいですね。

まとめ

  • 九州は号令があるまで札を並べるのを待つ慣習がある、ということを理解して欲しい
  • そして、高校選手権ではそのような慣習がないことを広く知らせるべき
  • 個人的には九州の慣習は非常に良いことだと思う。競技規程としてこれを取り入れて欲しいくらいだ
  • 高校選手権では、九州での慣習を採用した方が良いと思う
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高校選手権での不満1【札は投げ渡さないで!】

さて、僕は3年連続で高校選手権を観戦してきました。その中で様々な不愉快な光景を見てきたので、色々と書いていこうと思います。それが、競技かるたを愛好するひとりの選手としての義務だと思うし、高校選手権を見ていない人たちへ現在がどのような状況なのかを伝える権利があると思うから。

ただ、今から書いていくことはあくまでも個人的見解であり、主観的な考えが多く含まれているでしょう。だから、僕の意見が正しいかどうかよりも、『教育の一環である高校選手権がこのような状態で本当に良いのか?』ということに着眼をおいて読んでいただけると幸いです。

今回はまず、『札を投げ渡す行為についての是非』について書いていこうと思います。僕の意見としては、以前も書いたように(2008-06-09 札を投げ渡すのは、礼儀としてどうなんだろう?)、札は他の選手に対して投げ渡すべきではないという意志を持っており、僕がかるたを教える場合には「札は投げて渡すんじゃない!近くにそっと置いてあげるか、直接手渡ししろ!」と強く注意しています。しかし、全国的に見ればそれは少数意見なのだなと実感させられてしまった。

思っていたよりも、競技をしている選手が札を投げ渡しているシーンを見ることは少なかった。軽く手で払って札を滑らせるようにして渡したり、ほんのちょっとだけ軽く投げ渡すといった行為くらいしか見られなかった。だが、競技かるたの有段者である大人たちが札を投げ渡している行為を見てイライラしていた。

ある団体戦のときのことだった。あるチームの監督が自分の近くまで飛んできた札を、競技者たちに向かって投げ飛ばした。そして、投げ飛ばされたその札は対戦チームの選手に当たってしまったのだ。はぁ!?何やってるの?このヘタクソが!監督が相手チームの選手にそんなことして良いわけ?故意であるなしに関係なく、すごく許せない行為でした。幸いにも札をぶつけられた当人は、それが相手チームの監督によるものだと気づいていなかったようですが、もし気づいていたとしたら精神的にかなりのダメージを負っていたのではないかと思います。僕がもし選手の立場だったら、怒りで集中できなくなっていたことでしょう。ちなみに、僕はそのシーンを見たときに怒りを抑えきれずに思わず舌打ちをしてしまいましたが、隣で観戦している人に思いっきり聞こえていたみたいです。だから、札を投げ飛ばした監督さんにも聞こえちゃったかもね。まぁ、いっか(笑)

また、審判たちがが札を投げ渡しすぎだと感じました。どこまで上から目線やねん!札を取りに行ってくれるのはありがたいのだが、その札をすぐさま競技者の方向に向かって投げ飛ばした後は、すぐにきびすを返して所定の場所へ……いや、忙しくてきついのは分かるけど、何だよその態度は。これもまた、投げるのが下手くそなもんだから、ちゃんと並んでいる札に当たって壊してしまったり、取りに来ている選手の後方に飛んでいったり……あのね、そういう行為で選手たちの精神を乱さないでくれよ。競技かるたを何年もやってるんでしょ?中立な立場であるべきの審判が、試合以外のことで一部の選手のみをイライラさせちゃダメだろーが!

それに、審判が札を投げ渡す場合は立った状態の高い位置から投げ渡すもんだから、跳ねたりして思わぬところに行ってしまったりで、競技者同士が座った上体で札を投げ渡す場合よりも危険度が増します。手元が狂って目に刺さりでもしたらどう責任を取るつもりなのでしょうか?

ちなみに、ある高校生の試合を見ているときに、払い飛ばした札を立ち上がって自分で取りに行っているのに、審判がその後方に投げ渡してしまうというシーンがあった。僕が、また下手くそな審判が投げ渡しているよ……と思いながらイライラしていると、札を取りに行っていた選手が険しい表情に変わったように見えた。ちょっとそのときの様子が気になったので、「札を投げ渡したとき、審判を睨んでなかった?」と質問すると、「いやいや……札を投げ渡してくる人は、全員睨んでましたよ!」と答えてきた。人を睨みつける行為は良くない事なので、出来ればそんな事をして欲しくはないのだが……その気持ちは良く分かるぞ!僕とおんなじじゃねーか!笑

まとめ

  • 札を大切に扱おうとする気持ちって大事なんじゃないの?
  • お互いに気持ちよくかるたができるように、札は原則手渡しで行うべき
  • 札を投げ渡されると、札を拾ってくれた相手に感謝の言葉をかけることができません
  • 札を投げ渡しているシーンを見た素人が、真似をして投げ渡してしまう(今回、そういうシーンが実際にあった)
  • 審判が札を投げ渡すんじゃねーよ!座っている相手に、立ったまま投げ渡すんじゃねーよ!
  • コントロール悪くて投げ渡すのが下手くそすぎだから、逆に試合の進行を遅らせてしまっているように感じる
  • 札を投げ渡されてイライラしても、相手を睨んだりするのは止めようね
  • 「札を絶対に投げ渡すな!」とは言わないが、高校教育の一環である高校選手権では投げ渡すべきではない!

もちろん、マナーが良くて礼儀正しい審判もいました。僕が見た札を投げ渡すような審判は少数だったのかもしれませが……あのような行為を何度も見てしまうと、すごく印象に残ってしまいます。ほとんどがボランティアで、選手たちのために貴重な休みを使って審判をしていただいている苦労は重々承知しています。しかし、審判をする方々には、単に自分の役割をこなすことだけではなく、「選手たち全員に見られている」という意識を持って行動して欲しいものです。

主張のマナー

昨日の宗像大会では、良い試合が見れた一方で、なんだかなぁ……と感じるような試合もあった。

あるA級選手同士の試合でのことだった。一方の選手がやたらと威圧するような大声で主張している。何かと思って視線を向けると、立ち上がって見下すような形で相手選手に対して主張をしていた。相手の選手は座ったままの姿勢で大声を上げることなく主張をしていたようだったが、それをことごとく否定するような反論をしていた。しかも、その内容のほとんどが状況を説明するような内容ではなく、自分が取ったことを大声で叫んでいるだけのように思えた。

そして、ようやく腰を下ろして、座って主張をするのかと思いきや、ひざを付いて伸び上がるような体勢で相手を見下ろすように主張を続けていた。見ていて非常に気分が悪かったです。年齢も競技暦も、相手選手より遥かに上なのに、大人気ないというか……マナーがなっていませんね。

そのときの主張が、どちらが正しかったのかは知りません。ただ、相手がどんなに納得できない主張をしてきた場合でも、まずはお互いに正対して座った状態で主張をすべきだと思います。あれじゃあ、威圧して無理やり勝ち取っているようにしか見えません。相手が、自分よりも年上や名の知れた選手の場合でも、同じような行動・主張をすることができるのかが甚だ疑問ですね。

僕は、主張をするときには、「いかに相手の事を信用するか」という事が非常に大事だと思っています。基本的に、審判が見ていない状態で競技を行うかるたでは、お互いの判断によって試合が進行していきます。だから、一方が大嘘つきで、反論したら「殺すぞ!」と脅してくるような相手であれば、どんなに強くても勝つことは不可能です(……ありえない話だけど)。

そういった特異性を持つ競技なので、お互いを信用していなくては競技自体が成り立たなくなってしまいます。だから、まずは相手の判断が正しいと言う前提で試合を進行し、自分の判断と食い違っている場合に主張を行い、自分と相手の判断がどのように違っていて、どちらが正しいのかを民主的に話し合いで決定する。これが、本来あるべき主張の形だと思っています。

みんなには、自分に有利な結果になる「強い主張」ではなく、真に正しい判断を行うことが出来る「上手い主張」を身に付けて欲しいですね。無理やり勝ち取る主張なんて、美しくないから嫌いです。

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かるた部は勧誘がものすごく大事

そういえば、今日は某隣県で高校選手権予選があったようだが……どうやら、某高校が初出場を果たしたみたいですね。予想はしていたけど……しっかり勝ち上がってきたか。あ、未確認情報で間違っていたらヤバイので、詳しくは書きません(笑)

で、その某隣県だが、去年の出場校の1校であるO高校は、団体戦で全国4位を果たしました。だけど、部員に先週聞いた話によると、今のところ新入部員がゼロらしい。

新入部員がいなくなって母校のかるた部がなくなってしまった僕としては、同じような想いをみんなにしてもらいたくないので、ぜひ無理矢理にでも部員を増やしてください!時期も学年も関係ありません。隙あらば、どんどん部室に引っ張り込むのだー!僕みたいに、高校2年の2学期からでもかるた部に入るヤツがいるかもしれないしね。

大きなお世話と言われるかもしれないが、これはどの高校のかるた部にとっても言えることなので、敢えて書かせてもらいました。勧誘活動を怠れば、例え何十人部員がいたとしても、3年後にはゼロという可能性もある。僕が高校のときは部員が20数人はいたはずなのだが、約5年後はゼロになっていたな……

これから、少子化で部活動の数も減少していくでしょう。部員がいなければ、マイナーな部は淘汰される運命にあります。だけど、競技かるたが素晴らしい競技だということが分かれば、きっと部活に入ってくれる人たちがたくさんいるはずです。ただ、みんなはそのことに全然気がついていないから、勧誘することによって気づかせてあげる必要があります。

みんな!競技かるたの素晴らしさを伝える伝道師となるのだっ!