和装義務の公認大会が増加中……
女性のみが出場可能な大会である、第40回女流選手権大会の記事です。数年前までは、『和装着用をお願いする』という形で大会が行われていたと思うのだが、いつの間にか『全員が和装の着用義務』というように変更されているみたいですね。やれやれだぜ……
そして、来年2月に行われる奈良大会でも、A級は和装を義務付けるようになるようだ。相変わらず、競技かるたを和装で行わなければならないという理由には触れず、『名人戦やクイーン戦が和装だから』や『和装の大会が増えてきた』という理由で公認大会を和装義務化にしていくのは、どうにも納得がいかない。大きな発言力を持つ一部の理想によって変更されているように感じてしまう。
競技かるたが制定されて、今年で104周年ということになると思うが、確かに制定当時は和装で競技かるたが行うのが一般的であったようだ。しかし、当時は和装がポピュラーな服装だったと思うし、他に競技中に適当である服装が見つからなかったからであろう。100年前に日本で行われていたスポーツの服装を調べると、今と違って動きづらそうな格好のものが多いことが分かると思う。
他の様々なスポーツが、『自分の力を最大限に発揮するために、また快適に行うため』に機能的な服装が考え出され、進化しているにもかかわらず、何故競技かるただけが和装に固執するのかが理解できない。
大会で和装で当たり前のように出場していた明治や昭和初期は、今の競技かるたと若干ルールが違ったようだ。一番大きな点は『払い手が禁止されていたこと』。だから、当時の競技かるたの技術書を読むと、『札を取りに行くときに、畳に付いた手を一度眼前に上げ……』といった、今では考えられないような取り方が書かれている。また、和装だと生地が薄くひざを痛める危険性が高いので、多くの選手がざぶとんを下に敷いて大会に出場していたという点も今とは違う。
今では、札を早く取るために生まれた『払い手』が主流となっているので、それに伴い服装が和装から機能性に富んだ服装に変わっていくのは当然なことだと思う。そんなに和装で試合をすべきだと思っているのであれば、全日本かるた協会ではなく日本かるた院本院で活動をすれば良いのでは……?
まぁ、僕はもう公認大会に出ることはないと思うので、和装を義務化しようがしまいが直接的に関係ありませんが、和装が義務化されたことで大会に出ないという人がいないことを願う……無理な話だけど(笑)
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2 Comments
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残念ながら、和装義務化の大会には出ません(^^;
奈良大会の件は、奈良県協に私と面識のある方も多いだけに、大変残念に思っています。(偉そうなこと言ってすみません)
和装をして取りたい人はそうしたらいいと思います。
でも、そうしたくない人にまで強制して、「そうしないと大会には出させない」というのはやはりおかしいのではないでしょうか。
管理人さんと同じく、服装の自由という権利を制限するには理由が弱すぎると思います。
全日協も、会員に対して、大会へのアクセス権を制限するような動きを黙認しているわけなので、考え直してほしいところです。
ご意見ありがとうございます。
確かに、和装を義務化することは、
和装を良しとする考えを実現するものでしょうけど、
同時に服装は自由であるべきという考えを、
話も聞かずに否定している行為ですからね。
大会での和装を推進している方々は、
まず自分自身や所属会の選手たちが、
服装自由な大会でも和装で出場するという動きから始めるべきでしょうね。
確かに、アクセス権の制限という面から考えても変ですよね。
極端な話になりますが、
各大会が制限事項を設けることが黙認されるようであれば、
会場の都合で参加者が多いと困るような場合に、
「参加者には、参加料5,000円を別途いただきます」
という事をして参加者を減らす行為も可能になってしまいます(笑)