僕と大山札 その4

これまで、大山札に関する思い出話を語ってきましたが、大山札をたくさん練習したからといって、それが自分の実力向上にすぐに結びつく可能性は低いと思います。かるたの実力を伸ばしていく段階では、大山札のように長い札を練習するよりも、1~3字決まりくらいの札をたくさん練習した方が良いです。

大山札をはじめとする決まり字の長い札(4~6字札)を、元の決まり字の長さ(決まり字変化前の状態)で取ることができる枚数は、一試合でどれくらいあるのかという期待値を求めると、

  • 6字札 …… 1.5回
  • 5字札 …… 0.5回
  • 4字札 …… 1.5回

これは、その試合で場にある50枚の札が全て読まれ、友札を同じ陣に置いて決まり字を短くするようなことをしない、という前提での計算結果です。この結果より、実際に4文字以上の決まり字のタイミングで取る必要がある枚数の期待値は、これらの値を合計して、一試合あたり約3.5回となります。そして、3文字以下の決まり字のタイミングで取る必要がある枚数の期待値は、一試合あたり約46.5回となります。

このように分けて考えると、3文字以下の決まり字のタイミングで取る事の方が圧倒的に多いです。だから、まだ自分が成長段階にあり、試合に勝てる選手を目指している場合は、長い札の練習はとりあえずおいといて、短い札の練習をすると良いと思います。

しかし、「全ての札を取りたい」「苦手な札をつくりたくない」「かるたを楽しみたい」という思いが強いのであれば、大山札をはじめとする長い札もたくさん練習してみましょう。僕のように、『大山札』というテーマだけで思い出話が語れるようになるかもしれませんから……

<おわり>

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