はなのいろは

先月、ちょっとした思い出話を書いてみたわけですが(2011-04-10 これやこの)、一部で好評だったようです。で、自分のバージョンを書いて欲しいという要望があったので、仕方なく書いてみようと思います。仕方なくだよ!仕方なく!笑

僕の周りのかるた関係者以外はあまり楽しめないかもしれませんが、それでも読んでみたい方はどうぞご覧ください。

2007年3月に行われた鹿児島大会。僕はこの大会を最後にして全日本かるた協会への会員登録を止め、しばらくは公認大会に出ないことにした。そして、競技かるた自体辞めてしまおうか……とも考えていた時期であった。

しかし、2ヵ月後の5月には、ひょんなことから高校かるた部のコーチをすることになり、公認大会には出ないけれども競技かるたは続けるようになった。

そして、それから更に1ヵ月後の6月に、このサイトを見てくれている子から一通のメールが届いた。本人が嫌がっていたような気がするけど、その時のメール本文を個人情報っぽい部分を省いて掲載します(笑)

こんばんわ☆+゜。
初めまして↓↓
いつも楽しみに見てます☆
私は百人一首については全く知識はないのですが、
【中略】
私も興味を持ちました
【中略】
これからも応援しているので頑張ってくださぃ♪♪

このときには、相手の性別も年齢も分かっていない状態なのですが、基本的にメールを頂いた相手には返信をしているので、お礼のメールを送ってみました。それからはケータイでメールのやりとりをしたので、以降のメール記録は残念ながら発見できなかったのですが、このような流れで話が進んでいったと記憶しています。

僕「メールありがとうございます」
※「今は熊本に住んでます」
僕「えっ!じゃあ一度かるたを見てみませんか?」
※「見てみたいです♪」
僕「じゃあ、大学の練習に連れていってあげますよ」

というわけで、仕事が終わったあとに待ち合わせをして、熊本大学の練習へと車で連れていくことになりました。車内でどんな会話をしたかはほとんど忘れてしまったのですが、ドコモダケの話をしたことは何故か覚えています(笑)

そして3年後の6月――

そのとき見学に来た子はA級選手となり、宗像大会でデビュー戦となった。そして、僕も宗像大会に出場をすることにし、3年ぶりの公認大会出場ということになった。

久しぶりのこの空気。この緊張感。大会独特の空気に包まれながら、一回戦の組み合わせを見守った。さて、僕の対戦相手は……

「な ぜ お ま え な ん だ !」

何の因果か、3年前に僕がメールで競技かるたに誘った相手が、こうやってA級の大会で目の前に座っているとはね。複雑な気分で試合をしました。

え、試合の結果はどうだったかって?……全く記憶にございません。

花の色は 移りにけりな いたづらに 我身世にふる ながめせしまに (小野小町)

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