まだまだ探す気ですか?

こんばんは、よくケータイを落としてしまうHaRDです。今回の日記はちょっと長めのお話です。

今日、道を歩いていると女の子が排水溝をのぞいていた。外見からすると、小学生の中学年といったところだろう。何をやっているのかと思って通り過ぎようとすると「あの……すみません」と声をかけられた。呼び止められるとは思っていなかったので、「へっ!?」と少しすっとんきょうな声を上げて振り返った。少女は、僕のリアクションに少し笑った後、すぐに陰りの表情でお願いをしてきた。「お金を落としちゃったんです!手伝ってください!」

あぁ……そういうことか。すぐに合点がいった。何らかの拍子に排水溝にお金を落としてしまったのだが、自分の力じゃどうしようもないからたまたま通りがかった僕に声をかけたということだろう。とりあえず「うん、いいよ」と応えて、蓋に手を添えた。蓋はコンクリートで出来たタイプのやつで、小学生のときによく溝掃除とかやらされてたなぁ……と懐かしみながら蓋を開けた。

蓋を開けると、ヘドロやお菓子の袋のゴミに紛れて500円玉が落ちていた。「あっ!あったよ!」と言って500円玉を取り出し、ティッシュで拭いて渡そうとすると、少女は「うーん……」と何か困った表情を浮かべた。「あ、ごめん。汚いよね?水で洗ってこようか?」と聞くと、「えーっと、私が落としたのは、100円だったから……」と言ってきた。

言われてみれば、500円玉は落としたばかりにしてはかなり汚れていた。正直な子だなと思いながら再び溝に視線をやると、奥の方に100円玉が落ちていた。「あっ!これだね!」と言って、今度こそティッシュで拭いて渡した。少女は笑顔で「ありがとうございました」と頭を下げてお礼をしてきた。「いやいや……」と照れながら答えていると、左手に握っている500円玉の存在を思い出した。「あ、この500円もあげるよ」と言うと、「ううん、それはお兄ちゃんにあげる」と言ってきた。

なんと心が澄んだ少女であろうか!さすがに、すぐに僕が貰うというわけにはいかないので、その後何度もあげると言ったのだが、「頑張ったんだから貰って」と言ってきた。その言葉に何も言い返せなくなってしまい、500円玉は僕が貰うことになった。そして、バイバイと元気良く手を振る少女に手を振り返しながら、ものすごく暖かい気持ちになった。もし、自分に娘ができたとしたらあんな子に育って欲しいなとか思ってしまいました(笑)

本当は、拾った500円玉は交番に届けるべきだと思うのだが、近くにある交番を知らなかったので面倒がって届けませんでした。少女に比べると僕の心は濁ってますね(汗)

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