2008年9月から適用の競技規程細則について

2008年9月以降の公認大会で適用される新しい競技規程……ようやく見ることが出来たので、競技規程について書いていこうと思います。

まず……何で公式サイトの会員用ページじゃないと見られないの?おかしいよね。だって、DE級の公認大会でも適用されるのに、会員でない選手たちは新しい競技規程の詳細を知ることなく大会に参加しなければいけないのです。さっさと全体に公開して欲しいです。なんか気に食わない。

そんな中、『競技規程』『競技規程細則』『競技会規程』を見てみましたが、競技者たちが目を通しておくべきは、内容の薄い競技規程ではなく、解説をベースに記述された競技規程細則と競技会規程です。では、今回は競技規程細則について、僕が気になった点や大事だと思った点を羅列していこうと思います。

【(競技方法)第一条 <補足> 二】
取りによって持札を減らすのが基本だが、お手つきにより、持札が増えることもある。
勝者は、必ず自己の持札を0枚とした上で競技を終了させること。特に「1-1」の場合などで送り札を行わないと、双方共自分が取ったと思ったまま競技を終了して、後から不都合が生じる場合がある。

これは以前と変わったわけではありませんが、大事なことなので書いておきます。『勝利は、自陣が0枚になったとき!』としっかりと認識しておきましょう。

【(判定)第二条 <補足>】
競技かるたでは、競技者同士が互いの動きを良く見極めると共に、信義誠実の精神に則って冷静に主張しあい、迅速に問題解決することを旨とする。

嘘を言ったり、相手を威圧してでも自分の取りにしてやろうという人は、この文章を胸に刻んで心を入れ替えてください。

【(礼)第四条 <補足> 三】
「失礼します」、「失礼しました」と言って礼をする。
礼を受ける側は、軽く頭を下げる程度でよい。

ときどき、どのような場面でどれくらい礼をすれば良いかを迷うことがありますが、礼を受ける側は軽く頭を下げる程度で良いみたいですね。もちろん、しっかりと礼をしたらダメというわけではないです。

【(持札の移動)第十条 <補足> 一】
札の移動については、競技者ははっきりと通告し、それを受けた対戦者もはっきりと返事をすることが必要である。
持札の移動の通告を怠った場合、ただちに違反無効とはしない。しかし、通告を怠る事が度重なる場合、故意による場合には審判員の判断による。
暗記時間を含め、頻繁な移動や、一度に大量の移動を行なうことは好ましくない。

『頻繁な移動や、一度に大量の移動』……うーん、曖昧だ。どの程度が頻繁や大量なのかの具体例が欲しかったですね。人によって認識が違うと思うので。

【(札の整理)第十二条 <補足>】
札は払った競技者が拾いに行くが、対戦者もできるだけ協力する。その際、他の競技者の競技線内を歩くことは厳に慎まなければならない。
散逸した札を他の競技者に渡す際には、丁寧に渡すこと。
札の整理は座って行い、あぐら、立て膝、中腰等の姿勢は慎むこと。
札を並べずにもめることは避け、先に札の整理をしてから話し合うこと。

はい、ここ重要ですよー。この補足に抵触する行為をしている方がたくさんいると思います。まず、『散逸した札を他の競技者に渡す際には、丁寧に渡すこと』とあるので、札を投げ渡してはいけないわけです。今まで色々と文句を言ってきたけど(2008-06-09 札を投げ渡すのは、礼儀としてどうなんだろう?2008-07-30 高校選手権での不満1【札は投げ渡さないで!】)、細則として明文化されることにより、札を投げ渡す行為が減ることを願います。もちろん、競技者だけでなく全員が……ね。

また、札を並べずにもめる行為はよく見かけます。僕が見かけたらいつも注意していますが、ついつい主張が先になりがちなので注意しましょう。

【(お手つき)第二十三条 <補足> 一】
出札がある陣の出札以外の札に触っても、お手つきとはしない。
対戦者が払うなどで札が動いてきて、その札がまだ競技線外に出切っていないときに有効手に触れた場合もお手つきとする。ただし、触れた有効手が
構えの段階から畳につけたままだった場合はお手つきとしない。

相手が囲い手をしたときに、決まり字前に札を触りながら札を相手の手に当て、空札だった場合は共お手にしてしまう……という作戦は、新しい競技規程でも使えるようですね。

【(共お手つき)】
第二十四条 相手との接触によりお手つきをさせられた場合は、双方共にお手つきをしたものとする。
二 相手との接触の後でも、自己の動作によってお手つきをした場合は共お手つきとしない。
三 一方の競技者がお手つきをしてまだ札に触れている状態の手に、対戦者の手が触れた場合は、共お手つきとする。ただし、手の軌道からして明らかに札に触れないと判断される場合は、この限りではない。
<補足> 一 相手との接触によって物理的に手の軌道が変わったことによりお手つきをさせられた場合をいう。
お手つきをした手が札から離れてから対戦者の手にぶつかった場合で、対戦者が札に触っていない場合は、共お手つきとならない。
二 相手との接触が原因であっても、反射的に手を動かしたことによってお手つきをした場合は、共お手つきとしない。

ややこしいので、共お手に関する第二十四条は全文引用してみました。以前は、『お手つきしている手に触れたらお手つき』だったと思いますが、『でも、相手の手がなかったらお手つきしてないよー』という場合は除外されるようになったようですね。また、接触して反射的に触ってしまった場合等、接触がお手つきのきっかけに過ぎない場合は片お手のようですね。

【(送り札の選定)第二十六条 三】
錯誤により、一枚送るべきところを二枚送ってしまった場合は、最初に送った札を有効とする。

以前は、二枚とも戻した後にやり直しが出来ましたが、今度からは最初に送った方が有効となるように変更されました。まぁ、以前の規程の場合は、札送りを間違えたけどやり直したい場合は、わざと二枚目を相手に送ってやり直す……という邪道技が出来ちゃいました(笑)

【(禁止行為)第二十七条 <補足>】
(7)団体戦等である程度の応援が認められている場合を除き、原則として応援とみなされる行為をしてはいけない。

応援がダメなのではなく、応援とみなされる行為も原則ダメなわけですね……うーん、とりあえずノーコメントで(笑)

大きく変わったところは、礼に関する具体的記述と、共お手の解釈についてでしょうか。とりあえず、ざっと読んで気が付いた点はこれくらいでした。

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