Post:2007年12月18日
競技かるたマンガを振り返ってみる【むすめふさほせ】
競技かるたマンガを振り返るシリーズ第3弾は、『むすめふさほせ』です。実績のあるマンガ家さんが競技かるたのマンガを描く!ということで、かるた界で話題となりました。
むすめふさほせ
作 おおや和美
プチコミフラワーコミックスより全1巻
プチコミック(2004年7月号、2004年12月号、2005年7月号増刊、2005年10月号)に掲載
『百人一首が大好きな女子大生・若菜(わかな)。ある日、あこがれの春日(かすが)先生から謎(なぞ)の"101号室"に呼び出された!! そこはなんと密かに春日がメンバーを集める「徳女(とくじょ)かるた会」の会室。そこで突然、"競技かるた"のメンバーに誘われた若菜は……? 雅(みやび)でスポ根!? なかるたで織りなす、ハッピーラブストーリー。 』
少女マンガテイストの競技かるたマンガです。舞台は女子大の百人一首サークルで、恋愛要素を交えながら競技かるたをやっとります。このマンガの良いところは、競技かるたに関して言えば「それはありえないだろ!」と突っ込む場所がほとんどないことですかね。特に、ルールを知ってから練習を始めるシーンでは、実はかるたが体育会系な事に驚いたり、具体的な練習方法に苦しんだりと、自分がかるたを始めたばっかりの頃を思い出させてくれますねー。
少女マンガが嫌いな人にはお勧めはしませんが、これを読めば競技かるたを全く知らない人でも、ある程度どのようなものかを理解することが出来るのではないでしょうか。
『むすめふさほせ』関連日記
[Amazon: 4091380980]競技かるたマンガを振り返ってみる【キョーギカルタの女】
競技かるたマンガを振り返るシリーズ第2弾は、『キョーギカルタの女』です。このブログでも、何度か話題に出てきたマンガです。
キョーギカルタの女
作 戸田泰成
2005年 少年シリウス 9月号
読みきり28P
熱い読みきり作品でした。競技かるたマンガというよりは、競技かるたをネタとして扱っただけのマンガと言った方が良いかもしれません。場面は、西日本代表と東日本代表が戦うクイーン戦。この時点で事実と違っているんですが、これくらいで疑問を持ってはいけません。飛ばした札が観客に突き刺さりまくって血しぶきを上げたり(そのせいで読手が途中交代)、幻覚を見せたり、爆発したり……個人的にはこういう話も好きなんですが、全日協の上層部の人たちが見たらどう思うことやら(笑)
作者の巻末コメントによると、『久々のオリジナルです。中○かるた会のみなさん、取材させてもらって有り難うございました!!』とのことなので、一応取材をして描かれてはいるようです。
ちなみに、作者の戸田泰成さんはホームページを持っており(戸田泰成/鳥莉蒸師 CONTENTS)、『キョーギカルタの女』の画像も掲載されているので、興味を持った方は見てみると良いでしょう。
『キョーギカルタの女』関連日記
競技かるたマンガを振り返ってみる【氷雨かるた】
僕が競技かるたを初めてから8年くらい経ったのかな……そのときから今に至るまで、競技かるたを題材としたマンガがいくつか発表され、その度にこのサイトで紹介してきました。そして、今回新たに競技かるたマンガ『ちはやふる
(作:末次由紀
)』が連載開始される(2007-12-17 競技かるたマンガ『ちはやぶる』連載開始!)ということで、今までどのようなマンガをこのブログで取り上げていたかを振り返っていると、ここに書いていなかったマンガがあったことを思い出した。それは、『氷雨かるた』です。
氷雨かるた
第10回ヤングジャンプ原作大賞準入選作
作 北原雅紀
画 森藤映子
2002-2-20増刊ヤングジャンプ
読みきり32P
『競技かるた――それは音速の格闘技である!勝ち続けることを宿命づけられたひとりの少女……天才かるたファイター・氷雨の戦いが今、幕を開ける!!』
ストーリー
大学生の競技かるた大会で、兄妹対決をやりましたとさ。
名言
- 奴のかるたには……心がない!
- 全試合パーフェクト勝ちで決めてこい
- 私は……ただ かるたに真剣に打ち込む人との勝負が好きなだけ
おかしいところ
- 自陣と敵陣に、お互い4段ずつ札が並んでいる
- スーツ姿で試合をしている
- 序歌が『なにはすに 咲くやこの花 冬ごもり 今や春辺と 咲くやこの花』となっている
- 『こころに』と読まれたときに、『ひとしれすこそおもひそめしか』の札を取りに行っている
このマンガが掲載されたのは2002年1月……僕がこのサイトを開設する1年半前になります。だから、このサイトで話題に上ってなかったんですよね。当時は、「競技かるたがマンガになる!」ということで、ちょっと話題になったものでした。懐かしいなー。