第28回高校選手権観戦記4【団体戦決勝リーグ編】

決勝リーグ一試合目(準々決勝)の相手は、筑紫女学園高校。オーダーを見てみると主将同士の当たりだったので、そこが勝敗の分かれ目となりそうだなと思った。試合展開は、序盤から両端の2人が負けのペースになっていて、中央の3人はあまり差がないような感じだった。その後、1人はセミダブを重ねてしまい2束負け。だけど、練習のときによく注意していた、イライラしたり、ネガティブになったりという様子は感じられずに良く頑張ったと思う。自分の姿が終わったあとも悲壮感を前面に出すことなく、チームを応援する姿が涙ぐましかった。

試合を続けているのは残り4人。序盤から負けていた子は、中盤以降に粘りを見せてなかなか負けずに頑張っていると、中央の3人もわずかではあるが全体的にリードしてきたように思えた。その後、12枚差、9枚差、8枚差で勝利を決めて、「鹿本3勝!」の声を聞いたときにはもう号泣ですよ(笑)鼻がぐずぐず鳴ってしまい、競技者に迷惑をかけないようにするのに必死だったなぁ……(汗)結局、序盤に負けていたもうひとりの子は最後まで頑張り2枚差負け。個人の記録としては負けなのだが、意味のある負けだったと思う。

決勝リーグ二試合目(準決勝)の相手は、中津南高校。この高校と対戦するときの作戦としては、勝てる見込みの少ないクイーンの場所に、自チームの勝ち頭を当てないことが挙げられる。この試合でのオーダーを見ると、主将・副将・三将のいずれもクイーンと当たらなかったので、オーダーとしては成功だろう。試合展開は、クイーンと試合をしていた子は序盤に札を取ったシーンが見られたので結構頑張れるかなとも思ったが、さすがに相手にしてやられて2束負け。直後にこっちの主将も2束で勝利を挙げ、1勝1敗の状態になった。

その後、12枚差負け(直前の試合を考えると、よく頑張ったと思う……)して、1勝2敗の状態になった。その段階で残りの2組を見てみると、1組はリードしていて1組はリードされているような状態だった。リードされていた子は、終盤に連取を続け良いムードになっていたが、最後は相手がしっかりと取り6枚差負け。勝っていた子もお手つきなどで4枚差負け。これで、対中津南高校は1勝4敗の負けとなりました。

決勝リーグ三試合目(3位決定戦)の相手は、雙葉高校。本人たちのそのときの気持ちや心情を計り知ることは出来ないが、僕には今までの試合よりも元気や勝ちに行くオーラがあまりないように見えた。色々と感想はあるが、ここで言うような事ではないので言いません。結果は1勝4敗で負けでした。お疲れ様でしたっ!

鹿本高校が3位決定戦を行っている横では、暁星高校と中津南高校による決勝戦が行われていた。対戦の当たりとしては、暁星に都合の良い当たりだったのかな?結果は、3勝2敗で中津南高校の勝利で初優勝を修めた。中津南高校の生徒たちは一様に顔をほころばせ、暁星高校の生徒たちは頭を下げ悔しさを隠せないようだった。僕は高校選手権の団体決勝戦を始めて見たのだが、競技線を隔てて明暗がはっきりと分かれている状況が非常に印象に残った。それにしても、観客っていつもこんなに多いのかな?疲れたよ……選手たちはもっときつかったんだろうけどね。

<つづく>

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