『百人一首』マクミラン氏に翻訳家協会特別賞

『百人一首』マクミラン氏に翻訳家協会特別賞(MSN産経ニュース)

第45回日本翻訳文化賞の特別賞に、『小倉百人一首』を英訳したピーター・マクミラン氏が選ばれたとの事。訳書である『One Hundred Poets, One Poem Each: A Translation of the Ogura Hyakunin Isshu』が評価されたのでしょう。

この小倉百人一首新訳本が刊行されたのは知っていたのですが、その時は特に関心がなくこのブログでは取り上げませんでしたが、実は賞を受賞するほどの出来だったようですね。出版当時の反応としては、以下のような記事があります。

The Timeless 100(英文週刊ニュース雑誌「TIME」)
外国語学部ピーター・マクミラン教授が『小倉百人一首』の新訳を出版しました(杏林大学)
新訳百人一首 いにしえの感性 英文に ピーター・マクミラン杏林大教授(MSN産経ニュース)

記事を見ていくと、実際に英訳された小倉百人一首の歌がいくつか取り上げられていたので、4首ほど紹介します。難しい英単語はないので、競技かるたをやっている高校生たちはそれぞれ何の歌の英訳なのかは分かりますよね?

For you,
I went out to the fields to pick the first Spring greens all the while on my sleeves a light snow falling.

Though I try to keep it secret,
my deep love shows in the blush on my face.
Others keep asking me Who are you thinking of?

I always thought I would give my life to meet you only once,
but now,
having spent a night with you,
I wish that I may go on living forever.

Have you changed?
I cannot read your heart.
But at least I know that here in my old home as always the plum blossom blooms with fragrance of the past.

一応歌の答えを言っておくと、上から順に「15、40、50、35」の番号の歌になっています。こうして見てみると、日本の詩の「五七五七七」のように同じリズムで英訳されているというわけではありませんが、うまく英語表現されているように感じます。

個人的には、『たちわかれ』や『ふくからに』のような、ダジャレのような歌がどのように英訳されているのかが気になります。ちょっと、100首全部の英訳を見てみたくなっちゃいました。

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1件のコメント

  1. ピーター・マクミランも、ドナルド・キーンも、
    【和歌の真髄(寓喩)】を知らない。
    花は花に非ず、春は春に非ず。

    花【君臨者】の色はうつりにけりないたづらに
    わが★御代にふるながめせし間に 小野小町

    春【天智系(春)弘文朝】過ぎて
    夏【復活倭国天武朝(夏)】来たるらし
    白妙【斯廬(しろ・新羅の古名)絶え】の
    衣干したり天の香来山【高句麗の淵蓋蘇文(大海人皇子)】
      持統太上天皇

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