上段の真ん中に札を置いていたら強そうに見える
先日、とある大学生が高校生たちの前で話していた時のセリフ。「上段の真ん中に札を置いていたら強そうに見える」……はい、よく分かります(笑)ということで、今日は『上段中央に置く札』について書いてみようと思います。
上段中央に置く札を『浮かせ札』や『浮き札』と呼びます。ただ、僕の周りでは上段中央に置くタイプの選手が少なかったので、これが一般的な呼び方なのかどうかは分かりませんが、以後の記述は『浮かせ札』で統一します。
僕が初めて浮かせ札をつくったのは、かるたを初めて数ヵ月の事だった。某先輩の影響(2008-01-23 僕と大山札 その1)で、大山札の6枚の定位置を上段中央にした。その後、『きみがため』は一字決まりになりやすかったり、空札が少なかったりという理由で定位置変更しましたが、『あさぼらけ』『わたのはら』は今でも上段中央です。
かるたを始めて1年が過ぎた頃、あまりにも一字札が取れないので、相手に気持ちよく札を取らせないように上段中央に置いてみることにした(2005-09-18 『むすめふさほせ』が嫌いな人へのアドバイス)。これは、A級になってからは止めました。でも、明らかに一字札が早い相手の場合は、取るのを諦めてここに置くことは稀にあります(笑)
A級になってからは、場にある札全体の音のバランスを気にするようになった。それまでは、基本的に終盤以外は定位置通りに札を置いていたのだが、『音のかたまり』が気になるようになった。
例えば、自陣左下段に『たま』『たか』、自陣右中段に『たき』、相手陣右上段に『たご』があったとする。すると、相手が思いっきり左下段を攻めたときに、高確率で取られてしまう気がする……そこで、『たま』を上段中央に移動させて浮かせ札にすることで、思いっきり攻められるのを防ぐようになった。
ということで、僕が浮かせ札として上段中央に置いている札は、定位置になってしまっている大山札の4枚を除けば、「相手に思いっきり攻められたくない」という理由で置いているわけです。
僕は、浮かせ札について誰かと意見を交わしたことがないので、他の選手がどのような理由で置いているかは分かりません。ただ、自分がその試合で勝つためのテクニックのひとつとして、それぞれが意識的に浮かせ札を作っているわけです。
上段中央……別に無理してこの場所に札を置く必要はないけど、置いてはいけないということもない。ただ、払うのが難しい場所で接触が多くなってしまうので、怪我にはご注意を。
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