第33回高校選手権観戦記2【予選トーナメント編】

というわけで、今年も高校選手権の感想を書いていきたいと思います。全体的な感想ではなく、僕の主観的な感想になっているので、記憶違いなどがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。

Fブロック


     小野田━┓
         ┣┓
    宮城学院━┛┃
          ┣
     中津南━┓┃
         ┃┃
      鹿本┓┣┛
        ┣┛
      木造┛

一回戦 vs木造

去年の三回戦で当たった高校と、今年も当たってしまいました。

試合が始まると、お手つきや空振りなどのミスが目立って嫌な予感……これ以上引き離されるとマズイなと思っていると、相手のミスに助けられる。そういう対戦が多かったように思えます。そんな中、なんとか抜け出すことが出来て6枚差勝利、4枚差勝利します。残っている札の状況はというと、

鹿本 - 木造

  1. 3枚 - 1枚
  2. ○4枚
  3. 1枚 - 3枚
  4. 1枚 - 3枚
  5. ○6枚

確かこんな感じだったと思います。このとき、3番目の選手は相手陣を抜いて「1枚 - 3枚」の状況にしており、札を4番目の選手の持ち札と別々に出来ているようでした。この瞬間、僕は「良かった……なんとかこの試合は勝てそうだ」と一息つきました。3番目と4番目の選手が自陣を死守すれば、いずれどちらかの札が読まれて3勝目を挙げることができるから。しかし……

『あさぼらけ……』

札が読まれた瞬間に、4番目の選手が相手陣を攻めてしまいました。そして、読まれたのは自陣の札で、相手に抜かれてしまいました。どうやら、『あさぼらけ』がまだ2枚とも場にある状況だったようです。

個人戦ならばこの状況で別れ札を攻めても問題ないと思うのですが、せっかく味方と札を違えているこの団体戦の状況だと大問題です。何故かというと、あっさり別れ札を守られたとしても持ち札を違う物にしたまま試合を継続することが出来ますが、抜かれてしまった場合は相手が持ち札を合わせるような札送りをしてきて逆転されてしまう可能性が一気に高まってしまうから……!

鹿本 - 木造

  1. 2枚 - 1枚
  2. ○4枚
  3. 1枚 - 2枚
  4. 1枚 - 2枚
  5. ○6枚

次に読まれた札は、(僕の記憶が正しければ)『わび』。読まれた瞬間に、4番目の選手が自陣を払って勝利。えっ!?相手チームは札合わせをしていなかったのか!助かった!これでまずは一回戦突破。

ちなみに、1番目と3番目の試合は運命戦になりどちらも相手陣が読まれて敗戦……薄氷の勝利でした。

二回戦 vs中津南

中津南高校は、去年3人での出場ながらベスト8入りを果たした高校であり、そのときの3人は今年も出場しています。そして、今年は無段者ながら3年生や1年生のメンバーが加わり、5人揃っての団体戦出場が出来るようになりました。

この高校に勝つためには、誰かがA級トリオを倒すことが必要不可欠です。誰が倒してくれるかと思いながら対戦組み合わせを見てみると、かなり悪い当たりになっているように感じました。段位や将順だけから判断するとそこまで悪い当たりではないはずのですが、お互いの選手の取りのスタイルや相性を考えると、うーんという感じです。

鹿本 - 中津南

  1. 四段 vs 無段
  2. 二段 vs 無段
  3. 四段 vs 四段
  4. 四段 vs 四段
  5. 三段 vs 四段

試合が進むと、3番目と4番目のA級対決ですぐに差が開き始めました。どちらもこちらが劣勢という悪い状況です。しかし、5番目の試合はあまり差が開いていないので、ここの試合の行方がポイントになるのかなと感じました。しかし、計算外だったのは2番目の試合。無段の選手なはずなのにやたらと取りが鋭いんですよね……ヤバイヤバイ。

最初に勝負がついたのは、1番目の試合で18枚差勝ち。4番目の試合はなかなか挽回できずに16枚差負け。5番目の試合は中盤以降に押し切って6枚差勝ち。3番目の試合は粘りを見せたものの4枚差負け。

2勝2敗となり、残すのは2番目の1組のみ。「1-3」で勝ってはいるものの、相手のスピードのある取りを見ていると非常に恐ろしい。どうなるかと思っていると、お手つきをしてくれて4枚差勝利。またもや薄氷の勝利でした。

三回戦 vs宮城学院

三回戦はそれぞれがのびのびと試合が出来ているように感じました。A級選手を一人擁するチームなので、1敗は仕方が無いかと思っていたのですが、2年の子が束勝ちしたのは凄いなと思いました。

「○15、○10、○19、○22、○19」で5勝を挙げて決勝トーナメント進出!

<つづく>

5 Comments

  1. 1回戦の件については、試合後、某高校かるた界の大御所が私に同じ事を言われました。
    私は、札の字が見えないので、どのような展開になっているのかはつかめていませんでしたが、さすがに「札合わせはしているだろう」と思って見ておりましたが。

    結局双方のチームがミスをしてしまい、後でやった分、相手チームが敗北することになってしまったようです。

    天下の大御所と全く同じ指摘。いやはや、恐れ入りましたよ、たいぞーさん!

  2. 僕にも札の字は見えていなかったので、それぞれの選手の視線や動きを見ていての推測になります。
    で、次の試合でも同じ過ちをしたらマズイなと思ったので、試合が終わった直後(先生が大御所の方とお話をする前)に本人には指摘をしていました。
    凡ミスではなくセオリーを知らなかったようなので、今年は団体戦の戦術を教え込む機会が少なかったのかなと反省しましたね。
    後悔ではなく反省で済んで良かったです……

  3. 似たような展開のケースを想定して、直前の練習会では実践していたのですが・・・。身についていなかったことは反省点。

    とともに、あのトリオはあの日(緊張のあまりか)絶不調でしたね。
    他チームの関係者が見ると、泣いて喜ぶような書き込みをしていますが、
    B級メンバーに比べると、明らかに精彩を欠いていました。

    日頃の力が発揮できれば、福島では、もっともっと暴れてくれることでしょう!
    (異論はあるかもしれませんが)うちには、A級が実質5人いると私は思っていますからね。

    それでも、くじ運を大切にしたい。くじ運は大きいです!

  4. 久しぶりの書き込みです。
    私も鹿口先生の言うとおり今年はくじ運が…。他競合高より1試合多いわ、しょっぱなから格下だがあなどれない対戦相手だわ速報でブログであげられた文章を見て思わず「なんじゃこれは」と思ってしまいました。内容も観戦記をよんで本当に紙一重!選手たちも観戦している生徒・保護者の皆様も命の縮む思いだったでしょう。でも勝ったもん勝ちです。とりあえず速報メールありがとう管理人氏!

  5. どういたしまして。
    あまりメールをする余裕がなかったので、すぐに状況をお伝えできずに申し訳なかったです。

    お礼として今度ご飯でもおごってください(笑)

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