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第30回高校選手権観戦記3【団体戦決勝リーグ編】
うちのチームは、3チームが戦うIブロックで1,2試合目を連敗してしまったのでこの時点で敗戦決定。明日の個人戦に備えて、旅館へと帰ることになりました。しかし、僕はいくつか確認しておきたいこと等があったので、ひとり会場に残って試合を見ることにしてみました。
そして、会場の外でとある選手と話しているときに、「試合中に怪我をしたんですよ!」という話になったので利き手である右手の指を見ていると……指が紫色になって腫れ上がっているじゃないかー!!僕が約4ヵ月前に右手中指を怪我したとき(2008-03-20 色んな意味でボロボロな試合だった)と同じような症状だった。しかし、その子はそんな状態であっても右手で試合をしていたので、「湿布を巻いて試合をした方が良いんじゃ……あ!僕は湿布を持ち歩いているから、それをあげるよ」と勧めたのだが、「試合が終わった後で」と、湿布を巻いて試合をするという提案は却下されてしまった。
僕は準々決勝が行われている途中で旅館に帰ることにしたので、共通の知り合いに湿布を渡すように頼んでから帰った。その後、病院に行ったらしいが……早く怪我が良くなりますようにっ!
旅館に帰って夕飯を食べていると、団体戦結果の情報のメールが届いた。僕は結果を見て驚いた。単に優勝校の力を甘く見ていたと言うわけではなく、様々な理由から驚きました。
優勝
暁星(東京)
準優勝
富士(静岡)
3位
膳所(滋賀)
4位
前橋(群馬)
1年生主体のチームである暁星高校が優勝……来年、再来年が恐ろしいですな。2年前に準優勝したときとは全く様相の違った団体戦(※準々決勝以降は見ていないけど、それまでの試合を見ての感想)を行っての優勝でした。優勝おめでとうございます!
<つづく>
第30回高校選手権観戦記2【団体戦編】
「真っ赤な誓いーーー!」
すみません、とりあえず叫んでみました(笑)Iブロックの鹿本、静岡東、暁星の3校はユニフォームの色が全部赤!では、今日の試合の感想を書いていきます。
vs暁星戦
お互いに並んで札を分け終わった瞬間、僕は「しまった!」と思った。ここは関西……九州と違って、「札を分けた後は、審判の号令があるまで札を表にしてはいけない」というルールがないんだった!相手が次々と札を並べている姿に気が付き、周りを確認した後に札を並べ始めた生徒を見ながら、「ごめん、言い忘れていた!」と心の中で呟いた。
試合が始まって、まず気が付いたのは、相手チームの礼の長さだった。うちの生徒たちは、かなり礼を長くしている子達ばかりなのだが、それよりも明らかに長い。5秒くらい低頭しているんじゃないかな……ちょっと焦りました。
そして、試合の雰囲気は、2年前に準優勝したときとかなり違っていました。声かけは隣に軽く話しかける程度で、それでいて要所でのみビシッっと声を出す……そんな感じに思えました。メンバーの大半が1年生になったことで、団体戦のスタイル自体も変わったんでしょうね。
試合内容は……今日はちょっと書くのをやめておきます。後日にでもまた書きます。ただ、「悪い内容の試合をしたやつなんて一人もいない!みんな主役になれたぞ!」とだけ言っておきます。結果は「1-4」で負けてしまいました。
vs静岡東戦
この試合でも……純粋な試合以外で思うところはいろいろとありましたが、今日のところは書かないでおきます。生徒たちはよく頑張ってくれたと思いますよ。相手の勝ち星が増えていく中で、「もう自分たちが勝ち上がる可能性がない!」と分かった瞬間もあったでしょう。だけれども、しっかりと最後まで自分の試合をしてくれて嬉しかったです。結果は「2-3」で負けでした。
試合を見ていると、自然と涙が出てきてしまった。負けて悔しいからではない。今のメンバーでの君たちの団体戦をもう見ることができない……そう思うだけで涙が止まらなかった。まだ、明日も試合があるから「お疲れ様」なんてセリフはまだ早いよね。だけど、これだけは言わせてください。今までみんなで頑張って築き上げてきた団体戦。それをこの近江の舞台で見せていただきありがとうございました!
ちなみに、僕は準々決勝の途中で会場を跡にしたので結果は知りません。さて、今年はどこが優勝するのでしょうか!?
<つづく>
第30回高校選手権観戦記1【抽選編】
さて、今年の高校選手権団体戦がどのような組み合わせで行われるかが気になっている方も多いと思うので、今年の組み合わせを掲載します。
今年は、34チームという過去最大の参加数となっているため、9ブロックに分けて予選が行われます。去年まではなんとか32チーム以下のエントリーで収まっていたので、8ブロックに分けられて各ブロックの1位同士が決められた後に再度トーナメントを抽選……という形式でしたが、今年は、「A1位vsB1位」というように、、予選リーグが終わった後の組み合わせまでトーナメント形式で決まってます。
では、気になる組み合わせはというと……
Aブロック
暁(三重)、開明(大阪)、畝傍(奈良)、中津南(大分)
Bブロック
宇都宮(栃木)、木造(青森)、富士(静岡)、洛南(京都)
Cブロック
宮崎大宮(宮崎)、宇和島東(愛媛)、広島大学附属福山(広島)、益田(島根)
Dブロック
諏訪清陵(長野)、宮城学院(宮城)、前橋(群馬)、妻(宮崎)
Eブロック
膳所(滋賀)、五島(長崎)、茨城(茨城)、一関第一(岩手)
Fブロック
藤沢西(神奈川)、筑紫女学園(福岡)、米子南(鳥取)、城東(徳島)
Gブロック
安積黎明(福島)、玉野光南(岡山)、篠山鳳鳴(兵庫)、三国(福井)
Hブロック
七尾(石川)、鶴丸(鹿児島)、春日部女子(埼玉)
Iブロック
鹿本(熊本)、暁星(東京)、静岡東(静岡)
いやー、面白い組み合わせだな(笑)熱心な監督たちが、同じブロックにひしめき合ったりしてますね。
ちなみに、去年はこんな感じの組み合わせ(2007-07-20 第29回高校選手権観戦記1【出発編】)だったんですね……懐かしい。ドキドキ、ワクワク。
<つづく>
第29回高校選手権観戦記6【感想編】
いろんな人のいろんな想いが交錯したこの大会。今年も楽しく観戦させてもらいました。総合文化祭に参加する人を除けば3年生たちももう引退……そう思うだけで自然と泣けてきましたね。毎年、ようやくみんなと仲良くなってこれたかなー、という頃に引退になっちゃうんだよね……まぁ、しょうがないんだけど。
これから高校生は夏休み。1,2年生は、課外はあると思うけど普段よりもたくさん練習できると思います。僕が高校の頃は、高温多湿のクーラーのないプレハブ小屋で、汗ダラダラの中練習をしていました。扇風機はあったものの、試合中は当然のごとく電源を切って試合。1日で体重が目に見えて減っていましたね。別に、こういった練習をやれというわけじゃないけど、自分に厳しく必死で練習すれば、この時期で一気に強くなると思います。かるたに勉学に遊びに……何事にも一生懸命頑張るのだー!
<おしまい>
第29回高校選手権観戦記5【運命戦編】
さて、今回の高校選手権団体戦。2勝2敗の状態から運命戦という試合が多かったように思える。決勝戦も2勝2敗で運命戦という状況になったらしいしね。では、どれくらいの確率でこのような現象が起こるのかを高校レベルの数学で求めてみたいと思います。ただし、対戦する選手同士に実力にあまり差がないものと仮定します。そうしないと計算できないから(汗)
ある一組の試合が運命戦になる確率をpとおくと、運命戦以外で勝利する確率は{(1 - p) / 2}、運命戦以外で敗戦する確率は{(1 - p) / 2}となる。よって、求める確率は、
p × {(1 - p) / 2}2 × {(1 - p) / 2}2 × {5! / (2! × 2!)}
= (15 / 8) × p × (p - 1)4
となるような気がします。合っている自身は全然ないけどね(汗)そして、実力にあまり差がないもの同士が個人戦を行ったときに運命戦になる確率は、経験上10%くらいだと思うので、『p=0.1』をこの式に代入すると、『0.1230……』という答えが導き出された。ということは、個人戦で運命戦になる確率よりも高いのか……意外な気がするけど、個人戦の試合組数よりも団体戦のチームとしての試合組数の方が、試行回数や会場で同時に行える数が少ないので、単にそう感じちゃうだけかもしれません。
<つづく>
第29回高校選手権観戦記4【帰宅編】
今年は、去年と違って個人戦の翌日に観光をして帰った。観光をした場所のいくつかは、どうやら僕が高校3年生のときに観光をした場所も含まれていたようで、この場所で写真を撮ったなぁ……と微かな記憶がよみがえってきた。正直、当時はそんなにかるたや百人一首に興味がなかったので、あまり記憶に残っていないんだろうね(笑)
僕は、普段お土産をほとんど買わないのだが、今回ばかりは会社にちゃんとお土産を買っていきました。勝ったのは漬物セットと八橋。月並みなお土産だが、別にサプライズはいらないだろうからこれで良し。
今年は、何もハプニングがなく無事に家に帰り着きましたとさ。
<つづく>
第29回高校選手権観戦記3【個人戦編】
気を取り直して個人戦。どこかの会場でずっと見るのではなく、色んな選手を見るために会場を周りながら見ていた。会場がこれだけ多い中での大会。役員の皆さんはとても大変そうでした。
それにしても……ちょっと審判がピリピリし過ぎている気がする。試合進行のためにしっかりしていない選手に注意するのは分かるのだが、どうも注意の仕方がきつい審判が毎年多いように思える。高校生限定の大会だから、試合をしている人の中に自分よりも偉い人がいなくて気楽に注意できるのかもしれない。僕が審判のどういった発言に疑問を思ったのか……ここで書いてしまうと、その人物が特定されてしまう可能性があるので例は挙げませんが、競技規程等に全く書かれていない勝手な私見を、選手たちに向かって叫んで注意するのは止めて欲しいなと思いました。あと、選手に札を投げて渡すのもやめて欲しいです……
個人戦の結果としては、一人がC級4位入賞しただけに終わった。ちょっと寂しい気もするけど、勝ち負けはどうでも良いです。自分の力を発揮できて負けたのであれば、それで良し。杭が残るような試合をしてしまった人もいるかもしれないけど、それもひとつの良い経験だと思って気持ちを引きずらないように!高校選手権という舞台での試合は、きっと君たちのかるた上達のための良い経験、そして人生の糧となることでしょう。お疲れ様でしたっ!
<つづく>
第29回高校選手権観戦記2【団体戦編】
今年もやってきたんだな……近江神宮勧学館を見上げながらそ思った。何度となく上ってきたこの坂道。僕が高校のときに、どんな気持ちで上ってきたかぜんぜん覚えてないや。今年は、天候があまり良くなかったので開会式は勧学館の1階で行われた。熱気ムンムンですわ。そして、団体戦が始まった。
一試合目 vs泉ヶ丘高校
一試合目、試合前開始に気づいたことが2つあった。ひとつは、最近全日本かるた協会が『礼をしっかりしよう』という事を声を上げていっているにもかかわらず適当な礼をしている選手が多いことだった。まぁ、これから少しずつ全体のマナーが良くなっていってくれれば良いんだけどね。もうひとつは、「並べ始めてください」の指示がなく各選手が札を並べ始めたこと。九州の方では、札を並べ始めて良いという指示があるまで表向きにしてはいけないという暗黙のルールがあるのだが、全国的にそうなっているわけではない。一試合目は九州同士の対戦だったため、他のチームたちがたくさん札を並べる中、ここの対戦組み合わせだけが誰も札を並べていないという状態になっていた。ちなみに、今年の総合文化祭では「札は指示により全員同時に並べ始める」と明記されている。高校選手権でもこのようにして欲しいものだ。
さて、試合が始まると「みんな調子良さそうだな」と思った。だけど、それは一瞬だった。反応が良すぎるのか全国大会独特の雰囲気にやられているのかは分からないが、とにかくお手つきが多い。他のところはあまりお手つきしていないのに、うちのチームだけ同時に2,3人お手つきしているシーンを度々見かけた。しかし、短い札は5人全員が札を取ったりと面白い試合をしていた。
そして、最後は2勝2敗の状態で運命戦。正直、僕は嫌な予感がしてたまらなかった。試合の流れや札の出具合からして、こっちの陣の札が読まれる気が全くしなかったからだ。どうなることかとドキドキしながら見守っていると、出たのは相手陣!しかし、それを見事に抜いて薄氷の勝利。見ていて疲れる試合でした。
二試合目 vs米子南高校
二試合目が始まる前、三試合目の対戦相手である鶴丸高校のOBが応援に来ていたので、声をかけた。すると、「それどこれじゃないです。負けました」との返事に驚いた。決して、米子南を甘く見ていてわけではないのだが、鶴丸の実力を知っているだけに強敵なんだろうなと思った。
試合が始まると、前半は先ほどの試合のようなお手つき連発は見られず、全体的にみんな札を取れているようだったので、少し安心して一度会場の外に出た。きつかったので、風邪薬を飲んでのんびり休んだあと、中盤頃にまた戻ってくると……「あれ、負けてる!?」場にある札や雰囲気を見ると、勝っている選手たちはいるもののチーム全体としては負けているような感じだった。そして、この試合でも2勝2敗の状態で運命戦になってしまった。しかも一試合目と同じ選手。なかなか、出札が読まれずみんなが注目する中、読まれた札は……相手陣!流石に今度は相手陣を抜くことができず敗戦……
三試合目 vs鶴丸高校
この試合では、1勝1敗チーム同士の対戦となった。つまり、決勝リーグに進むためには、お互いに『米子南が敗戦、自分チーム勝利、勝利数が米子南を上回る(もしくは同勝利数で主将ポイントが上回る)』という条件を課されていた。
とにかく、祈るしかなかった。本来ならば自チームをしっかりと応援するのみなのかもしれないが、どうしても泉ヶ丘vs米子南の試合が気になって仕方がない。この試合では3人がタバ勝ちしてチームの勝利が確定。後は、さらに勝利数を重ねる事を願ったのだが3勝に終わった。一方、米子南は泉ヶ丘に2勝3敗で敗戦。勝利数では並んだものの、主将ポイントで負けてしまい、決勝リーグには進むことができなかった。今年の団体戦はこれでおしまい……か……
<つづく>
第29回高校選手権観戦記1【出発編】
今年も高校選手権を見に行ってきたので、また感想を色々と書こうと思います。ちなみに去年の日記はこんな感じでした。
【参考リンク】
高校選手権観戦記(1【出発編】・2【団体戦開始前編】・3【団体戦予選リーグ編】・4【団体戦決勝リーグ編】・5【個人戦編】・6【帰宅編】・7【感想編】)
では、まずは今年も高校選手権の出発編から書いていきます。
高校選手権熊本予選が終わり、鹿本高校が代表校に選ばれたとき、僕は近江神宮へと行くことを決意した。数ヵ月前までは、もう近江神宮へ応援に行くことはないだろう……と思っていたのだが、コーチになったことだし、練習を重ねていくごとにみんなの集大成を見届けたい気持ちが高まっていたので、去年のようにツアーを申し込んで試合を見に行くことに決めた。コーチになったからといって、交通費や宿泊費が出たりするわけじゃないんで自腹です(笑)
そして高校選手権団体戦前日、京都に着いて自分の宿泊先に荷物を置いた後、鹿本高校のみんなが泊まっている宿へと向かった。そこで、最後の練習ということで払いの練習や団体戦の練習が行われていたのだが、みんなの練習の様子を見て、「僕が言うことは何もないな……」と思った。この判断が正しいかどうかはさておき、僕には生徒たち自身がどう練習すべきか、どういう団体戦をすべきかをちゃんと理解しているように見えたので、言いたいことは色々あったけど、本人たちにわずかでも心に戸惑いを生じさせたくなかった。ホント、頼りないコーチですみません。
で、練習が終わった後は自由時間になり暇になったので、今回高校選手権初出場である長崎五島高校の宿泊先にお邪魔してみた。この高校の子たちとは僕のサイトに書き込みをしてくれたことがきっかけで知り合ったのだが、連絡してみると宿泊先で練習中とのことだったので行ってみることにした。
宿泊先についてドアを開けると「2分前です」の声。入ったらまず挨拶をして自己紹介でもしようかと思っていたのだが、練習の邪魔になるのでおとなしく試合を見ておこうかな……と思っていると、「すみません、読みをしてもらって良いですか?」とお願いされたので、つたない読みをしながらみんなの取りを見てみることにした。見ていると、楽しそうに練習をしている姿が印象に残ったのだが、普段指導者がいない状況で練習しているので、ちょっとおかしいなと感じたことや、高校選手権で心がけておくべきことを少しお話しておいた。あ、もちろんそのときに自己紹介とかもちゃんとしておきました(笑)それから、ちょっとだけ払いの練習や雑談などをしていると、顧問の先生が抽選会を終えて帰ってこられた。団体戦の組み合わせの表を持っていらっしゃったので、「同じパートになっていなければ良いけど……」と不安に思いつつ表を見ると、組み合わせはこのようになっていた。
【Aパート】
城東、一関第一、宇和島東、洛南
【Bパート】
宮崎大宮、宮城学院、金沢二水、五島
【Cパート】
三国、富士、前橋、梅花
【Dパート】
鹿本、都城泉ヶ丘、米子南、鶴丸
【Eパート】
玉野光南、木造、東大寺学園、膳所
【Fパート】
静岡東、益田、筑紫女学園、呉三津田
【Gパート】
星野、暁星、龍野、水戸第二
【Hパート】
宇都宮、中津南、藤沢西
うーん……Dパートに九州が集まってしまったか。なんか嫌な感じだなと思った。まぁ、お互い様なんだろうけどね。今年はどんな団体戦を見れるのか、気体と不安を抱きながら眠りにつくのであった。
<つづく>
第28回高校選手権観戦記7【感想編】
7回にわたって書いてきた高校選手権観戦記もそろそろ終わりにしようと思います。最後は、高校選手権を見ての全体的な感想です。
まず、試合を見て思ったのが「声かけのマナーや、試合中のマナーが悪い選手が(僕の予想以上に)多すぎる」ということだった。声かけについては、団体戦の試合を観戦していた方たちなら知っているだろうが、再三審判から注意がされていた。一番多く注意されたのが、何度も「チャンス」と声かけをすることに対してだった。審判からは「相手のミスを喜んでみんなで威圧するような声かけをするのではなく、自分の試合に集中しろ」というニュアンスの注意がなされた。「チャンス」という声かけについては以前日記に書いた(2006-05-10 「ラッキー」と「チャンス」)のだが、僕も審判の意見に賛成ですね。個人的には、1回のお手つきに対して1,2回「チャンス」と言うのはあまり何も感じないのだが、5,6回も「チャンス」と言うのは見ていて「なんだかなぁ……」という気分になった。
試合中のマナーについては、中腰・立てひざ・立ち上がって札を暗記を続けている選手が多く見受けられた。熊本でそういうことをしている選手がいたら絶対注意するんだけどね。また、手の上げ方が下手な選手も多すぎ。読手と反対側の手を真横に上げても見えないって!最後に極めつけは、主張で嘘をつく選手。主張を聞いていると、明らかに最初に言っていたのと最後に言っている内容が違っている……本当にそういう行為は止めて欲しいです。
今回の高校選手権では、クイーンの取りを見て何かを学ぼうとした選手も多かったと思う。しかし、クイーン自身は前述のようなマナーはしっかり出来ている上で強くなっているのだ。高校生たちは彼女の取りを見て学ぶ前に、まずはしっかりとしたマナーを見習って欲しいものだ。
<おしまい>
第28回高校選手権観戦記6【帰宅編】
僕は、京都から博多までを最終の新幹線、博多から熊本までを最終の特急で帰るという日程を組んでいた。で、新幹線に乗ってゆっくりくつろいでいると、Club 岡部広子氏から大雨のため列車が止まっているとのメールが入った。九州の天気が雨だということは知っていたので、今日は仕方なくネットカフェ等で博多に一泊するか……と予定をたてた。
博多駅に着き、構内の電光掲示板を見てみると、案の定僕が乗る予定の列車は表示されていない。仕方がないので改札を出るときに尋ねてみると「申し訳ございません。本日は大雨のため運休いたしましたので、明日の指定席券に振り替えさせていただきます。ホテルもご用意させていただくので、窓口で受付を行ってください」との事。言われた通りに窓口に行くと、ホテルはJR側で料金を支払ってくれるようだった。これはラッキー♪
僕と同じくホテルに泊まることになった人は2,30人いて、係員の案内で近くのビジネスホテルへと案内され、住所と名前を書いてホテルに泊まることが出来た。そういえば、チェックインからチェックアウトまでの間、自分が乗り遅れたことを証明する切符の提示は求められなかったなぁ……関係ない人がこっそり紛れ込んで宿泊しても、無料で泊まれたんじゃないかなぁ……(笑)
そんな感じで、博多のビジネスホテルに一泊。朝起きると天気は小雨で、列車も復旧していたようだった。福岡で遊んで帰ろうかとも思ったが、疲れがたまっていたのでさっさと熊本に帰ることにした。これで、ようやく僕の旅もおしまい☆だけど、観戦記はもう少しだけ続きます。
<つづく>
第28回高校選手権観戦記5【個人戦編】
高校選手権2日目は個人戦。前日フルで全ての試合を見た団体戦と違い、会場をうろちょろしたり選手たちと話していることが多かった。僕が見たのは、主にC級会場とA・B級会場だったが、前日までと違いユニフォーム以外の服装で試合をしている子も多く、知っている子たち以外はどこの高校だか良く分からないことが多かった。
結果は、鹿本からはA級4位とC級4位で1名ずつ入賞した。A級入賞した子に「僕はまだ入賞したことないのにすごいねっ!」って言ったら、指を差されて笑われちゃいました(汗)別にいいじゃん……しかもその後に、「宗像のとき入賞したら、何かおごってくれるって言いましたよね!?」と詰め寄られた。僕としては、すごく良い試合を何度も見せてもらったことだし、そのことを言われたらおごってあげようと思ったのだが、その場では何が良いか思いつかないらしく保留となった……ものすごく高いものを要求されたらどうしようかな(笑)
また、1週間前に練習を一緒にさせてもらった宮崎大宮からは、2名の優勝者を含む3人の入賞者が出たようだ。後になって気が付いたのだが、優勝した2人は1週間前に僕が運命戦の試合をした子たちなんだよねー。まさしく運命だな(笑)
そんな感じで、楽しい高校選手権観戦の旅もおしまい。後は新幹線とJRに乗って家に帰るだけ。そう思っていたのだが、またもやアクシデントが僕を待ち受けていたのであった。
<つづく>
第28回高校選手権観戦記4【団体戦決勝リーグ編】
決勝リーグ一試合目(準々決勝)の相手は、筑紫女学園高校。オーダーを見てみると主将同士の当たりだったので、そこが勝敗の分かれ目となりそうだなと思った。試合展開は、序盤から両端の2人が負けのペースになっていて、中央の3人はあまり差がないような感じだった。その後、1人はセミダブを重ねてしまい2束負け。だけど、練習のときによく注意していた、イライラしたり、ネガティブになったりという様子は感じられずに良く頑張ったと思う。自分の姿が終わったあとも悲壮感を前面に出すことなく、チームを応援する姿が涙ぐましかった。
試合を続けているのは残り4人。序盤から負けていた子は、中盤以降に粘りを見せてなかなか負けずに頑張っていると、中央の3人もわずかではあるが全体的にリードしてきたように思えた。その後、12枚差、9枚差、8枚差で勝利を決めて、「鹿本3勝!」の声を聞いたときにはもう号泣ですよ(笑)鼻がぐずぐず鳴ってしまい、競技者に迷惑をかけないようにするのに必死だったなぁ……(汗)結局、序盤に負けていたもうひとりの子は最後まで頑張り2枚差負け。個人の記録としては負けなのだが、意味のある負けだったと思う。
決勝リーグ二試合目(準決勝)の相手は、中津南高校。この高校と対戦するときの作戦としては、勝てる見込みの少ないクイーンの場所に、自チームの勝ち頭を当てないことが挙げられる。この試合でのオーダーを見ると、主将・副将・三将のいずれもクイーンと当たらなかったので、オーダーとしては成功だろう。試合展開は、クイーンと試合をしていた子は序盤に札を取ったシーンが見られたので結構頑張れるかなとも思ったが、さすがに相手にしてやられて2束負け。直後にこっちの主将も2束で勝利を挙げ、1勝1敗の状態になった。
その後、12枚差負け(直前の試合を考えると、よく頑張ったと思う……)して、1勝2敗の状態になった。その段階で残りの2組を見てみると、1組はリードしていて1組はリードされているような状態だった。リードされていた子は、終盤に連取を続け良いムードになっていたが、最後は相手がしっかりと取り6枚差負け。勝っていた子もお手つきなどで4枚差負け。これで、対中津南高校は1勝4敗の負けとなりました。
決勝リーグ三試合目(3位決定戦)の相手は、雙葉高校。本人たちのそのときの気持ちや心情を計り知ることは出来ないが、僕には今までの試合よりも元気や勝ちに行くオーラがあまりないように見えた。色々と感想はあるが、ここで言うような事ではないので言いません。結果は1勝4敗で負けでした。お疲れ様でしたっ!
鹿本高校が3位決定戦を行っている横では、暁星高校と中津南高校による決勝戦が行われていた。対戦の当たりとしては、暁星に都合の良い当たりだったのかな?結果は、3勝2敗で中津南高校の勝利で初優勝を修めた。中津南高校の生徒たちは一様に顔をほころばせ、暁星高校の生徒たちは頭を下げ悔しさを隠せないようだった。僕は高校選手権の団体決勝戦を始めて見たのだが、競技線を隔てて明暗がはっきりと分かれている状況が非常に印象に残った。それにしても、観客っていつもこんなに多いのかな?疲れたよ……選手たちはもっときつかったんだろうけどね。
<つづく>
第28回高校選手権観戦記3【団体戦予選リーグ編】
予選リーグ第一試合は、駒場高校との対戦だった。展開は、先に相手に2勝されてしまうという試合展開だった。だけど、負けてしまった2人ももっと大差がついていてもおかしくなかった試合を頑張ってよく粘ったと思う。そこから残った3人が、5枚差、3枚差、2枚差で勝利。僕は試合中から泣きかけていたけど、最後に主将が「鹿本3勝!」って笑顔で言っている姿を見たときに、どうしようもなく涙があふれてしまい、肩にかけていたタオルで涙をぬぐった。ちなみに、僕が泣いていたのは何人かの子にバレちゃっていました(苦笑)
予選リーグ第二試合は、宮城学院。主将・副将が早めに勝利を決め、その後同時に3勝目4勝目を決めて勝利。まだ一組が試合中だったけど、見ているとまた泣いてしまいそうだったので、チームの勝利が確定した時点でその場を後にした。
予選リーグ第三試合は、徳島北高校。これに勝てば決勝リーグ進出という試合だった。正直、試合展開や試合内容はあまり覚えていません(手元に資料がないし)。この試合は4-1で勝利!またもや勝利が確定したときには泣いてましたね(笑)対戦相手の徳島北高校は2年1年が主体のチームだった。来年も予選を突破し全国に出場するかどうかは分からないが、周りを気にしすぎずにもう少し自分の試合を集中して出来るようになるともっと強くなるんじゃないかなと思った。
これで、鹿本高校初の決勝リーグ進出が決定♪どんな組み合わせになるのかなと思っていると……
中津南‐宮崎大宮
鹿本‐筑紫女学園
暁星‐春日部女子
静岡雙葉‐洛南
九州同士の当たりか……この様に任意の4チームが全て当たり合う確率は、
(4C2×2C2×4C2×2C2)÷(2!×2!)}÷{(8C2×6C2×4C2×2C2)÷4! ≒ 0.0857
になるのかな?想像していたよりも確率が高い。まぁ、どこが相手だろうが全力で戦わなければならないのだが、筑紫女学園はよく知っている相手だから、緊張が解けて集中が途切れなければ良いんだけどなと思った。
<つづく>
第28回高校選手権観戦記2【団体戦開始前編】
朝5時半、自然と目が覚めた。本当はもっと遅く起きて行こうかと思っていたが、せっかく早く起きたので鹿本高校に一緒について行くことにした。京都駅に着くと、同じく近江神宮に行ってかるたをするであろう高校生たちが結構いたので、「今『難波津にー』と叫んだらみんな振り向くだろうな……」と思ったりしたが、さすがに気まずくなるので止めることにした(笑)
で、JRで西大津駅まで行き、そこから歩いて近江神宮に着いた。大学選手権の時に行って以来3年ぶりだが、特に変わった様子はないようだった。入場行進では「みなさん拍手をお願いします」というアナウンスがあったのでずっと拍手していたのだが、みんな全然拍手しないんだね……多分、僕が一番たくさん拍手を送っていたと思うぞ(笑)
人が多かったので、開会式の時には控え室でゆっくりと休んでいた。試合が始まる直前になると、各高校の選手たちがそれぞれのユニフォームに身を包んでいた。ふと気づいたのだが、木造高校のユニフォームに『KIZUKURI』と書いてあった。『KIDUKURI』じゃないんだなー、と思いつつAパートが行われる2階の会場に向かうのであった。
<つづく>
第28回高校選手権観戦記1【出発編】
今から、高校選手権に行ったときの日記を書こうと思います。結構長くなるので分けて書きます。それでは、はじまりー。
僕は、高校選手権を見に行くために、前日から京都に泊まって見に行くことにした。高校選手権が行われるのは滋賀県近江神宮なのだが、宿の関係で京都に泊まるほうが都合が良かったりする。交通手段は、熊本駅から博多駅までJR特急を使い、博多駅から京都駅までは新幹線という方法だ。しかし、大雨のために朝からJRが止まってしまった。一時はどうなることかと思ったが、なんとか約2時間遅れでJR、新幹線に乗り、無事に京都に着くことができた。
京都についてからは、まず鹿本高校が宿泊している宿にお邪魔した。従業員に連れられてみんなのところに顔を出すと、「えーっ!」という声や、従業員に対して「連れてこなくて良かったのに」と言う声が……嘘でもいいから少しは喜ぶそぶりを見せろよっ!(笑)
夕方に、顧問の先生と生徒と観光をしていると、高校選手権に出場する他の高校の子からメールが来て、団体戦の組み合わせを知った。
Aパート 鹿本(熊本)、駒場(東京)、徳島北(徳島)、宮城学院(宮城)
Bパート 前橋(群馬)、東大寺学園(奈良)、筑紫女学園(福岡)、宇和島東(愛媛)
Cパート 宮崎大宮(宮崎)、鶴丸(鹿児島)、宇都宮(栃木)、益田(島根)
Dパート 暁星(東京)、横浜平沼(神奈川)、米子南(鳥取)、ノートルダム清心(広島)
Eパート 膳所(滋賀)、洛南(京都)、梅花(大阪)、玉野光南(岡山)
Fパート 静岡雙葉(静岡)、都城泉ヶ丘(宮崎)、木造(青森)、龍野(兵庫)
Gパート 富士(静岡)、武生(福井)、中津南(大分)
Hパート 一関第一(岩手)、北陸大谷(石川)、春日部女子(埼玉)
さてどうやることやら……と思いながら眠りにつくのであった。
<つづく>