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2009年の競技かるた対戦記録
さて、2009年は競技かるたの練習・大会で、53名の方と166試合戦わせていただきました。試合数は去年よりちょっと多かったです(2008-12-30 2008年の競技かるた対戦記録)。今年も対戦記録を集計してみました。
パソコン用につくったページで、携帯からうまく見ることが出来るかが分からないので、ここでも簡単に2009年の対戦結果を書いておきます。
総合成績
- 全対戦 90勝 76敗
- 対A級 7勝 30敗
- 対B級 45勝 38敗
- 対C級 16勝 5敗
- 対D級 22勝 3敗
今年は去年よりも全体的に勝率が落ちていました。個人的には、対戦相手の質が上がっているのが理由だと思いたいところです(笑)
構えをV字形から平行形に変えて右足を下げたり(2009-03-07 構えを大幅に変えてみます)、左側の取り方を変えてみたり(2009-06-28 左側の札は手首を使って取ってみよう)、左自陣の札の置き方を特殊なものにしてみたり(2009-10-10 左自陣の嫌がらせ攻撃)、右足を下げるのをやっぱり止めてみたり(2009-11-23 右ひざを下げて構えるのを止めることにした)、色々と自分の中で変化を求めた一年でした。来年はあまりスタイルチェンジせずに、勝ちを意識した試合を多くしてみたいです。
NHK衛星第2放送で『競技かるたの魅力』という番組が放送予定らしい
先日、NHK総合で『競技かるたの魅力』という番組が放送されるという情報をお伝えしましたが、放送地域は関西圏だけのようでした(2009-12-26 NHK総合で『競技かるたの魅力』という番組が放送予定らしい)。しかし、どうやら全国区でもNHK衛星第2放送にて、以下の日程で放送されるようです。
【NHK衛星第2放送】
1月1日(金) 21:55~22:00
1月2日(土) 11:52~11:54
1月3日(日) 11:50~11:54
1月4日(月) 8:55~9:00
1月4日(月) 19:58~20:00
放送内容までは分かりませんでしたが、これで関西圏以外に住んでいる人も見ることが出来ますね。まぁ、うちでは衛星放送が見られないんですけど(涙)
2009-12-31 追記
1月5日(火) 8:55~9:00
1月5日(火) 19:58~20:00
RKKラジオに出演予定
今日、このサイトを通じて、RKKラジオの方からメールが届いた。内容は『競技かるたに熱中している人を探している』とのこだったので折り返し電話をしてみたのだが、放送日時は1月4日の日中とのことで、僕は仕事なので出演辞退。
というわけで、僕の代わりに高校2年のA級選手2人に出演してもらうことにしました(笑)生放送なのでどのような内容になるかは分かりませんが、以下の日程で放送予定らしいです。
1月4日(月)
15:30頃~15:40頃
RKKラジオ(1197kHz)
『小松士郎のラジオのたまご
』という番組内の『ミミートピックス』コーナーで取り上げられるとのこと。ラジオを持っていない方は、『RKKラジオ インターネットラジオ局』のインターネットラジオで聴くことが出来ます。
ちはやふる:マンガ大賞など2冠記念 マンガ3話分100ページ、ウェブで期間限定公開
というわけで、以前このブログでもお知らせした話題ではありますが(2009-12-13 競技かるたマンガ『ちはやふる』第7巻の感想)、講談社のサイトにて競技かるたマンガ『ちはやふる
(作:末次由紀
)』が2010年1月8日までの期間限定で、マンガ3話分100ページをウェブで公開しています。
既に『ちはやふる』を読んでいる方には不必要な情報かも知れませんが、周りにマンガを勧める時にはこのサイトを教えてあげると良いかもしれませんね。
[Amazon: 4063192393][Amazon: 4063192768]2009年最後の練習
というわけで、今日は最後のかるた練習だったわけですが、体調は最悪でした。特に喉が痛くて、唾を飲み込んだだけで激痛が走るレベルだったので、痛み止めを飲んでマスクをしてから試合をしましたとさ。
- 対A級 ○1 お手4
- 対C級 ○11 お手5
- 対A級 ×4 お手2
一試合目は、マスクをしたままだとメガネが曇って集中力散漫になってしまうのが嫌だったので、メガネを外して試合をした。僕の裸眼視力は0.1~0.2くらいなので、札があまり見えなくなるけど意外と試合は普通に出来た。
試合内容は、暗記が弱いのか中盤までにダブ4回してしまうが、ブランクのある某先輩が隣で頑張っていたので、「先に負ける訳にはいかないな」と思って頑張った。3人団体戦で先に1勝している状態だったので、場にある札が10枚になる頃には札もかなり別れさせておくことにも成功。
声は全然出していなかったけど、僕たちはしっかりと団体戦をやってたんですよね。チームが心でつながって、やるべき事をしっかりやるのが団体戦だと思います。
二試合目は、試合内容を覚えていません(汗)頑張って札を覚えるだけでいっぱいいっぱいでした。
三試合目は、試合前に風邪薬と滋養強壮剤を服用してドーピング(笑)今年最後の試合だし、メガネを付けて試合をすることにした。マスクは鼻にかけないようにして、メガネが曇らないようにした。
前半で相手を潰したつもりだったんだけどなぁ……復活させてしまうのが、僕の弱点のひとつですな。
その後は街に行って忘年会。きつかったから、アルコールを飲まずに一次会で帰りましたとさ。おしまい。
2010年1月10日のNHKラジオに、稲葉専任読手が出演予定
というわけで、NHKラジオ第1放送
で2010年1月10日に放送されるラジオ番組『渋マガZ
』に、稲葉専任読手が出演されるそうです。21時台に放送予定の『こだわリスト見参!』というコーナーで、放送日時・内容は以下のようになっているようです。
2010年1月10日(日)19:20-21:55
NHKラジオ第1放送
渋マガZ専任読手 稲葉修至(しゅうじ)7段 ~競技かるたの世界に魅せられて~
皆さん、競技かるたの専任読手(どくしゅ)って知ってますか?
現在、全日本かるた協会が主催する競技かるたの大会には、3つの大きな大会があります。その大会の読み手は全国に8人しかいない専任読手が務めることになっています。その専任読手の1人、稲葉修至(しゅうじ)7段が今回の「こだわリスト」です。
日々、選手が聞きやすく、取りやすい読み方を追い求める稲葉さんに読みの世界の奥深さについて、じっくり話を伺います。もちろん、稲葉さんの流麗な読みもご紹介しますので、皆さん、お聞きのがしなく!そして、東京大学かるた会のメンバーと椿姫彩菜さんが競技かるた対決をします。また、学生の皆さんに選手の立場から競技かるたの魅力について、お話を伺います。
ちなみに、椿姫彩菜
は去年と今年の高校選手権優勝校である暁星高校出身です。だから、競技かるたがどのようなものかを少しは知っているかもしれませんね。
また空ダブですよ……
- 対A級 ×5 お手3
- 対C級 ×2 お手4
- 対A級 ×15 お手7
一試合目は、相手が固めている札を早く取りに行けなかったのがダメだったかな。あまり試合内容覚えてないや。
二試合目は、試合中にちょっぴり構えを変えてみた。相手陣上段を自陣下段であるかのように認識し、攻めの意識を高めた状態で視点を少し上げてみた。視点を上げすぎると、あごが上がることによって前に行く力が削がれる気がするのだが、なんとなく気分転換です(笑)
で、構えを変えた後に読まれた次の札で、上手い具合に相手陣下段をズバッと払うことが出来たので、調子に乗ってそのまま続けることにした……のがいけなかったのかな?
相手陣右中段に「ちは」、自陣左下段に「ちぎりお」がある状態だったのだが、「ちぎ」が読まれた時に「ちは」を払い飛ばし、「ちぎりき」と聞こえた時には自陣の「ちぎりお」を払い飛ばしちゃっていました。ええ、空ダブです。今年は空ダブしたがこれで3回目かな……やれやれだぜ。
三試合目は、中盤の空札が続いた時に一気に崩れてしまった。5枚連続で空札が読まれた時に、「お手」「お手」「何もなし」「お手」「お手」……とやらかしてしまい、一気に8枚差(汗)内容はそんなに悪いお手じゃなかったけど、流れから言えば最悪のお手でしたわ。
この試合で収穫があったのは、自陣左下段「きり」、自陣右中段「きみがためは」、相手陣左下段「きみがためを」の状態で、
- 「き」が読まれた時には「きり」を意識して動くのを我慢
- 「きみ」と読まれて自陣の「きみがためは」を先に囲う
- 「きみがためを」と読まれた時に相手陣を払ってゲット
と言うことがイメージ通り出来たことかな。「き」で飛び出しすぎて「きり」をあっさり抜かれる事が多いだけに、こういう取り方がもっと出来るようになったら良いなー。でも、相手陣を払って畳に手を付く時に、自陣の札がある場所に手を付いてお手つきになってしまったのはご愛敬(笑)
今年練習するのはあと一日かな?そろそろ一年間の対戦記録をまとめてみようっと。
競技かるたマンガ『ちはやふる』第45話感想
NHK総合で『雅の世界・百人一首』が放送されます
NHK総合で『雅の世界・百人一首』という番組が放送されます。日程等は以下のようになっているようです。
雅の世界・百人一首
1月2日(土)NHK総合
午後5:00~6:50 (ニュース中断あり)
NHKの年末年始特集番組『雅の世界・百人一首』のページによると、
現代を代表するエンターテイナーたちの語りや演技によってお伝えする
百人一首を軸にした土曜時代劇「咲くやこの花」に出演する松坂慶子さんや主役の成海璃子さんらに、好きな一首について語ってもらう
などといった紹介がされているので、文学としての百人一首をあまりよく知らない人も楽しめる内容になっているのかもしれませんね。
2010-01-01 追記
見逃した場合は、翌週に再放送があるようです。
[Amazon: B003JYMJOY][Amazon: 4140055766]1月9日(土) NHK総合 1:00~2:43
NHK総合で『競技かるたの魅力』という番組が放送予定らしい
はっきりした情報を掴めているわけではありませんが、NHK総合で『競技かるたの魅力』という番組が放送予定で、日程等は以下のようになっているようです。
【NHK総合】
12月29日(火) 6:50~6:54 競技かるたの魅力ツꀀ-ツꀀ“名人戦の見どころ”編
12月30日(水) 6:50~6:54 競技かるたの魅力 - “クイーン戦の見どころ”編
12月31日(木) 6:50~6:54 競技かるたの魅力 - “ルール”編
ただ、インターネット番組表で調べたところ、関西圏でしかこの番組を発見できなかったんだよなぁ……何か分かったらまたお知らせします。
2009-12-30 追記
1月1日(金) 6:52~6:54 競技かるたの魅力 - “テクニック”編
1月2日(土) 6:52~6:54 競技かるたの魅力 - “名人戦の見どころ”編
1月3日(日) 5:47~5:50 競技かるたの魅力 - “ルール”編
競技かるた女王に挑戦 吉峰翼さん、戸田市長を表敬
というわけで、来年のクイーン位挑戦者が市長を表敬訪問したという記事です。
有段者の気迫、息のむ観客 全国競技かるた女流選手権
有段者の気迫、息のむ観客 全国競技かるた女流選手権:京都新聞
競技かるた:全国女流選手権大会 噴く汗、華麗な妙技 100人が腕前競う /京都 - 毎日jp(毎日新聞)
というわけで、時雨殿
で行われた第41回全国競技かるた女流選手権の記事です。
念のために言っておくと、「競技かるた男流選手権」というものは存在しません。もしあったとしたら、女流選手権よりもかなり観客が減ることは間違いなさそうだ(笑)
右自陣に頼った試合をする期間継続中
- 対B級 ○3 お手2
- 対A級 ×13 お手5
- 対B級 ×3 お手3
- 対C級 ○2 お手1
- 対B級 ○13 お手1
一試合目は、1首目からダブって3枚差からスタート。でも、お互いにミスの連発などはなく、ずっと3枚差以内のシーソーゲームだった。最後に僕の陣ばかり出るのは仕様です(笑)
二試合目は、試合の流れから考えると絶対に取られちゃいかんよな、という札を取られすぎだった。
三試合目は、気がついたら「25-15」で負けているというパターン。ミス連発というよりは、両陣に別れた札を相手に上手く取られていた感じだった。頑張って「6-6」でようやく追いついたけど、今度は自陣ばかり出てくれなかったなぁ……
四試合目は、読み手が吸う息の音で次の札を予測して取れた札が中盤にあり(本人には指摘済み)、それから変に息を吸う音を聞き過ぎてしまった。でも、結局は集中力や一字目への反応が遅れてしまっていたので、普通に読みを聞くように戻してみたけど、相手が終盤早いからかなり焦った。相手陣取れないからせめて自陣は……と思っていたら、自陣を取られて泣きそうでした。
五試合目は、相手がテンパってたなぁ……僕も試合数を重ねると暗記がヤバイんだから、もっと頑張れよー。
文化系スポーツ(?)の最高峰「競技かるた」名人と対戦!
というわけで、来年のクイーン位挑戦者を取材している記事です。
確かに、マンガ『ちはやふる
(作:末次由紀
)』読んで競技かるたに興味を持って始めた方は結構いるみたいですね。また、しばらくかるたから離れていた経験者も、再びかるたに興味を持つきっかけにもなってくれているようで嬉しいです。
ちなみに、NHK BSオンライン BSジャンル別放送予定のページによると、来年の名人位・クイーン位戦は、以下のような内容で放送されるようです。
競技かるた名人戦
[BS2] 1月9日(土) 午後1:30~6:00
小倉百人一首競技かるたの実力日本一を決定する第56期名人位、第54期クイーン位決定戦の、一瞬のスピードと判断力を争う勝負を滋賀県大津市の近江神宮から中継する。名人戦は5回戦、クイーン戦は3回戦で行われる。
今年の見どころは史上最強の12連覇を目指す西郷直樹名人に、2年前の挑戦で1勝を挙げた三好輝明七段がどう挑むか。盤石の強さで連覇を続ける西郷名人に抜群のスピードを誇る三好七段が雪辱を期す。去年、史上最年少で永世クイーンの資格を得た楠木早紀クイーンには6年ぶりにクイーン戦に駒を進めた吉峰翼六段が挑戦。試合巧者の吉峰が自分のペースで接戦に持ち込むことができるかが勝負のポイント。番組では、試合の進行によって変わる札の配列や、瞬間に繰り出す技の数々をCGやスロー再生を使いスポーツ感覚で伝えていく。また試合の合間には「百人一首紀行」を放送。歌人たちが歌に込めた思いを京都、滋賀のゆかりの場所で紹介する他、江戸時代のかるた文化を紹介し、日本の伝統文化を再発見していく。解説は川瀬健男元名人と久保久美子永世クイーン。
『「うか」「うら」★守り抜け』(『ルカルカ★ナイトフィーバー』の替え歌)
今回の競技かるた替え歌は、samfree氏か作曲した、ボーカロイド『巡音ルカ
』のオリジナル曲『ルカルカ★ナイトフィーバー』の替え歌です。
この曲と競技かるたの両方を知っているという人は、一体どれだけいるのだろう(汗)
僕は、練習の時には自陣の友札は積極的に送っていくタイプなんですが、勝ちたい試合の時には積極的にくっつけておくタイプです。((屮゜Д゜)屮 カモーン)
明日は筋肉痛だぞ、と
こんばんは、慢性的に運動不足なHaRDです。
今日の出来事を箇条書きして寝ようと思います。
- バスケットしに遊びに行くため車で出発
- 運転中に、シューズを家に忘れていることに気が付く
- 取りに帰れる時間じゃないので、某靴屋で買っていくことにする
- ポイントカードが貯まっていたので、1000ポイント使えるじゃん♪
- しかし、ポイント有効期限が数日前に切れていてショックを受けつつも購入
- バスケットを開始するも、すぐにバテて耳が痛い
- 見知らぬ小学生に短距離走勝負を挑まれ、本気で走るが負けてしまう(いや、あれはスタートが遅れただけだ!)
- 短距離走でさらに疲れて、へとへとになって家に帰り着く
- 部屋でくつろいでいたら、既に筋肉痛の気配が漂い始める
- M-1グランプリ
見ながらプログラム修正していたら、「サイトがおかしい」とメールで指摘を受けてしまう - 疲れたので仮眠する
- 起きたら返信すべきメールが何通かあったけど、もう遅いから明日にしようかな
……というわけで、おやすみなさい。
読み札を使った「札めくり」という遊び
というわけで、小倉百人一首の読み札を使った遊びが、毎日新聞で紹介されていました。どのような遊び方なのかをまとめてみました。
用意するもの
作者の絵が描かれているタイプの小倉百人一首の読み札100枚。大会用の白黒読み札だと上手く遊べないと思う。
札を分類する
描かれた絵によって、札を9種類に分けて認識します。
- 坊主
- 黒冠(冠している)
- 色冠(冠していて、台座に模様がある)
- 横烏帽子(烏帽子が立っていない)
- 立烏帽子(烏帽子が立っている)
- 矢五郎(矢を持っている)
- 蝉丸
- 姫(女性)
- 色姫(台座に模様がある女性)
ルール
- 100枚の読み札をまぜ、山札として伏せておきます
- 順番に山札をめくって、山札の横に表にして置いていきます
- このとき、違う種類の札が出れば何回でもめくって持ち札にできるが、既に出た種類が出ると、前に出た同種の札からの分が没収となる
- これを続けて、最終的に一番持ち札が多い人が勝利
記事から読み取れる情報はこれくらいですかね。坊主めくりよりも、確率や戦術面を生かした戦い方が出来そうです。一度やってみてはいかがでしょうか?
[Amazon: B001CIKH0W][Amazon: B00114LNNM][Amazon: B000CNF0AA]競技かるたマンガ『ちはやふる』第44話感想
僕は、BE・LOVEの発売日はいつもより早起きして、仕事前に立ち読みして行くのですが、今日はすっかり忘れちゃっていました(汗)では、今回も競技かるたマンガ『ちはやふる
(作:末次由紀
)』の感想を、ネタバレありで書いていきます。
競技かるたマンガ『ちはやふる』第7巻の感想
第44回九州職域大会
というわけで、一年ぶりに出場してきました。周りには言っていなかったんですが、今日の目標は「生徒に、僕の良い試合を見てもらう」ということでした。
今の2年生で、僕が大会で試合をしている姿を見たことがある人は誰もいないわけです。だから、無様な試合はしたくないと思っていたんだけど、結果はと言うと……
- 一試合目 休み
- 二試合目 ○7 お手4
- 三試合目 休み
- 四試合目 ×11 お手3
- 五試合目 ○13 お手0
二試合目は、序盤で相手がどういうタイプなのかが分かったので、弱点を突いて勝ちに行くようなかるたをしてしまった。まぁ、これが悪いことではないと思うんだけど、札の出具合や場の状態が予定外で苦しめられてしまった。僕が相対的なかるたをした場合は、自分も崩れやすくなってしまうことや、最大限に集中した試合が出来ないのが弱点なのかもしれないな。
四試合目は、序盤は結構良かったんだけど、一度お手つきしてから一気に崩れしてしまった。僕は元々お手つきが多いタイプだから、そんなに崩れないはずだったのに、最近はリカバリーが遅いことが多い気がする。でも、その後しばらくの間、僕に拾われるような取りを全くしなかった相手を素直に褒めるべきなのかも。
ちなみに、試合後に対戦相手に指摘されて初めて気が付いたのだが、僕は相手陣を取っても札を送らなかった時があったそうだ。うーん……かなりテンパっていたんでしょうね(汗)
五試合目は、終盤こそ集中力が途切れてしまったものの、自分で納得のいく取りがかなり出来ていた。普段は全然取れていない、苦手な場の状態で取れた札があったのでメモしておきます。
相手陣左下段に「よのなかは」「よのなかよ」、相手陣右中段に「よも」、自陣右下段に「よを」の状態。普段の僕なら、「よの」の2枚には反応するけど他の2枚が読まれたらケアできないことが多い。だけど、何故か今日は一字目で「よの」の2枚に向かって手を伸ばして、二字目が読まれた時には良いタイミングで「よも」を払い飛ばしていた。
出来すぎですな。この感じで取るコツを掴めば、苦手な「た」札も上手く取れるようになるかも。ちなみに、その後「よのなかよ」が読まれた時に、友札でくっつけられていたままだった「よの」を払い飛ばしたのですが、隣の選手から「早すぎるけん分からんかった」という嬉しいクレームをいただいたので、「すみません、札がくっついていたんで……」とすぐに謝りましたとさ(笑)
今日の全体的な反省点としては、生徒に良い試合を魅せることが出来なかったのが一番かな。ある生徒から、「ちょっとコーチの試合を見て、やっぱりすごいなーって思いました」というメールをもらったけど、多分そのとき見られていた試合は全然すごくねぇ!五試合目を見られていての感想なら納得いくけど、その試合は見てないはずだもんなー。
あとは、やはり大会に出場すると、練習とは違う独特の緊張感が自然と引き起こされるので、いつもよりも集中力が増すような気がした。逆に言えば、普段の練習では緊張感がなく、試合に集中できていないということ……
公認大会に出場しなくなってから、知らず知らずのうちに集中力が段々と欠如していっているのかも。今日の感覚を忘れないようにして、次の練習では技術面ではなく、集中することを課題として試合してみようっと。