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第32回高校選手権観戦記3【予選トーナメント編】
家に帰ってきたので、ゆっくりと感想記事を書いていこうと思います。今年は、過去最高の35校の参加ということで、トーナメント戦で行われました。組み合わせは前回書いた記事のとおりです(2010-07-23 第32回高校選手権観戦記1【抽選編】)。
前年度4位までに入ったシード校や、同一都道府県が同じブロックにならないように抽選が行われたようですが、「優勝するために一試合多く戦わなければならない枠にシード校を入れない」という特権は設けられないようでした。そのようなルールの中、鹿本高校はHブロックとなりました。
Hブロック
鹿本━┓
┣┓
大阪電気通信━┛┃
┣
筑紫女学園━┓┃
┃┃
静岡東┓┣┛
┣┛
木造┛
一回戦 不戦勝
一回戦はお休みということで、木造高校と静岡東高校の対戦を見ていました。個人的には、この対戦は調子次第で勝敗が決まりそうでどちらが勝つのか全く予想できなかったのですが、「3-2」で木造高校の勝利となりました。
二回戦 vs大阪電気通信大学高校
初出場の高校ということもあって実力が未知数で、万が一負けてしまったらという不安もあったのですが、結果は全員2束勝ちで勝利。しかし、相手チーム全員が1年生ということや、控え室などで見た顧問の先生の方の熱心な様子などを考えると、気持ちをひとつにして練習に励んでいけばこれからどんどん強くなっていく可能性を秘めているのかなと感じました。
自チームの応援をしながら、筑紫女学園高校と木造高校の対戦の様子もうかがっていたのですが、「4-1」で木造高校の勝利となりました。5試合中4試合は4枚差以内の勝負という白熱した試合でした。
三回戦 vs木造高校
この試合でのひとつのポイントは、翌日の個人戦A級で優勝する事になる相手チームの主将が誰と当たるかということだったのですが、僕としては全体的に見て良い当たり具合になったかなと思いました。
試合展開としては、こちらの主将が21枚差で勝利すると、相手の主将が11枚差で勝利。こちらの四将が6枚差で勝利すると、相手の副将が5枚差で勝利。残す対戦は1組。
残っているうちの副将は、相変わらずのお手つき連発で終盤にリードを奪われるという形になっていたものの、熊本県予選の時を思い起こさせるような逆転劇で2枚差勝利。かっこいいけどドキドキでした。これで今年も決勝トーナメント進出決定!
あと、僕は全く気がつかなかったのですが、試合中に同じ札が読まれてしまうなどのトラブルが起きていたようで、決勝トーナメントの抽選時に運営側から謝罪のお言葉がありました。確かに読手や審判が何かやりとりをしているなとは感じたのですが、そういうことだったんですね。
<つづく>
競技かるたマンガ『ちはやふる』第43話感想
宮崎総文熊本県代表選手選考会
というわけで、今年も大会を見に行って審判などをしてきました。去年と同じように(2008-11-02 三重総文熊本県代表選手選考会)、約7割はうちの生徒だという状況でした。
個人的な感想としては、「この組み合わせは面白そうだ!」という対戦カードが少なかったのが残念でした。あとは……えーっと……痛かったです(笑)
「20-10」で負けている時の考え方
- 対B級 ×2 お手3
- 対A級 ×6 お手3
- 対B級 ×3 お手2
一試合目は、気が付いたら「20-10」くらいで負けているという、最近よくあるパターン。序盤お手つき少なかったのになぁ……試合を振り返ってみると、5割の確率で取る予定の別れ札などは、序盤は逆の方ばかり出ていた気がする。でも、そんな状況で取らなきゃいけない札ばかりだったなー。
「20-10」で負けている時など、相手との枚数差が倍になっている状態を、競技かるた用語で「倍セイム」などと言ったりします。九州ではあまり聞かない言葉ですけどね。
で、こういときは「相手が1枚取る間に2枚取れば良いやー」という気持ちで試合をする選手が多いです。それだけ差を付けられているということは、序盤に関しては相手の方が自分の力を上回っているということなので、「20-10」から一気に10連取して「10-10」にしてやろうと思うと空回りしてしまいます。
1枚だろうが25枚だろうが勝ちは勝ちなので、取れる札をしっかり取っていって最終的に自分の方が先になくなりゃ良いわけです。倍セイムの状態から、相手が1枚取る間に2枚取っていけば運命戦になるから、焦ったりふて腐れたりせずに自分の試合をするように心がけなきゃいかんわけです。
話を戻すと、「20-10」で負けている状態くらいのときに、模試を終えた3年生がやってきたから、「負けそうだから代わって」と言って『ありあけ』の操作を託す。そこからは、自分が取るべき札はしっかり取れていたと思うけど、何故か『あ札』で2回もお手つきしたのが痛かったなぁ……普段は全然お手つきしないのに。謎だ。
二試合目は、珍しく中盤まではそれなりにうまく戦えていた気がする。でも、別れている二字札を上手く取られすぎた。ちくしょう……こんなに早く二字の取り方が上手くなるなんて。僕が勝てなくなるから、アドバイスとかしなきゃよかった(笑)
てか、相手が囲い手をしているときに、自分は相手の下から入り込むように手を入れたとします。そうすると、相手は下から入られないように下向きに力を入れます。そして、空札だったので自分は手を抜いて戻した時に、手が無くなったことで相手の手がストンと下に落ちて札を触ります。
これって、共お手なんでしょうかね?片お手なんでしょうかね?競技規程改正前に、審判長レベルの方お2人に伺ったところ、「片お手だ」「その時次第」という2つの答えが返ってきた。今の競技規程だとどうなるのか……難しいですね。
三試合目は、「なげ」の別れ札をゆっくりとダブして、またもや「20-10」くらいになってしまう。集中していないような感じだったので、久々に意識的に心拍数を上昇させて無理矢理集中させて試合をしてみた。でも、相手が訳の分からんミスをするもんだから、集中が途切れてしまった。ダメダメですな。
最近は、お手つきが少なくても序盤に劣勢という状況が増えているので、明日からは序盤を大事にして戦ってみようかな。
第31回高校選手権観戦記5【決勝トーナメント編】
準々決勝 vs宮崎大宮高校
九州同士の対決となったこの試合、結果は『×6、○20、○17、○10、×8』で勝利。これで、偉大な先輩たちの記録である「全国4位」の記録に並びましたっ!
準決勝 vs城東高校
相手のA級選手2人にタバ負けをしたものの、こちらも2人がタバ勝ち。残りひとりが粘られててドキドキしていたが、最後は相手陣を拾うような形で勝利。
試合結果は『○12、○4、×12、○15、×14』で、これで初の決勝戦だ!
試合後に、副将が泣いている姿を見て、僕も涙が出てきました。「去年の悔し涙が、今年は嬉し涙になると良いね」と言っていたのが実現できたなと思い、トイレの個室に行って声を出して泣いちゃいました。
まだ、決勝戦が残っているから泣いちゃダメだったんだけどね……あのとき男子トイレで変な声が聞いた人がいたら、あれは僕の声なのでご了承ください(笑)そして、泣き虫ですみません。
決勝戦 vs暁星高校
決勝戦の相手は、去年の覇者であり、去年の予選リーグ1試合目で敗戦した相手でもあります(2008-07-26 第30回高校選手権観戦記2【団体戦編】)。リベンジですね。
試合前には、ちょっとだけ選手達に話をしました。要約すると、「かるたを始めたばかりの時、札を一枚気持ち良く取れただけですごく楽しかったと思う。勝ち負けとかはどうでも良いから、その時の気持ちを忘れずに、札一枚一枚を全力で取って喜んで最高に楽しんできてね」という感じだったかな。
もちろん、最高の『楽しみ』が優勝することであることは言うまでもないし、今まで一緒に練習してきたんだから僕の言いたいことは生徒たちに伝わったんじゃないかなと思う。決勝戦で試合を楽しもうだなんて、最高の贅沢だな(笑)
感想の前にちょっと小話を。僕が見ていた試合では、暗記時間が終了して試合が始まる直前に審判の紹介をし、審判に向かって例をさせることが多く見られました。
この決勝戦でも、暗記時間終了後にまずは試合毎に横に着く審判紹介、審判長紹介、読み手の紹介が行われて選手達が例をしていきました。そして、読み手への礼が終わった直後に序歌が読み始められました。
つまり、今年の決勝戦(三位決定戦)では、試合開始前にお互いに礼をやっていないのです!お互いに礼をしっかりしようとする傾向にあるのに、選手同士に礼をさせる機会をうばって試合を始めるとは……
もちろん意図的に行ったのではなく、うっかりミスだというのは分かっています。だけど、お互いへの礼がなくて始まる試合は、見ていてちょっぴり悲しかったです。
で、試合の方はと言うと、主将・副将が良い流れの試合をしていたのだが、中盤以降となると全員が押され気味の展開となっていましたが、間近で試合を見ていると、全く負けるという雰囲気が感じられず、はっきり言って「負けるかも……」とは一度も思いませんでした。
しかし、その思いも副将と三将が同時に5枚差で負けてしまって4敗が確定……だけど、まだ試合は終わっていない!
予選リーグの一試合目でタバ負けした生徒が、中盤までは一番最初に負けてもおかしくない展開だったのに、ものすごく粘っていました。最後は「2-1」から相手陣を抜いて札を送り、自陣が読まれて逆転勝利!
なんとか一矢報いることができ、優勝には結びつかない勝利だったけど、チームとしても彼自身にとっても、非常に価値のある一勝だと思いました。
試合結果は『○1、×5、×10、×7、×5』で準優勝。優勝した暁星高校のみなさん、おめでとうございます。3年生がいないメンバーで戦い、予選リーグから最後まで、相手に2勝以上させることなく優勝したのは見事だと思います。来年は一体どうなるか……恐いですね(汗)
<つづく>
第33回高校総合文化祭熊本県予選
というわけで、行ってきました。平日だったので仕事を休んでいったんですが……朝からいきなり仕事の電話がかかってきて焦りました。こういうときに限って、僕じゃないと分からない内容の仕事が入るんですよね(涙)
で、今日の予選では、既に一次予選で決まっている3名以外の5名を選ぶわけですが、出場選手が3校しかいないというのは寂しいですね。この予選と同時開催の個人戦大会では、9割以上がうちの生徒だという……そろそろ、うちの母校のかるた部が復活するフラグとか立たないかなー。
同校同士の対戦ということもあってか、主張でもめることは少なかったように思える。試合を見ていて、審判として僕が判定をすることは一度もなかったです。弁当だけ美味しくいただいた感じになってしまった(汗)
そう言えば、今日は新入生たちと初めて顔を合わせることになった。余計なことを言う先輩や先生が、僕の事を「イケメンコーチ」だとか吹聴していたらしいので、実は生徒たちと初めて会う時のリアクションがすごく恐かったです(汗)いや、ホントに僕は小心者なんですよ。うん。
全員のフルネームは暗記していたので、顔と名前を一致させるように頑張ってみた。体操服で名前が大きく書いてある今が、覚えるチャンスですな(笑)
大会が終わった後は、卒業生たちと遊んでご飯を食べて帰った。せっかく、去年の主将に会いに行ったのに、寝てるのは残念だったなー。9時就寝ッスか!?笑
『競技かるた流星群』という替え歌をつくってみた
今回の競技かるた替え歌は、『ニコニコ動画流星群』の替え歌です。歌詞のネタがだいぶなくなってきたので、組曲や裏組曲の替え歌のときと同じ部分があったりするのは仕方ないのでお許しを(汗)
13分以上ある曲なので、元ネタが分かる人だけ楽しんでください(笑)
三重総文熊本県代表選手選考会
というわけで、大会を見に行ってきました。一応、審判もするということでスーツ姿のコスプレをしていきました(笑)
それにしても……大会を見ていて本当に心苦しかった。というのも、大会参加者の約7割はうちの生徒であり、多くの試合が同士討ちの状態だった。昨日注意していた、同じ高校が相手の時に集中が削がれたり、だらけてしまうといった様子はほとんど見受けられなかったが、見ている方としてはどちらにも勝って欲しいわけで……複雑な思いで見ていました。
審判に付いたのは、終盤でのうちの生徒同士の試合だけだったのだが、ものすごくドキドキしてその様子を見ていた。こんなに緊張して審判をしたのは久しぶりだった。というか……凄すぎ。あれは、A級選手並みの終盤の試合だろーが!汗
家に帰ると、どっと疲れが押し寄せてきた。精神的にものすごく疲れた一日でした。まぁ、僕が色々考えて、勝手に悩みすぎているだけなんですけどね。
競技かるたの練習フルコース
- 対D級 ○14 お手4
- 対C級 ○11 お手6
今日は朝から夜まで練習に行って、合計6試合に立ち会ったのだが、僕が試合をしたのは最後の2試合だけでした。『ありあけ操作、読み、見学、審判、個人戦、団体戦』の6試合という、フルコースでしたわ(笑)
一試合目は……前半死んでました。体が動きませんわ。最近、こう言うときは構えるのが遅くて、全体的にのらりくらりと試合をしてしまっていることが多いので、途中からは意識的にしゃきっと構えるようにしてみた。あと、素振りの意識を色々と変えてみたら、ちょっと効果があったかも。どういう風に変えたかは……今日は眠いんで明日書きます(汗)
二試合目は、お手つきがちょっと多かったものの、それなりに満足が行く取りができた。終盤に攻めきれずに枚数差を縮められるのはご愛嬌。だけど、珍しく相手陣の一字札を自画自賛できるようなタイミングで払えたし、最近ダメダメだった相手陣右側(自分から見て左側ね)でも気持ちよく遠くまで札が飛んでいく払いが出来たので良かった。
最近は色々あって、試合をすること自体にちょっぴり恐怖感があったのですが、なんとか払拭できそうです。ふぅ……
競技かるたマンガ『ちはやふる』第17話感想
第1回長崎大会
というわけで、僕も見学に行ってきた、第1回長崎大会の記事です。掲載されている写真は、おそらく準決勝暗記時間の様子でしょうね。
結果としては、うちの生徒が7人の入賞を果たすことが出来ました。そう言えば、本人ひとりひとりに「おめでとう」という言葉はあまりかけていないような気が……まぁ、僕はツンデレだから許してください(笑)
試合内容の感想等はここでは言及しませんが、審判長から生徒たちが度々指摘を受けていた。それは、「礼が長すぎる」ということでだった。実は、礼が長すぎるという状態は、うちの高校だけでなく熊本県の高校生全体に言えることであり、それにつられてかどうかは分からないが、他県の高校でも同じような長さで礼を行っている選手が見受けられた。ちなみに、礼の長さは4,5秒くらいでしょうかね。
指摘されている様子を見た僕は、すぐに審判長のもとへ行き話を伺ってみると、「既に礼を終えている敗者に対して、勝った相手が深々と礼を下げ続けている様子は慇懃無礼。ただただ、礼が長いことが、マナーが良いということにはつながらない」という旨の説明を受けた。
その後、勝ち残っている選手たちにはすぐにこの事を告げて、礼を長くしすぎないことと、その理由や審判長の考えを説明し、次の試合から変える様に指導した。だけど……もう体に染み付いてしまっているんでしょうね。一部の生徒は、その後も今まで通り長々と礼をしていました(笑)
選手たちが礼を長々とし始めたとき、僕自身もこの例の長さに戸惑っていたのだが、周りの選手たち全員が同じように長い礼をするようになっていたので、いつの間にか違和感を感じなくなっていた。そして、礼の長さの不均衡による慇懃無礼な様に気が付いていませんでした。
現在の競技かるた界は、競技規程の改正が行われるなど、ひとつの変革の時を迎えていると思います。そんな中、競技規程や競技会規程ではっきりと明文化されていない事象に関しては、地域や人によって「何が正しいのか」という解釈が違ってくるのは仕方のないことでしょう。
今回の件に関して言えば、「礼節」についての捉え方の違いによる問題でしたが、みんなが「礼を重んじよう」という意識を持って競技に取り組めば、「競技かるたにとっての、最高の礼の形」というものが段々と出来上がってくるのではないだろうか。
それが、いつになるのかは分からない。だけど、そんな日がきっと来ると思う。
あ、最後にひとつ。B級決勝戦の終盤に、審判に付くように依頼されましたが、お引き受けすることが出来ずに申し訳ありませんでした。僕は、全日協に登録していませんからね(汗)
2008年9月から適用の競技会規程について
さて……お次は競技会規程についてです。競技会規程では、練習ではあまり関係ないけど大会で必要になってくる知識が書かれてあります。
では、今回は競技会規程について、僕が気になった点や大事だと思った点を羅列していこうと思います。
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2008年9月から適用の競技規程細則について
2008年9月以降の公認大会で適用される新しい競技規程……ようやく見ることが出来たので、競技規程について書いていこうと思います。
まず……何で公式サイトの会員用ページじゃないと見られないの?おかしいよね。だって、DE級の公認大会でも適用されるのに、会員でない選手たちは新しい競技規程の詳細を知ることなく大会に参加しなければいけないのです。さっさと全体に公開して欲しいです。なんか気に食わない。
そんな中、『競技規程』『競技規程細則』『競技会規程』を見てみましたが、競技者たちが目を通しておくべきは、内容の薄い競技規程ではなく、解説をベースに記述された競技規程細則と競技会規程です。では、今回は競技規程細則について、僕が気になった点や大事だと思った点を羅列していこうと思います。
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『畳の上の甲子園』なんて初めて聞いたぞ
第30回高校選手権個人戦A級優勝、団体戦準優勝を成し遂げた、富士高校百人一首部の取材記事です。記事によると、彼らからは、
「チームワークで勝ち上がることができた」「つらいときも仲間が応援してくれた」「優勝を狙って出場したので悔しかったが、周りに声を掛け合い、団体としてこれだけの結果が残せた」
などの言葉が。今まで一緒に練習してきた最高の仲間たちと、最高の場所でやる団体戦は素晴らしいものですよね。やはり、審判が「うるさい!団体戦は個人戦なんだよ!」と団体戦の試合中にいきなり怒鳴りつけて声かけを止めさせるのは、そういった高校生たちの想いをぶち壊しにする最悪な発言だなと、改めて思うのでありました。
てか、『畳の上の甲子園』という代名詞は初めて聞きました。『かるた甲子園』はよく聞くけど……畳の上に甲子園球場がある状況を想像してしまいました(笑)
高校選手権での不満8【すべては高校生のために!】
さてと……高校選手権での不満が冗長になってきたので、そろそろ終わりにしましょうかね。
今回、色々と不満を書き綴っていきましたが、実は高校生たちに対する不満はほとんどありませんでした。試合会場でうるさかったり、畳を叩きすぎて注意されるというシーンはありましたが、大学生や社会人も同様ですしね。今までに比べると、試合中のマナーや礼儀作法など、僕の目から見れば全体的に向上しているように感じました。また、会場の後片付けなどを積極的に手伝う姿などは見ていて清々しかったです。僕は団体戦で1試合ずっと見ていたのは、うちの高校を除けば、暁星、静岡東、鶴丸くらいのものでしたが、どの高校も素晴らしい試合をしていました。
高校選手権の主役は、やはり高校生たち自身だと思います。しかし、いつの間にか周りの大人たちが自分勝手な理想を押し付るようなことにはなっていませんか?高校生がかるたを楽しくやるために、周りの大人たちがしっかりとサポートしてあげ、間違ったところがあれば叱ってあげる……それで良いじゃないですか。間違っているかどうかも分からないことを、いきなり頭ごなしに怒らないでください。
審判が権力を盾にあまりにも好き勝手やっているので、これに対する抑止力が欲しいなと思いました。例えば、高校選手権終了後に各校に1部ずつアンケート用紙を配布し、そこに特定の審判に対する一定数以上のクレームがあれば、次回以降は高校選手権開催時の近江神宮立ち入り禁止……とかね。最高裁判所裁判官の国民審査の要領なんだけど、これはちょっとやりすぎかな(笑)しかし、未だに色んなことが発展途上のかるた界であるから、大会終了時(もしくは開催前)にアンケート用紙を配るのは良いことだと思うんですけどね。団体戦前日にちょっと会議を行うだけだと、それぞれの意見が集約されにくいですって。
あとは、『近江神宮じゃなくて違う場所で開催すれば?』という持論もあるんですが……これは現実的ではないから今回は詳しくは書きません。試合場所の限界と、会場によってルールが変わってしまう不平等さをなくすために、もっと大きな会場で同時に試合をして欲しいんですが……
まとめ
- 問題は高校生たちではなく大人たち
- 高校生たちの良いところもしっかりと見てあげましょう
- ルールで明文化されていないことで怒るな!注意したけりゃ明文化しとけ!
- 審判のやりたい放題状態をどうにかしなければ!
- アンケートを実施してみてはどうだろうか?
では、8回に渡って書いてきた『高校選手権での不満』を終わらせたいと思います。また何か思いついたら続きを書きますけどね(笑)この記事が、高校選手権が抱える問題を考えてもらえるきっかけとなることを祈ります。
高校選手権での不満7【個人戦は無言でやれだってさ】
個人戦の開会式のとき、競技場の注意として競技委員長の方から次のようなことがあった。
「味方に対する声かけはしてはいけません。ただし、自分を盛り上げるために、自分に対して声を出すのは良いです」
この言葉を聞いてホッとした。自分への声出しは禁止!とか言われたらどうしようかと思っていたから。で、いざ試合が始まってみると、試合中に声出しをしていた生徒が審判から注意を受けていた。
「周りの迷惑になるから、声は出さないでください」
えーーーーーっ!?審判!競技委員長のお言葉は完璧に無視ですか?開会式で認められ、また禁止事項とされていない行為に対して怒ってくる……もういい加減にしろよな。ただ、このようなアホな審判がいるであろう事は想定済みであったので、「どんなに納得いかないことがあっても、素直に言うことを聞いて謝っておくように」と指導しておいたので、生徒は反論せずに素直に謝って注意を聞いていたようです。競技規程に反するような悪いことは全然していないのにね!声出しがダメならダメと明記しておかなければいけないし、声が大きすぎるという理由で注意を受けてしまうのであれば、どのレベルまでが許されるのかを事前にはっきりさせておくべきだろう。
注意を受けた生徒は、束勝ちしそうな試合を負けそうになっていました。で、試合が終わって話しかけると、開口一番「あの審判め……」とつぶやいて怒っていた。審判からの声出し禁止の注意と、審判から何度も札を投げ渡される行為によって、さすがに冷静のままではいられなかったんでしょうね。すぐに次の試合が始まったので、僕は彼の気持ちを落ち着かせるような言葉をかけてあげることが出来なかった。勝ったから良かったものの、もし逆転負けしていたら、彼はあの試合をずっと悔やみ続けることになっていたかもしれない。
ちなみに、2008年7月現在の競技会規程には、『審判』の項目に次のような条項がある。
第22条 審判員は、競技者に不快の念を与える行為、進行の妨げとなる行為について注意を与える事ができる。
じゃあさ、審判が競技者に不快の念を与えるのはどうなの?周りで観戦している僕たちが審判を注意しちゃダメですかね(笑)
多分、声出しすることを咎めた審判は、高校生で自分より年下だからという理由で安易に注意できるのだろう。きっと、同じ行為を大人のA級選手がやっていたとしても注意しなかったに違いない。審判たちは、高校生たちを『ひとりの選手』として認識し、敬意を持って対応して欲しいです。
日本には、色んな競技やスポーツの高校生全国大会が存在するけれども、明文化されていないことについていきなり怒って怒鳴りつける審判なんて他にはないでしょう。高校生たちが尊敬できるような、まともな大人でいてくださいよ……
まとめ
- 声出し禁止?そんなの聞いたことねーよ!
- 競技委員長が認めたことを、たかが一審判が否定して良いのだろうか?
- 競技者に不快の念を与える審判を注意する権利が欲しい……
- 審判は、選手たちを下に見すぎている
高校選手権での不満6【審判によって違いすぎ】
団体戦決勝リーグが始まる前、他の高校の生徒たちと話しているときに、生徒同士の会話でこのようなものがあった。
*「去年、選評に『声かけが少ない』って書かれたから、今年はたくさん声かけしてるんですよ!」
*「ホント、横で聞いててうるさかったよ」
*「みんなで、『取ったよー!』って連発してたよね」
*「次も、頑張ろうねー」
その会話を聞きながら、「君たちの試合会場では、『うるさい!』と言って怒って注意する奴なんていなかったんだね」と思った。楽しそうに会話をする子たちを見ながら、うらやましいと感じてしまう自分がいた。
審判によって、また試合によって判断が違いすぎです。特に、競技規程や競技会規程に明記されていないことについての扱いが違いすぎます。ある審判はメチャクチャ激怒するのに、他の審判には何も言ってこない。ある試合では全く注意されなかったのに、次の試合では怒られる。いい加減統一しろよ!
特に、競技規程や競技会規程に明記されていないことで怒られるのが納得いかない。競技かるたが盛んに行われている地域では別に良いのかもしれないが、周りに指導者があまりいない地域の高校生たちは、先輩たちからの指導や明文化された資料を信じて練習するしかないわけです。そうやって頑張ってきた高校生たちが、大会本番まで信じてやってきたことを全否定されてしまう気持ちを考えてください!明文化されていない主観的な自分ルールを高校生たちに課すんじゃねーよ!
もちろん、高校選手権での審判の方がみんなそうだとは言いません。選手たちが自分の試合に集中できるよう、会場で騒がないように何度も注意したり、素晴らしい心遣いで対応してくれる審判たちがいらっしゃる事を知っています。だからこそ、みんながそのような素晴らしい審判でいてくれたらどんなに良いことかと思ってしまうわけです。
まとめ
- 競技規程や競技会規程に明記されていないことを、いきなり怒って注意してくるな!
- 注意したければ、競技規程やルールとしてしっかりと明記させること
- 審判たちの意思を統一して欲しい
- 会場や試合ごとに判定が違うので、選手たちが混乱してしまう恐れがある
- だけど、素晴らしい審判たちがいることも忘れてはいけない
高校選手権での不満5【審判が横に付くタイミング】
競技かるたをある程度やっている人であれば、大会の終盤になると横に審判が付くことがあるのは知っているだろう。しかし、どのタイミングで審判が付くべきなのか、どの位置に座って審判をすべきなのかは曖昧だと思う。もしかしたら、審判講習会などで説明はあっているのかもしれないが、競技者たちには全く情報が入っていない。
ある団体戦でのことだった。2番目と5番目で試合が続いている中、その2箇所に審判が付くことになった。「あれ?ちょっとタイミングが早くないか?」と疑問に思った。それに、同じ会場で試合をしている違うブロックの選手たちもまだ試合が続いているのに、そちらに審判が付く様子はなかった。もしかしたら、既に3勝してチームの勝利が決まっていた状態だったのかもしれないが、何か腑に落ちなかった。
2番目の試合に付いた審判は、読手に向くような形で3番目の選手の場所に座った。で、問題は次。5番目の試合に付いた審判は、読手に背を向ける形で4番目の場所に座った。いやいや……何でそこに座っちゃうの!?5番目の奥には座るスペースがちゃんと空いてるじゃん!わざわざ早いタイミングで、読手に背を向けて、他の選手たちが観戦しづらいように座る意味は全くないように思える。どう考えても、会場全体を見渡せるように読手に向くような形で座るのが正解だろう。
わざわざ4番目の位置に邪魔するような形で座った理由として考えられるのは、「声かけをさせないようにわざとやった」「遠くの方まで歩くのが面倒だった」のどちらかだろう。主観的意見だが、僕は前者のようにしか思えなかった。幾度も選手たちを罵倒してきた審判が、団体戦の列に入り込むような形で審判に付くのは、無言のプレッシャーになっていたのではないだろうか。もし、それを意識してやっていたのであれば末恐ろしいですね。
まとめ
- 審判がどちらの方向に座るべきかをはっきりして欲しい
- 終盤になったという理由で審判が横に付くときには、同時に会場で試合をしている全員に対して付いて欲しい
高校選手権での不満4【声かけ禁止の団体戦】
団体戦を見ていて、本当に訳が分からなかった。審判の言うことを全て真に受けるのであれば、『団体戦では声かけ禁止』といっても過言ではないくらい厳しいものだった。
うちの高校の1回戦。声かけに関する注意は1度もなかった。ただ、その会場で試合をしていた4チームの中では1番声かけが多かったのは客観的事実として理解している。他の高校からは、相手がミスをしたときに「ラッキー!」や「ダブったぁ!」などの声出しがされていたが、特に注意されることもなく1回戦が終わった。
しかし、2回戦になるといきなり様相が変わった。序盤でいきなり審判から高校名を名指しで注意された。相手の誹謗中傷など、禁止事項に抵触して注意されたのであれば納得できるのだが、理由は「うるさい」という、競技規程や競技会規程に明記されていない主観極まりないものであり、そのまま矢継ぎ早に怒られた。「さっきから酷いよ!」「味方を見ている暇があったら自分の試合に集中しろ!」「団体戦はね、個人戦なんだよ!」だとさ。アホくせぇ!競技規程に明記されていない自分勝手な理想を、勝手に怒って押し付けるんじゃねーよ!
さらによく分からないのが、注意をするタイミング。何故1回戦の途中や2回戦が始まる前の空き時間に注意しなかったのだろうか?これは邪推になってしまうのだが、「審判ではない第3者が、審判に対して注意するように注文をつけた」「特定の高校をひいきする、もしくはつぶすためにやった」のどちらかではないかと思ってしまう。もしくは、単に性格が悪くて空気が読めない人なのか……
とにかく、その注意のあとは、うちの選手たちは明らかにしゅんとした様子であり、雰囲気が悪くて取り自体も悪くなっているのがはっきりと分かった。それを見ながら、「あー、審判の好き嫌いで特定のチームをつぶすことってできちゃうんだな」と思った。高校選手権団体戦では『威圧は禁止』と明記されているが、審判による威圧も禁止して欲しいものだ。あと、審判たちも選手宣誓で「競技規程、協議会規定に則り、正々堂々と審判の任務を遂行することを誓います」とか行って欲しいですね。好き勝手やりすぎだから。
本当はすぐさま立ち上がって抗議をしに行きたかった。しかし、そのことによって会場で試合をしている高校生たちの集中力を乱すということにはなって欲しくなかったので、じっと我慢し続けた。そして、しゅんとした状態から、少しずつ自分たちの団体戦を取り戻して戦っていく生徒たちを一生懸命応援するしかなかった。
すると、今度はまた審判が注意してきた。ある生徒が隣の生徒に対して「チャンス!」と言った。相手チームの選手がお手付きをしたのだろう。すると、すかさず審判が近くまでやってきた、「あのさぁ、『チャンス!』って味方に教えることになるから言っちゃダメでしょ!」
これはまた……初めて聞く理論ですね。つまり、隣の選手は相手がお手つきしたことに気が付いていないかもしれないから、『チャンス!』と言うことによって気付かせる可能性を排除したい……そういうことなのだろう。しかし、それを言い始めるとキリがないのではないだろうか?だって、その理論なら際どい取りのときの『ナイス!』という声かけすら、味方が札を取ったことを教える行為につながるから禁止になっちゃうんでしょ?でも、それに関しては全然注意しない……ほんと主観的な意見を押し付ける自分勝手な審判だこと。
もちろん、「審判のせいで負けてしまった」などとは言いたくないし、絶対に言うつもりはない。負けたのは、そのときの力が相手チームの方が上回っていたから……ただそれだけだ。
だけど……あんなに酷いと言いたくなっちゃうよね……だってさ……全チームに同じように厳しく注意しているのであれば分かるんだけど、うちのチームが負けた後の団体戦を見てみると、やたらと注意していた審判は全然試合を見ずにずっと居眠りしているんだよね!はぁ!?なにそれ!?あ、なるほど、そういうことですか。つまり、「うるさい」という訳の分からない理由で怒って注意してきた理由は、自分が居眠りしたいのに声かけがうるさくて眠れなかったからですね!試合中に審判が居眠りし続けるという、貴重な時間の邪魔をしてどうもすみませんでした。
まとめ
- 何を根拠に「うるさい!」と言って怒鳴りつけたの?あんたの方がうるさいよ!
- 審判は、自分の主観的意見を押し付けないで欲しい
- 「団体戦は個人戦」?意味が分からないんだけど
- 審判からの威圧も禁止にしましょう!
- 「チャンス!」って周りから声かけするのは禁止なの?違うよね?はっきりしろよ!
- 審判が試合中にずっと居眠りしてるんじゃねーーーー!
高校選手権での不満3【選手と外部の係わり合い】
これは、別に高校選手権に対する不満ではないのだがついでに書いておきます。あるチームの団体戦を見ているときのことだった。5番目の選手が、4番目の選手に何かを手渡していた。よく見てみると、それはいくつかの濡れタオルだった。4番目の選手は自分の分をひとつ確保すると残りを3番目の選手へと渡した。
僕はそれを見て、「なるほど……そういう手もあるのか!」と感心した。確かに、このような行為を禁止するような規定は全く明記されていませんからね。暑い中、選手たちにしっかりと集中してやってもらうために考え出された良い作戦だなと思いました。
しかし、気になったのがその濡れタオルの出所だ。次の試合で濡れタオルをチェックしてみると、試合の初めには競技場所のどこにも置かれていなかった。しかし、中盤に差し掛かった頃、そのチームと同じ高校の生徒が濡れタオルをそっと5番目に座っている選手の近くへと置いた。なるほど……そういうことだったのか!試合中に外部から渡されていたのか!
ちなみに、この行為に関しては審判から何もお咎めがありませんでした。まぁ、競技規程に何もかかれていないんだから、注意する方がおかしいと思うんだけどね。だけど、ふと思ったのが、「外部と競技者の間で物の受け渡すことは、どこまで許されるのだろう?」ということだった。
今回、濡れタオルについては審判からの注意はなかった(もしくは見て見ぬフリをした)のだが、例えば「試合のアドバイスや、札合わせについてのメモ紙」が渡された場合はどうでしょうか?多分、注意を受けちゃうよね。同じように競技規程に明記されていない行為だというのに、その場にいる審判の主観的判断で処理されちゃうわけです。競技規程が曖昧すぎるって、やっぱり嫌だなー。以前、試合中に周り置いて良いものを考えてみたのだが(2008-05-03 競技かるたの試合中に周りに置いて良いもの)、これと同じように選手と外部で受け渡しについてもルールで決めておいた方が良いのかもね。
まとめ
- やはり、競技規程が曖昧で少なすぎるのが問題だ
- 競技規程の不足分は、高校選手権独自のルールとして補って欲しい
- 競技規程に明記されていないことが行われた場合、いきなり審判が注意すべきではないと思う
- 試合中に濡れタオルを渡すってナイス作戦だよね。だけど、同じ事を他の大会でやって許されるかどうかは不明