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僕と大山札 その3
大学のサークル練習日のことだった。その日は休日練習であり、珍しく県外からA級選手も参加されていて、僕はさっそくその方と対戦することになった。
そのときの大山札の場所は、僕の上段中央に『あさぼらけ』と『わたのはら』が単独で2枚ある状態だった。試合が始まると、序盤でさっそく『あさぼらけ』の出札が読まれ、僕は札を囲って決まり字と同時に指先で手前に払って札を取った。
すると、対戦相手の方は、「なるほど……そうきますか……」と感想を述べて何かを考えているようだった。おそらく、この僕の取り方に対して『わたのはら』をどのようにして取ろうかと考えているに違いない。相手がどのように対処してくるかを楽しみにしながら、『わたのはら』が読まれるのを待った。
そして、そのときが来た。『わた……』と読まれたときに、さっきと同じように札を囲いにかかったのだが……相手の手が僕を襲ってきた!囲おうとしていた僕の手は相手の手に押されて力強く押し戻され、最初に構えていた手の位置まで戻されてしまった。
手を押し戻されることを予想していなかった僕は、全く対処できずに、決まり字が読まれた後に相手にゆっくりとで札を取られてしまった。あっけに取られていると、僕が何も言い出さないうちに、「囲っている手をどかしてはいけないというルールはありませんから」と言いながら、笑顔で札を送ってきた。うーん……まさか、こういう技で大山札を取られるとは(汗)
試合が終わった後は大山札の話になり、相手に札を囲われたときの対処法を聞くことが出来た。そして、その方は囲った手を真上に持ち上げる技……名付けて『ショベルカー』という必殺技を持っていることを教えてもらい、この日から僕はこの技を習得しようと練習に励んだ。
しかし、この技を習得するのは思ったよりも難しかった。普段札を払うときと違って手のひらを上に向ける必要があるし、相手が必ず札を囲ってくるとは限らない。だから、普段は自分から大山札を囲いに行き、相手が札を囲ったときに臨機応変に対処することが必要だった。初めのうちは、相手が囲ってもいないのに、相手の囲った手を持ち上げようと待ち構えてしまうことも多かったのだが、変にこの技に対する意識に重きをおかず、技の動きのイメージだけを心の片隅に置いておくようにした。
数ヵ月後……いつの間にか技が完成していた。見せてもらった必殺技『ショベルカー』とは動きは違うが、相手が札を囲ったときにその手を払うようにして持ち上げる臨機応変さが身についていた。そして、この技を僕は『囲い手崩し』と呼ぶようにし、それからは全く意識せずにこの技が使えるようになっていた。この技の利点はというと、
- 相手が囲ったときにだけ発動し、囲わないときには自分の理想の形で札を取りにいける
- 成功したときは、相手に与える精神的ダメージが高い
- 相手が焦ってお手つきをしやすくなる
- なんか楽しい
こうして、僕の大山札に対する技や意識の基盤が築かれたのであった。ちなみに、このときはまだ僕は初段くらいだったと思います。
<つづく>
僕と大山札 その2
僕が大山札の定位置を全て上段中央にするようになって、色々とこの配置の利点が見えてきた。
- 別れ札のときに、相手陣を攻めてから戻りやすい(その分相手も攻めやすいけど……)
- 別れ札のときに、自陣を囲ってから相手陣を攻めやすい(相手に先に囲われるリスクも高いけど……)
- 相手が必要以上に大山札を意識してしまうことがある
- 僕はもともと苦手な札なので、あっさり取られてもダメージが低い
- 自陣の札の多さやバランスに拘らず、置く場所が変化しない
確かに、どれも絶対的な利点ではないのだが、今まで全然大山札が取れていなかった僕から見れば、相対的にかなりの利点であった。
その後、僕は高校を卒業して大学になってかるたを続けたのだが、ある日のかるた合宿で試合が終わった後に、対戦相手の方に「大山札は全部上段の真ん中に置いてるの?」と聞かれた。「そうですけど……」と答えると、「『きみがため』は、他の大山札と性質が違うから場所を変えたほうが良いんじゃないかな」と提案された。
その意味が瞬時には理解できなかったので、どういうことなのかとたずねると、『あさぼらけ』は16枚ある『あ札』の中の2枚、『わたのはら』は7枚ある『わ札』の中の2枚であり、一音目が読まれた瞬間に大山札へと反応することは少ない。しかし、『きみがため』は3枚ある『き札』の中の2枚であるため、一音目で反応されやすい上に、一音目で取る事も多い。
言われて見れば最もな話であり、おそらく試合を重ねていくうちに感覚的には理解していたことなのだが、僕はそれを意識的には理解しておらず、大山札はどれも同じような意識でとらえていたように思える。
普段は、どんなに強い人から受けたアドバイスであっても、自分が納得しなければ全く実践しようとは思わないのだが、このときはすぐにそのアドバイスを実践することにした。そして、『きみがため』の新しい定位置は右中段の一番外側。理由は、『きり』の札がその場所であったために『き札』があっても違和感がなかったということと、一番端に置くことにより札の場所を変動させないようにしたい、ということがあった。
そして、『きみがため』の囲い方は、今まで前方に手を出して囲っていたのを、右側に手を出して囲うように変化させただけ。ただ、普通に囲うと札の上側から入られやすくなってしまうので、札の上側が見えないように囲う。そして、このように端の札に対して、指先を触れるようにして囲うやり方には利点があり、相手が出札に触らずに札押しで払ってくるような場合に、競技線から出札が完全に出てしまう前に、囲っている手に出札が触れるので、相手の取りにならずに自分の取りになる……ということも、この合宿のときに学んだ。
このようにして、僕の大山札の定位置は『上段中央』と『右中段端』へと決まったのであった。しかし、まだ話はこれで終わりではなく、僕が大山札を語る上で忘れることの出来ない試合があるんですよね……
<つづく>
僕と大山札 その1
以前、このブログで自分の定位置をさらけ出してしまった(2007-10-04 僕の自陣の配置を教えます)ので、今更隠す必要なんてないわけだが、僕の大山札の定位置は『上段中央』と『右中段端』だ。では、どうしてこのような定位置になったのかという思い出話でもしてみようかと思います。
僕は、もともと大山札が一番嫌いだった。かるたを始めたばかりの初心者で、大山札が得意だという人はまれだと思うのだが、相手陣の大山札が出たら相手が取るのを見つめるだけで、自陣が読まれても囲えずに取られるか、囲えたとしてもあっさり下に入られ取られていた。ちなみに、僕がかるたを始めたばかりのときの大山札の定位置は、右下段の内側あたりに『あさぼらけ』『きみがため』、左下段の内側あたりに『わたのはら』を置くようになっていた。これは自分で決めた配置ではなく、当時既にA級選手だった同級生に僕の配置をつくってもらってこのようになっただけであり、大山札の配置を変えるべきかな……と思いつつも、手つかずの状態だった。
そんな高校2年の冬のある日、3年の先輩が部室に来て、帰る方向が一緒だった僕は部活後に自転車で一緒に帰ることになった。そして、「帰りにうちに寄ってみらんね?かるたの技ば教えてやるよ」と言われ、お家にお邪魔して畳のある部屋へあがらせてもらった。
そこは、こざっぱりとした部屋で、もしかして先輩はこの部屋でかるたの練習をしていたのだろうか……と思っていると、札を並べていた先輩が、「何が一番苦手ね?」と聞いてきた。僕が「大山札が苦手なんですよね……」と即答すると、「じゃあ、上段の真ん中に置きなっせ」とこちらも即答(笑)どうやら、先輩の大山札の定位置が『上段中央』であったらしく、その場所に大山札を置くことを薦められた。
そして、先輩に読みをしてもらいながら、上段中央に置いて大山札を囲って取る練習をやってみた。囲い方は単純に、人差し指・中指・薬指あたりを畳に触れるようにしながら手で覆うという方法。ただ、取るときにはそのまま上から押さえつけるのではなく、指先で手前に弾くようにする方が良いとのことだった。他にも、相手陣を攻めながら相手の手にわざとぶつかって決まり字前に大山札に触れる技や、相手も上段中央に大山札を置いたときの対処法、相手に囲われたときの入り方などを教えてもらった。
この時から、僕の大山札に対する苦手意識がなくなり、むしろ「この技を試してみたい」という気持ちから、好きな札になってしまった。今思えば、『札を暗記して反応した札を思いっきり払い飛ばすだけ』というスタイルだった僕に、『考えて取る』というエッセンスを加えてくれたのは、この先輩だったのかもしれない。この日から、僕の上段中央には『きみがため』『あさぼらけ』『わたのはら』の大山札が置かれることになった。
<つづく>
競技かるたにおける定石 その2
というわけで、昨日の記事(2007-10-05 競技かるたにおける定石 その1)の続きです。読んでいない方は、まずこちらを先にご覧ください。5パターンの場合をそれぞれ考えていく前に、このときの状況を考えてみます。
3枚vs1枚で負けている状態で相手陣を抜く……そうすると、次は2枚vs1枚の状態になるのだが、このときの送り札の最高の答えは、『最後まで読まれない札を相手陣に送る』ということになると思う。ここまで札の枚数が少なくなってくると、自陣が読まれた方が圧倒的に有利に札を取れる。最後まで読まれない札が自陣にある確率は約67%であり、相手陣にある確率は約33%。つまり、約33%の確率で2枚連続で自陣の方が読まれるということになり、これは試合に勝つ確率と近い値になるように思える。終盤においては、この勝率が下がってしまわないような(できれば上がるような)送りを心がけるべきだろう。
パターン1:あさぼらけあ、か(く)、おお(え)
この場合、僕だったら『あさぼらけあ』を送ります。大山札を自陣に残しておくのは怖いです。お手つきがあるし、どんなに早く囲ったとしても相手に取られる可能性がある。それを考えると、自陣の右下段に『か(く)』と『おお(え)』を固めて置いてそこに集中して、相手陣の『あさぼらけあ』は意識少なめに覚えておく(札が読まれた瞬間に、間違って相手陣方向に手が出ることが絶対にない程度の暗記)のが僕には合ってそうだ。
パターン2:わたのはらや、わたのはらこ、せ
正直迷いますね。この試合でのお互いのS音の反応と、残りのS音がどれくらいあるかによって決めるかもしれません。どれを送っても間違いではなさそうだ。『わたのはら』のどちらかを送って友札を分けた場合は、6字目まで聞いて取ろうだなんて思いません。『わ(た)』で決まり字前に思いっきり自陣を払います。普段は、別れ札を決まり字前で払うのはご法度なのだが、相手陣が残り1枚の場合は話が別。ダブになろうが関係ないので、決まり字前に払って確実に50%の確率で出札を自分のものにすることが大切だと思う。別れ札の相手陣を攻めて取っても確率は同じ50%だから、『せ』の守り損じが無いように、2枚とも右下段にくっつけて『わ(た)』を守りに行きます。このとき、自分は決まり字前に払う技が使えるが、相手はダブで逆転負けというリスクがあるので決まり字前に払いに行けません。
また、『せ』を送って自陣に『わたのはら』を2枚にした場合は、右下段に2枚くっつけて置きます。残り数枚の状況では、自陣の友札は離して置くべきではありません。どんなに聞き分けがうまくても、もしくは素早い渡り手が出来たとしても、相手が友札の一方のみを狙ってきたら、取られる可能性が高まってしまうからね。
パターン3:は(なの)、ふ、む
問題はH音を分けるかどうか迷う。H音の2枚を自陣に残すパターンが1番楽ではあるけど、それは相手にとっても同じこと。このパターンの場合も、その時のお互いの反応と空札の残り具合で決めます。
パターン4:あい、おと、ちは
僕だったら『ちは』を送ります。何故かというと、この札だけ子音で始まるから。子音で始まる札が自陣にある場合、相手が子音で反応して自分が反応できなかった場合が怖い。自陣の優位性(場所が近い、同時の場合は自分の取り)を上回って相手の取りになってしまう可能性が出てくるのだが、母音で始まる札の場合はそのようなことが無いのでちょっぴり安心なのだ。要するに、『子音で始める札は、母音で始まる札よりも、相手と自分の1字目の反応の差が生じやすい』という事です。
パターン5:なにわが、なにわえ、なにし
このような状況になることは、滅多に無いよなぁ……確率的を計算すると「97P47×3P3÷100P50」で約0.0006%くらいなんじゃないかな。自分が出ないと思った札を送って、他の『な札』の空札に注意するだけです。
以上、これが僕の考え方でした。もちろん、これが絶対的に正しい送りだと言うつもりは毛頭ありません。人それぞれ性格やかるたのタイプが違うので、最高の送りというものも違ってくると思います。
今まで試合終盤で送りのことをあまり意識していなかった人たちが、この記事を見る事によって色んな事を考え、それがかるたの上達へとつながってくれたら幸いです。
僕と似ている人はいますか?
競技かるたをやっている人限定ですが……ちょっとしたテスト。以下の20項目のうちいくつ該当するか数えてみてください。
- 払い手で飛ばした札がふすまに刺さったことがある
- 大会の試合中に足がつって、対戦相手に心配されたことがある
- ジャージのひざの部分が破れたらつぎはぎをする
- 一字札より大山札の方が好きだ
- お手つきすると、ついつい叫んでしまう
- お手つき10回以上することが珍しくない
- 相手陣より自陣の札の方が好きだ
- かっこいい札の渡し方を練習したことがある
- 知らない人に「君の試合は見ていて面白かった」と褒められたことがある
- 大会で、真面目にやっているのにギャラリーに笑われたことがある
- 札を払った勢いで壁にぶつかったことがある
- 払い手で遠くまで札が飛んでいくと、ものすごく気持ちが良い
- 周りで試合をしている人に、『近くだと危ない』という理由で嫌がられたことがある
- 大会の開会式はサボることが多い
- 必殺技を編み出そうとしている
- 試合前のあいさつで「お願いしました」と言ってしまったことがある
- かるたの対戦結果をすべて記録している
- ギャラリーが多い方が燃える
- 狭い場所で試合をするのが苦手だ
- 大会に行くときは、早く負けたときのための暇つぶしを用意している
以上。いくつ当てはまったでしょうか?これらの項目に該当した項目が多いほど僕と似たタイプということになります。光栄なことですね(笑)10個以上該当していれば、かなり僕と似たタイプだと思います……そんな人がいるかどうかは知らないけど(汗)
運命戦で大山札の別れ札
- 対B級 ×1 お手6
- 対B級 ○11 お手2
これから高校総文祭が終わるまでの間、高校生と対戦した場合の対戦相手の級は隠して書いていこうと思います。対戦結果も隠して欲しい場合はご連絡ください。
一試合目は、とにかく疲れた試合でした。序盤は凄く体が動いて反応できていたのだが、体調がまだ良くなっていないせいか、前半でバテてしまった。確か中盤あたりまでは勝っていたような気がするんだけど、終盤になったときには逆転されてしまっていた。
気がついたら「3-1」で負けている状態になっていたのだが、そのときの相手陣の札は『わたのはらこ』で、自陣は『わたのはらや』『み』『あき』。自陣を囲って取っていると、『み』と『あき』が読まれて運命戦。場に残っている札は大山札(6字決まりの札)という珍しい状況になった。僕の計算だと、このように運命戦のときに大山札の2枚が残る確率は約0.06%。もちろん、初めての体験だった。ドキドキしながら出札が読まれる瞬間を待った。
運命戦になって、空札が何枚か読まれた後にそのときは来た。『わた……』と読まれた瞬間、僕は相手陣の『わたのはらこ』を払った!どうせ確率は2分の1なので、決まり字を聞き終える前に払ってしまえというわけです。『わ』で払わなかったのは、決まり字整理が出来ていなかったからだけどね(笑)そして、上の句の続きをゆっくりと聞いた。
『……のはらやそしまかけて』
……うん、自陣が読まれちゃったね。しかし、実はまだ勝機は残っている。相手陣を払ったのにはちゃんと理由があって、『相手の送り忘れ』を期待しているのだ。自陣の『わたのはらや』が取られた時点は、『自陣0枚、相手陣1枚』の状態であり、札の送りが完了して初めて『自陣1枚、相手陣0枚』になる。だから、相手陣を払い飛ばしてしまえば、その札を相手が取りに行ってから送るのを忘れまま、例を終えて試合が完了してしまう可能性がある。まぁ、実際の大会でこのようなことが起きた場合は、審判長の裁量に委ねられるんだろうけどね。そんなことを思いながら、相手を見ていると、しっかりと札を送ってきました(笑)はい、負けー。
二試合目は、前半は相手があまり暗記が出来てなさそうだったので楽に取れたんだけど、中盤から後半にかけて粘られすぎた感じだったかな。
みんなといるときは結構元気にしてたんだけど、帰りの運転のときは凄くきつかった……帰ってから熱を測ると微熱。土日でなんとか体調を整えて、また一週間頑張ろうと思います。
また構えを変えてみる
今日は、久々に仕事が休みだった。何週間ぶりだろうか……ゆっくり寝ておこうと思ったらいつも通り6時半頃に目が覚めてしまった。何もすることがなかったので、あやとりやお手玉やけん玉をやった。たまにやると面白いんだよねー。
で、お昼までは忙しくて全然出来ていなかった用を色々と済ませてかるたの練習に行った。今日は、日本の遊びばかりやってるね(笑)
- 対B級 ○14 お手2
- 対A級 ×4 お手6
- 対B級 ○18 お手0
- 対B級 ○7 お手6
一試合目は、試合途中に構えを変えてみた。と言うのも、僕は去年の夏に膝を故障してから負担をかけない構え(左ひざを後ろに下げる特殊なやつ)に変えていたのだが、気持ち良く払える札が以前より減ってしまったので、膝を故障する以前の構えに戻してみたのだった。競技線から膝までの距離や左手の位置を確認しながら読みに集中。多少、払い方が変になっている部分があるみたいなんで、そのうち払い手の練習をやっておかなきゃいけないかも。
二試合目は、初めて試合をする先輩と。気が付いたら25-17くらいになってました(汗)それから、頑張って5-5まで持っていったんだけど、そこからが弱くて負けちゃいました。
三試合目は、久々にお手つき0だった。某先輩に「明日は雨だな……」と言われてしまった(笑)変えた構えに慣れてきた感じだったが、左側の札に反応した瞬間に左足先が寝てしまう癖を直したいなぁ……
四試合目は、一字札が全部場にあった(涙)全部相手陣に送りつけてやろうかとも思ったが、すぐに送り返されて暗記しづらくなるのが嫌なのでおとなしくしときました。この試合の反省点は、大山札で2回もお手つきしちゃったことかな。僕の大山札に対する意識は「自分はお手つきせずに、相手にお手つきさせる」ということなので、これじゃダメですね……
今日は、構えを以前のものに戻して四試合やったのだが、やはり膝への負担が大きいのか、三試合目あたりから結構膝が痛かった。だけど、最近はあまりかるたの練習は出来ないんだし、しばらくは構えを戻してやってみようと思います。さっそく、明日の宇佐大会で実践してきます。
大牟田合宿二日目
前日の雑談会は2時半でお開きとなり、起きたのは6時半だった。いつもの合宿と比べるとちゃんと睡眠が取れたほうかな。で、ご飯を食べて試合開始。
- 対C級 ○1 お手8
- 対A級 ×6 お手4
- 対C級 ○13 お手1
- 対C級 ○10 お手2
一試合目は……鼻水が出まくりでかなりきつかった↓↓試合中にポケットティッシュ4つ使い果たしちゃいました(笑)だけど、暗記時間中に鼻炎薬を飲んでおいたおかげで、後半は鼻水もあまり出なくなって、何とか勝つことが出来た。
二試合目は、前半に相手のお手つきなどのミスでリードしていたのだが、中盤以降にじわじわと差を詰められて負けてしまった。この方を相手に大山札を取るのは至難の業だと再認識させられました(笑)試合後に振り返ってみると、一試合目のときに体調が悪かったことが原因で、知らない間に構えが後ろに下がっていたような気がする。相手陣下段がかなり遠く感じたのは、実際に遠かったからなのかなと思った。
三試合目は、二試合目の反省を生かして、頭を競技線ぎりぎりまで出すことと、昨日悪かった左側の取りを良くする事を心がけて試合を行った。左側の取りが悪かったのは、反応した瞬間に左側に体重がかかってしまっていたからだったので、右ひざや立てた足先に力を入れることで無理やり矯正してみた。多分、少しはマシになった……ような気がした。
四試合目は、可もなく不可もなくといった感じだった。ただ、やっぱり四試合目ともなると暗記が全然入らないもんだね……札を送られたときに「え?こんな札あったっけ?」ということがあった。まぁ、僕は全体的にぼやけて暗記するくらいなら、絞って一部を暗記した方が良いという考えなので、別に気にしないけどねー(笑)
と、いうわけで合宿はおしまい。毎年参加させてもらっているこの大牟田合宿だが、来年からは隔年開催など合宿開催が縮小される見込みらしい。理由のひとつに、今まで行われていなかった九州かるた協会主催の練習会が定期的に開かれるようになったことがあるようだ。僕は、他県協の人間なので口出しできる立場ではないのだが、隔年開催でも良いのでこれからもずっとこの合宿を続けていって欲しいなー、と思うのでありました。
第34回宇佐大会
宇佐大会A級に出場してきた。開会式前に、現名人と現クイーンの姿を見たときには「ついに2人の対決が見れるのかっ!?」と期待したが、名人は大会には参加されませんでした↓↓本人たちがどのように思っているかは分かりませんが、きっとみんな2人の対決を心待ちにしているだろうなー。で、今日の僕の結果は、
- 一試合目 ×4 お手3
ここ数日の練習結果と比べると上出来な結果に見えるかもしれませんが、納得のいく試合が出来なかった。昨日微調整したおかげで変な癖はあまり出なくなったのだが、所詮付け焼き刃。お手つきをした3枚は、単独大山札、一字札、上段ひっかけと、普段僕があまりしないタイプのお手つきばかりをしてしまった。相変わらず取り方が下手だーっ!!
しかし、最近全く出来ていなかった『集中した試合』というのが久しぶりに出来た気がする。だけど、すぐに「あっ!今集中しているなー。いい感じだ♪」と思った瞬間に集中が途切れてしまうという……(笑)
まぁ、でも昨日つくった目標である『自分には負けない!』は達成できた(と思う)し、ちょっとずつ悪いところが直ってきているみたいだからよしとしておこう。来週は鹿児島大会……それまで練習する機会がなさそうだけど、最近の悪い流れは断ち切った気がするので、やれるだけやってみようかな。
県協練習会【2005年9月】
キャンプ2日目、車の中での目覚め。案外寝心地は良かった。朝ごはんを食べてお昼前に解散。結構疲れたけれども心は安らぎました♪
で、今日は県協練習日だったので三試合目に間に合うように車を飛ばして練習場所へ。行ってみると珍しく人が多い。これがいつまで続くことやら……(苦笑)で、結果は、
- 対B級 ○11 お手0
- 対B級 ×5 お手6
昨日に引き続き、左ひじを曲げないこと。それと右ひじを低くして取りに行く事を意識して試合をした。一試合目は珍しくお手つき0。「わたのはらや」を「わた」で払ってしまったのはご愛嬌(笑)札の順番まで上手く暗記できなかったので、段単位で暗記を行って結構内側から払う札が多かった。練習なんだから、妥協せずに順番までしっかり覚えて出札から触らなきゃなぁ……
二試合目は、結構頑張ったんだけど負けちゃいました。試合の終盤で、一字目の子音の聞き分けをミスってたのがダメだった。微妙に集中が途切れてたのかなー?久し振りに大山札で囲い手崩しを使ってお手つき誘発を決めることが出来たし、結構面白い試合ではありました。
最後にひとつ。今日は人数が多い練習だったわけですが、みんな手を上げるのが下手だなーと思った。そもそも手を上げるのは、読み手に対して『申し訳ありませんが、今ここは次の札が読まれる準備が出来ていないんで待っていてくれませんか?』という意味があるのだ(と僕は思っている)だから、適当に手を真横に上げたところで見えないわけですよ。しっかり、読み手に見えるように手を上げるようにしましょう。ちなみに、僕の場合は『手のひらを読み手の方に向ける』ということを意識して手を上げています。
『キョーギカルタの女』の感想
以前日記で書いた(2005-08-13 キョーギカルタの女)、月刊少年シリウス9月号掲載の読みきりマンガ『キョーギカルタの女』の感想です。
ネタバレもあるので、これから見る予定の方は見ないほうがいいかもしれません。まぁ、最後のオチ以外はネタバレしても大丈夫な気がしますが……
まずは、僕が記憶している範囲でのあら探しをしてみました。実際の競技かるたと違うところを探してみると、
クイーン決定戦が西日本代表vs東日本代表で行われている
確かに西日本代表vs東日本代表の試合は行われるのですが、クイーン戦はその試合の勝者と現在のクイーンが3試合を行い、先に2勝した方がクイーンとなります。
読み手が座っている
読み手は立ってから歌を読みます。
大山札を伸ばして読んでいる
『あさぼらけーう』と読んでいるように見えましたけど、これは実際にありえることですね(笑)
ダブったときの解釈が違う
マンガ中ではどのタイプのダブかは判断できませんが、ダブった場合相手との枚数差は3枚差になるはずなのに2枚差となっています。
札を見まちがえてお手つきをする
競技かるた経験者は、札がどこにあるかをすべて暗記しているために、取るときに見まちがえてお手つきをすることはまずありません。
札をたくさん飛ばしているのに、出札はきっちり手に持っている
どういう払い方をしているんだろう?払い手で札を取るのなら、出札を直接払う取り方をするはずです。
運命戦で、お互い上段中央に札を置く
普通はやりません。危ないし非効率的。だからあんなことになるんだよ(笑)
とりあえず、覚えているのはこれくらいです。全体的な感想としては、札が読まれてから札を取りに行く構図や、札を取った後にしゃべるシーンなどは違和感なく読めました。このマンガは、競技かるたとしてありえない事ばかり書かれていますが、今後このような競技かるたを題材にしたマンガが増えてくれるとうれしいです。
また、やっちまった……
出札を取り忘れてしまった……何やってるんだろうね。一応A級なんだからしっかりしなきゃなぁ……今日の練習結果は、
- 対D級 ○12 お手4
- 対D級 ○21 お手1
試合前に、払い手の練習をしているときに気がついたのだが、どうも最近構えたときの膝の位置が後ろ過ぎていたようだ。道理で相手陣が全然取れないわけだ……どのくらいが僕にとってちょうどいい膝の位置かは忘れたけど、とりあえず手を広げたときの横幅くらいの距離を開けて構えるようにした。でも、やっぱり払いの調子は変で、空振りしてしまうことが多かった……
そして、二試合目が終わった後にアドバイスをしていて、
「何か聞きたいことがない?」
ときいてみた。すると、
「6字札は、どうして大山札って言うのでしょう?」
と言う質問が返ってきた……予想外の質問だ(笑)……いや、でも何でだろう?僕にもよく分かんないや。
かるた中の僕の癖
僕がかるたのときによくやっていることや、癖でどんなことがあるかを考えてみた。
- 暗記時間中、絶対に一度席を立つ
- 暗記時間中、伸脚運動をする
- 上段中央に大山札や一字札を置いたりする
- 流れが悪いとき、大きく深呼吸をする
- 囲い手をされたらその手を払う
- 相手陣左に札がなくなったら構えが変わる
- リズムに乗りたいとき、取った札を軽く上に投げて取った後に後ろに置く
- お手つきしたら何かしら叫ぶ
- 空振りした後出札を取るときに、謝りながら取る
- 空札でも立ち上がることが多い
とりあえず思いついたのはこれくらい。この中でよく質問を受けるのが、大山札や一字札を何故上段中央に置くかということ。
大山札は元々苦手だった札で、某先輩に話してみたところ、「じゃあ、上段中央に置いてみたら?」と、言われてからやり始めた。
一字札は僕が一番苦手な札で、どうしても一字札のときに定位置に手が言ってしまう癖があった。その癖を直して少しでも前に手が行くようにと、上段中央に一字札を置くようになった。で、どうしても取りたいときなんかに右下段に置くようにしている。
まぁ、上に箇条書きしているやつは意識的にやっているものばっかりだけど、自分では分からない無意識のうちにやっている癖がまだまだあるんだろうなぁ……
決まり字が短くなった大山札はしっかり取ろう
久しぶりの熊大練習。結果は、
- 対C級 ○7 お手5
- 対A級 ×6 お手2
一試合目は前半にお手つきが集中し、いきなり「27-20」という状況に陥った。でもまぁ、いつものことなので気にせず頑張った。
この試合では、暗記時間中にあまり札の前での暗記をせずに、頭の中でイメトレをして覚えると言う方法をためしにやってみたが、別れ札の「ありあ」と「ありま」を逆に覚えるというミスを犯してしまった。おかげでダブったし、二枚とも取られちゃった。
二試合目は、前半は良かったのだが中盤以降じわじわと負けていった感じ。全体的に手を出すタイミングがワンテンポ遅かった気がする。おかげで3字以上の札は結構取れ、お手つきも少なかったが、あっさりと取られた2字札が何枚かあった。
あと、もったいないミスや空振りも多かった。一枚外側を払る、何故か札の上で止まる、空振りをする、が各2回ずつぐらいあった気がする。しかも全部自陣。こういったミスは極力減らさないと、いつまで経っても大会で勝利できないだろうな。
今日の反省
- 決まり字が短くなった大山札への反応が悪すぎ
- 相手陣右下段を払う時、少しためてから前に行っている気がする